できるものならば。苦笑
冒頭から痛烈な皮肉でスミマセン。汗
でも、コレ、真実です。
日本人を雇えないから、
外国人労働者を…
コレが今の根本的な現実です。
外国人労働者を受け入れている企業では、
この現実が一般的。
当然、
技人国など本気で高レベルな事業に臨んでいる先は除きます。
外国人労働者を雇えなくなったら、
どうしますか?
やってらんないから、事業を閉鎖しますか?
M&Aを考えて、事業ごと買ってくれる先を探しますか?
借入が未返済であれば、
せめて借入を相殺できるだけの金額を目指して、
いやいやあわよくば、借入を超えて、
自身が苦労して築いてきた事業に対する「おつり」を目指して、
高値をつけようとしますか?
今後の人生を考えれば、
お金はまだまだ入用でしょうし、
まさかすぐにもどこかでサラリーマンできる方ばかりじゃないでしょうから。
…でもね。
アナタのその事業は、ご自身が期待するほどの魅力は、
事業を買う側にとって、魅力的といえるものでしょうか。
そんなに魅力的だったら、むしろ自分で経営し続けていたほうが、
まぎれもなく良いのになぜ?と思うのが当然の疑問ではないでしょうか?
つまり、
潤沢に利益を上げ続けられる事業だからこそ、
そんな会社だからこそ、
買い手側に興味を抱かせることでしょう。
労働者を集められないような会社であれば、
お買い上げしたくなるような会社や投資家は、
なかなか見つからないのが当然です。
むしろ、
事業も安定して順調に推移している。
利益も底堅く稼げている。
労働者も労働意欲や意識が高い。
例えば、
自身が高齢でだったり、
自社内に後継者がいないであったり、
自社では今後労働者の確保がままならないなど、
先々を考えると、時代についていけないため、
現状には問題ないものの、
事業の引受先を探したい…
というような理由でもない限り、
借入金+αの値をつけるには、
とっても難しい問題なのでしょう。
つまり、
引くに引けない、辞めるに辞めれない、
自身でどうにかして解決していかねばならない問題に直面していくことになります。
あ、最近の入国緩和を検討しているといった記事に対して、
淡い期待を持っている方もいらっしゃいそうですが、
ぶっちゃけ、事はそんな簡単ではありません。
感染の少ないベトナムといえど、
残念ながら、今月来月、すぐにでも再開とはいかないと思われ、
十分ご注意くださいね。
法は止められないし、止まりませんので。
経営資源=リソースは、有限です。
今回の状況のように、
労働力の確保は、外国人労働者では賄いきれません。
であれば、
日本人労働者を確保する以外、
選択肢はないってことです。
設備投資して人手を不要とするオペレーションへとシフトできるならばまだしも。
必要な労働者を確保するのは、
間違いなく経営者の仕事です。
ちゃんと事態に向き合える経営者は、
日本人採用に軌道修正しています。
今はまだ氷山の一角かもしれませんが、
月日を追うごとに、間違いなく、失業者は溢れていきます。
ウェイトレスをしていた女の子が、
建設現場で汗水流すことは、今でもなかなか想像がつきにくいのかもしれません。
フロントに立ってひたすら接客に励んでいた壮齢の男性が、
工場で一からラインの仕事に立つことも、
とても非現実的なことでしょう。
でもね、それしか確保できる手立てがないんです。
人はいつだって誰だって変化に対応していけます。
だって、解雇されてしまった人にすれば、
食っていくためには、独立するか、
どこかで働かねば、生活していけないのですから。
どげんかして、稼ぎを作らねばなりません。
今更、生き残っている高級店などにウェイトレス募集があるとは限らないし、
むしろないし、あっても採用に至るほうが非現実的です。
ホテルのフロントのお仕事だって、同様です。
サービス業系は、介護に流れていくのかもしれませんね。
どこまで行っても、消去法的な考えでしかありませんが。
ある意味、突然の強制力に翻弄され、
今日明日の為に、転職を考えねばならない方がも、
少なからず、増え始めていくってことです。
以前、ワガママな日本人として、
どこかで、違う角度の内容もお伝えしました。
向き不向きがあり、四の五の言っていられないはずだけど、
言っていられる現代では、
失業給付をもらったり、
いっそ生活保護すらもらったりしながら、
贅沢を言わねば、食っていける最低限の暮らしを許容できるなら、
働かなくてもしばらくは生きていけると書いた気がします。
でも、それもまた全員じゃないですから。
ちゃんと割り切って、リスタートしていこうと、
腹をくくれる人もいるはずです。
そういう覚悟で募集に応募してくる日本人だって、
ゼロじゃない。
そんな日本人を採用できれば、
外国人労働者は不要になります。
少なくとも、技能実習生や特定技能者は、
そもそもが日本人労働者がいないから、集められないからこそ、
手を出して受け入れしてきたんですよね。
日本人よりもよほど高額なコストがかかることは、
当然承知しているハズです。
どうやって集めますか?
