みんな書いてるみたいだし、私も書いてみよっと。苦笑

外国人技能実習制度

中間報告書【最終案】における主な検討事項
https://www.jitco.or.jp/ja/news/article/25967/

分かっちゃいても、ろくに読まない方々のために?
ココ、要点だけ、10秒で読めますから、覗いてみてはいかがですか?

 
■技能実習制度に代わる、人材確保と人材育成を目的とする新たな制度の創設
■特定技能制度は制度の適正化を図り、引き続き活用
■新たな制度と特定技能制度の対象職種や分野の一致
■現行両制度の全ての職種や分野等並びに特定技能2号の対象分野の追加
■転籍制限の緩和
■監理団体及び登録支援機関の要件の厳格化
■日本語能力についての就労開始前の担保方策及び来日後の向上の仕組み作り

さて、一つづつ行きましょう。
長くならないよう、簡潔に。苦笑

■技能実習制度に代わる、人材確保と人材育成を目的とする新たな制度の創設

コレは、想定内から大きく外れていませんね。
技能実習制度は法で定められた制度。
特定技能制度は、現行上の在留資格に新設されただけの制度。
どちらも制定した以上、事実上の廃止やストップってのは、
国の仕組み上、難しい。
よって、双方を踏まえて、アウフヘーベンした新たな仕組みを創設し、
そこへ両制度とも集約させていくって流れなのでしょうね。
もちろん、どちらかの制度をリニューアルさせて、そこへもう片方の制度事業を融合させていくってのも、
実質同じ意味になります。

 
■特定技能制度は制度の適正化を図り、引き続き活用

上述通り、特定技能制度が素晴らしいかどうかは別にして、(苦笑)
受けの良い流れを作っていくってコトですかね。
技能実習ほど歴史がない分、残念な面が表面化していないだけなんですが。

■新たな制度と特定技能制度の対象職種や分野の一致

ココは官僚のお手並み拝見ですね。
前述通り、どちらかへ寄せて融合させていくか、
新たに枠組みを作って、そちらへ統合させていくか。
いずれにせよ、このどちらかしか手段はないと思われます。

■現行両制度の全ての職種や分野等並びに特定技能2号の対象分野の追加

ココはここ数年の流れを汲んでいますね。
つまり、長いコト、日本で労働に励んでくれる外国人の方々がいるなら、
ちゃんと国としてもその選択肢を作っておきましょうって意味ですか。

■転籍制限の緩和

ココは昔から問題視されてきた通り。
本質は縛りつけるものではないので、時代の温度感から、自由にしていくべきなのでしょう。
それで地方がダメになろうが、それは別問題として、
人をルールや仕組みで縛り付けるものではないって方へ傾く時代だってだけのこと。
1点、気になるのは、
奨学金的に縛っているのは、はたして違法なのかどうか。
この手法を肯定するのかどうか。
人材育成の観点から一定の制限を設けるのは致し方ない…ってよりもよほど強制的なんですけどね。
(なお、外国人側が自らルール(契約)をわかって決断して出稼ぎに来ている現実は問題視もされない時代ですね)
(もちろん、それで救われてる面があることも、当然、無視して良いって価値観の時代)

■監理団体及び登録支援機関の要件の厳格化

ココは問題ですね。
有識者の方も発言がありましたが、
厳罰化すれば、現状の問題がなくなるってわけではありませんから。
ただし、しないよりは、よほどした方が良い。
つまり、残念な事態が減少する効果は一定数ありますからね。
=ついてこれる先は相当限られてくることでしょう。
それらは事実上の既得権益とさえなりそうです。
でも、これまた、時代の流れ、要請ですので、自然な結果です。

■日本語能力についての就労開始前の担保方策及び来日後の向上の仕組み作り

ラスト、この日本語能力については、
まあ、マジョリティ的にハードルを設ける流れって意味では、前述と同様です。
個人的には、関係ないと思っています。
学ぶ人は言われなくても学びます。
学ばない人財は、どこまでどれだけ同ルール化しても、学びません。
N4でもN5でも、合格さえしたら、その後は能力が提言する人も少なくありません。
日本語は大事ですが、コレマタ、ないよりマシかつ、時代の要請といって良いでしょう。
(だって、今までの技能実習だって、別に大きな問題ではなくやってこれていますから)
(コレで諸問題が解決するなんて、業界人なら誰一人として思ってもいないコトでしょう)
(ただ、本当に、ないよりかは少しはマシなんじゃねって意味です)

 
あら、別に真新しいコトなんて実質ありませんね。笑

強いて言えば、最後の日本語の問題で、
N5でもハードルが明記されたら、送り出し機関側が大変になり、
結果、受入側が負担すべきコストが増大するって現実が待っている事でしょう。

結果、本質的にわかっている先では、
イチイチ言われずとも、しっかり取り組んでいるので、
軌道修正の範囲を確認していくだけのことです。

別に「廃止」だの、メディアやえらい肩書のコメンテーターの「批判」に、
いちいち反応する必要すらない。

ちゃんと見て、ちゃんと読んで、ちゃんと正しく理解、認識して、
前後策を講じて、少し方針をアレンジする程度のコトです。

振り回されず、振り回さずに、
引き続き、業界としての動向を見守っていきましょう。

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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