元法相が会長を務める
自由民主党、政務調査会、司法制度調査会。
現在の法務省が進めている有識者会議とは別ですが、
こんな記事が出てました。
おぉー…
技能実習制度「廃止も選択肢」 自民・古川司法制度会長
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2111T0R21C22A1000000/
一応、気軽に見える範囲以外は、
ココでのダイレクトな引用は控えますが、
「あらゆる制度には時間の流れとともに状況が変化し
実態との乖離(かいり)が出てくる部分がある。
外国人の受け入れの法整備も同様だ…
もう至極マトモなお話ですね。
世情の変化に応じて、
人々の価値観、考え方、さらには具体的な法文表現まで、
変わっていかなきゃ、悪法にさえなる。
この根底にあるのは、
「法といえど、現実にはかなわない…」
って事実。
官僚にも政治家にも、残念な人はいますが、
残念な人たちばかりなら、
この日本も、今の平和も、今日までの発展も、実現できていない。
それに、
現場の現実も、時間はかかっても伝わっているし、
十分かどうかは別にして、
現場にマッチしたルールにしていかないと、
当の役人たちが困ることになる。
行政コストも大きく取られる。
さて、そんなこんなで、
メディアが煽る、制度廃止?!アナウンス。
アナタはどんな心境になりますか?
・えー、せっかく頑張ってるのに、廃止になるの?
・これからどうやってメシ食っていけば?
・特定技能やってればよいの?
安直な方々は、こんな感じかなぁ。
でも、思慮深い方は、たぶん違う。
おそらくは、名前を変えて、位置づけを変えて、
技能実習と言わなくなるだけ…かもしれない。
その程度しか、受け止めてないと思う。
つか、そもそも廃止確定アナウンスじゃないし。苦笑
でも、送り出し国、送り出し機関は、噂として流布されるだろうから、
募集が若干、集めにくくなったりするのかな?
いつだって振り回されるのは、情報弱者。
思慮や配慮の浅い方々。
「安心してください!なくなりませんよ!」
なんてことは言わない。苦笑
ただただ、
「日本入門編…不慣れな若葉マークのステージ」は、
日本で問題なく働いていただきたいと思えば思うほど、
現実として必要な期間になります。
ソレを、「技能実習」というスタイルで対応しているのが今と今まで。
つまり、
制度趣旨を含め、建付けが変わるだけで、
今も昔も、求められてきた本質的な業務は、
何ら変わることはない。
一般的ともいえる、うがったヒネた見方をしても、
川上の利権やビジネススタイルが少し変わるだけで、
下々の我々は、
例えば、「監理団体職員」が、「登録支援機関スタッフ」に変わる程度。
現場で「求められてやまない人」は変わらない。
むしろ、その数は増える一方なのかもしれない。
経営側は大変ですね。
ある程度はキャッチアップして、
自身と抱える組織の方向性やスタイルの軌道修正の指揮を執らねばだから。
おそらく、本当の意味での「制度廃止」とは、
日本がくだらない国になって、
外国人の若者たちから、出稼ぎに来てくれる人がいなくなった時なんだと思う。
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