また、集めた後、どうやって採用までこぎつけますか?
外国人労働者と違って、
日本人労働者はある意味メンドクサイです。
祇王実習生や特定技能者のような、
近視眼な方々ばかりじゃないですから。
日本語で文句も言ってくるかもしれません。
特に、生活に困った日本人であれば、
外国人労働者以上に、給与改定はどんなタイミングでどれだけ上がるのかなど、
色々相談されるかもしれません。
昇給の為の研修など、教育面も求められることでしょう。
アナタの会社では、そんな外国人労働者とはまた違った意味で、
メンドクサイ日本人労働者を受け入れることができて、
なおかつ適正適切に戦力化することができますか?
それだけのノウハウや求心力やハウスルールを整備していますか?
準備できていますか?
昨日は鶏が先か卵が先かで、明らかに卵が先だとお伝えしたとおりです。
社内体制を適正適切に整備できていないと、
ナニジン問わず、不平不満が噴出して、
会社としての体をなさなくなるやもしれません。
外国人労働者も雇えない。
日本人労働者も雇えない。
M&Aなどで会社や事業の整理すらつけられない。
であれば、取引先へもついてきてくれた従業員へも、
大迷惑を巻き散らしながら、倒産していく道しかありません。
日本人労働者を雇うための求心力づくりとは、
経営者次第で、どうとでも作れるものです。
今では、築くためのツールやロードマップすらあります。
アナタの会社は、どう乗り切っていきますか?
メンツばかり気にして、
体裁ばかり気になって、
結果、逃げるように、会社をこかしますか?
そういう経営者を3年前に身近で嫌と言うほど味わう機会がありましたので、
残念ながら、世間様では同様の問題がたくさん起きていくように感じてなりません。
時間もお金も余力がまだある方は、
回避できますので、がんばってください。
大変残念ですが、
時間切れ、お金もない方は、周りへの迷惑を最小限にして、
早めにリスタートを切れるように、
英断していきましょう。
経営者ではない人は、振り回される前に、
我が身を守るための行動を進めましょう。
希望者がいれば、
いくらでも相談に乗りますが、
結局、切羽詰まって手遅れになってからの方がほとんどなんでしょうね。
その時じゃ、手遅れ…致命的な状況を回避できる時間もお金もないのでしょうから。
そして、最後は、教育というイチバン不確かで、
目に見えない問題へと連動していきます。
つまり、経営者が破綻へと行きつかないためには、
どうしたらよいのか。
頼ってくれる従業員から給与アップしないことには生活もままならないと相談された際には、
社内外を問わず、頼ってきた従業員が取るべき解決策を提示できるものなのかどうか。
そもそも、少々頼れない経営者の元で働いている人は、
どうすべきなのか。
それぞれが、それぞれのステージで、
それぞれに成長していくための教育について、
考えさせられることになります。
本来は、今までの流れはすでに交通整理されていて、
この教育のステージで、頭を悩ませているべき問題です。
そこまでできて、初めて日本人労働者を採用し、
育てて戦力化することが可能となります。
ちょっと取っ散らかったので、
整理します。
日本人労働者を集める。
集めた日本人労働者の中から、必要な人数分、選抜する。
選抜した日本人労働者を育てる。
これらの工程をそれぞれに成立させて進められる会社にしか、
あぶれる日本人労働者を採用し、
会社全体を良くしていくことは不可能です。
何も、外国人労働者を雇うべきではないとまでは言いません。
限られたリソースの中で、
最大限のコスパを成立させていくことが可能な先でない限り、
求心力が築けない会社や人では、
先は短いと思うばかりです。
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