先日、監理費についての相談があったので、
色々お話してみたんですが、
一つ、言い忘れていたことがあったので、
ココに付け足しておきます。
今の時期、新規受入先など、ほぼないとは思いますが、
最近、U40向けにクローズドで質問や相談を受けていて、
直接、LIVEで毎晩しゃべってるんです。
しばらく世情に振り回されてるし、
レベルの高いプロの方々とばかりお話していたので、
初心に戻れて、新鮮です。笑
さて、
監理費3万円が高いか安いかは、受入先が判断すること。
そして、
3万円を、4万円でも安いと言わしめるためには、
どうすべきか。
日本全国を見ると、さすがに広くて、
2万円台はもちろん、5万円台まであろうかと。
で…いつも初心者が考えることですが、
監理費3万円は高い…って言われると、どうしたら良いのかわからない。
まず、フツーに『比較』して説明しましょう。
監理費が高いA組合(自団体?)と、
監理費が安いB組合との違い。
単純に一言では言えないけど、
当然ながら、安いところは安いなり。
高いところは高いなり…があります。
業務量は、これだけあります。
法的には、コレだけは最低限、やらねばなりません。
ただし、
現実的には、コレだけのことをケアしないと、
win4allをコストシュミレーション通りに全うできる確率は、
大きく下がります。
最低限のことをしてさえいれば、
コスパ通りに事が進むとは限りません。
コレは決してオーバースペックなどではなく、
必然的に今までにアチコチで起こってきたことです。
ソレらを過不足なく対応するために、コレだけかかります。
実際に、お金がかかるのは、こういう部分です。
A組合としては、ココにコレだけお金がかかるので、
3万円なんです。
B組合は、先に説明したコストをかけないから、
人件費を削っているから=訪問にすら来ないから、
安くなっています。
…コレが、オーソドックスなお話ですよね。
また、ワンプライスがほとんどかと思われますが。
良いか悪いかを別にして、
こういうやり方もあります。
Aコース:2万5千円
Bコース:3万円
Cコース:4万円
コレ、細かく書くとスペース足りないので、
ザックリと書きます。
Aコースは、基本最低限の監理指導しかしません。
自分たちで責任もって、日本語教育や書類作成、対応など行ってください。
例えば、雇用条件書の作成、就業規則の対象条項の記入など。
期日を設けて、いつまでに完成形を私に提出してください。
毎月、給与明細、タイムカードなど必要書類も期日までに提出してください。
期日を守れなかったら、Bコース以上に請求が切り替わります。
イレギュラートラブル時には、その都度、別途有償で実費頂戴します。
例えば、病院対応などの通訳など。
訪問も、1年目だけ月に一度、3カ月に一度の監査訪問のみです。
技能検定も、段取りは手配しますし、対策資料などもご案内しますので、
自社で連れて行き、検定対策を十分になさってください。
依頼に応じて手厚い支援を行いますが、都度別途となります。
…別途がどれだけあって、いくらになるかわかりません。
でも、ある意味、コレがイチバン非営利事業になります。
ご自分たちで様々解決していけば、組合依存もなくなり、
当然、外部にかけさせるコストは少なくなるので、安く済ませられます。
Bコース、標準的に監理指導します。
別に月に数度の訪問など問題ありません。
面接同行もします。
就業規則や36協定の更新などのアラートもします。
イレギュラートラブル時の対応も、特に問題ありません。
Cコース、フルサービスです。
在留中の日本語教育なども、定期的にフォローと管理を行います。
実習生以外の助成金などのご案内もします。
同一労働同一賃金含め、就業規則などをはじめ、
各種労使協定の不備などあれば、都度社労士の手配をお声がけします。
送り出し国と関係した、輸出入や現地進出による売上増加、仕入れ削減、事業拡大のお手伝いをいたします。
同じ受入先同士の意見交流の場へのご招待、
などなど、安心した受入に繋がる最大限のフォローアップをさせていただきます。
みたいな…
(けっこうテキトーに書いてるので、鵜呑みにしないようお気を付けください)
そう、受入先に、自ら、選ばせる。
その際の諸条件を明確にさせておく。
そして、見立てではC、もしくはBで行って、
Aまで行ければ安くできるという選択肢をインプットさせておく。
すると、自らの責任で、
安くできない=自分がBないしCと決めたとの頭になる。
後は、それぞれに、ABCをどうコース設定するか。
もっと言えば、
基本コース(必要条件)のみのワンプライスにして、
充実安心コース(十分条件)は、制度の枠外で対応しているような、
一見、それっていいの?的な対応をしているところも…。
2万5千円と3万円との違いは、36カ月計算で18万円×人数。
2万5千円と4万円との違いは、36カ月計算で54万円×人数。
お金はわかりやすいので、
この金額の違いを、どうやって説明すれば、
相手が納得するのかということ。
そう考えれば、
すごくわかりやすく言うと、
18万以上、いや54万以上の潜在逸失コストをカバーしているのはもちろん、
かけた分以上に、お金すら儲かると理解できれば、
納得しやすい。
何でもかんでもお金で計算してみると、
とても面白いし、良い勉強になるので、
特に初心者はやってみると良いと思います。
いつもながら、ズルい言い方ですけど、
良い悪いは言いません。
世には色んなやり方があるってことです。
大事なのは、必要十分といえる過不足ない現実に整えること。
ぶっちゃけ、金額の高い安いで選ぶものではないと、
理解できるかどうか。
理解してもらえるよう、どこまで上手に説明できるのかどうか。
その熱心に説明しているアナタが、いくらって言ってることに対して、
一生懸命に交渉をかけてくるならば、
お付き合いしないほうが良い先なのかもしれません。
まぁ、考え方の一つとして…ご参考まで。
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