担当者で選ぶべき、
誰と組むかで選ぶべき、
そう言い続けてきましたが、
ソレをどうやって選ぶべきなのか。
ココをどう見分けるべきなのか。
色々考えてきましたが、
一つ参考になるのかなと思える至極シンプルな見分け方を、
あえてあげてみます。
それは、
『何のためにこの仕事をしているのか。』
その担当者が、
その担当者が所属している会社が、
何を掲げて日々の業務に取り組んでいるのか。
コレをぜひ聞いてみてください。
未だに、
お得かどうか。
自分が知っているくらいの大手との取引が何社もあるのかどうか。
売り上げ規模が大きいかどうか。
全国規模かどうか。
各国との提携先があるかどうか。
何十年も脈々と取り組んでいるかどうか。
有名かどうか。
隣の会社も、知り合いの社長のところも利用しているかどうか。
そういうことで、業者を決めるところがほとんどなのでしょう。
無論、そういった信用といわれる面はゼロではないのですが、
私であれば、そういう『信用』では選びません。
『信用』とは、事実を言うモノと思われます。
そして、この『信用』は、今の時代、
いくらでも取り繕える。
嘘ではない程度に、いくらでも言える。
例えば、
大手と取引があるのかどうかなど、誰にも確認することはできない。
同様に、売り上げ規模にせよ、全国の支店網にせよ、
何十年も脈々と取り組んできたかにせよ、
どうにでも言える。
各国との提携先など、提携だけなら誰でも出来る。
その提携先の実績などならいくらでも言える。
どうにでも取り繕えるコトに、
世間一般で言う『信用』は私には感じられない。
むしろ、『信頼』を感じられるかどうか。
信用感とは言わないけど、信頼感とは言う。
言葉が違うのは、その意味合いもまた違うから。
この人になら任せても良い、
この人なら頼りにできそう、
この人なら嘘はなさそう、
この人なら信用できそう、
そういうことを感じさせてもらえるには、
感じ取るためには、
「信頼感」を感じられる人を探す、
見極めるためには、
『ナゼあなたは今、この仕事に取り組んでいるのか。』
ココを掘り下げて聞いてみましょう。
コレは、発注する側にも跳ね返ってくるもろ刃の質問です。
つまり、
「アナタは今、どうして外国人労働者の受け入れ支援業者を探しているのか」
たぶん、
単に『労働力』として確保したいだけの場合は、
良い業者からは敬遠されることでしょう。
単に『自分が楽をしたいから』だけならば、
うさんくさい金儲け最優先の業者が集まってくることでしょう。
カネさえ支払えば、後は業者の責任というタイプですね。
お得感を得たくて、
駆け引きで交渉して自社にとって安い取引に取り付けてやったぜ感を感じたい、
勝ち負けや損得勘定の強い方には、
アコギな業者が集まってくるでしょう。
逆に、
こういう人財が必要なんだが、どうすべきか。
どう探すのか、どう確保するのか、
その為にはどうすべきか。
ナゼ、それだけのコストがかかるのか。
相手には何を求められて、自社では何をすべきなのか。
リスクとメリットは具体的にどういうモノになるのか。
話の流れで、自社での人材育成をはじめとした受入れ体制まで聞かれたときに、
ちゃんと自然体で嘘偽りなく可能と言えるかどうか。
(外国人労働者を始めて受け入れる先では、それらのノウハウさえも吸収したいと貪欲な姿勢かどうか)
色々と真摯な姿勢で、自社と外国人労働者との、
win-winを構築し実現するためには、どうすべきかのか。
ソフトランディングして定着化を図りたいと本気で願っている方であれば、
そう求め続けていれば、
その気持ちに応えてくれる業者が、担当者が現れるものかと。
そう。
良い業者がいないとボヤく方は、探し方が足りない。
または、業者の育て方がヘタクソなのではと。(失礼)
業者側も考えが足りない低レベルな人も少なくない。
win-winが続かなくては、win4allは成立しない。
その為にも、互いが互いに共育しあっていかなくては、
愛は育まれないし、永遠の愛は築けない。苦笑
けっきょく、ナゼという理由にこそ、
信頼感を寄せられるかどうかを感じ取れるところではないかということ。
返ってくる言葉が、ありきたりに聞こえるのか、
ただただ御社の為だの架橋だの美辞麗句だけ並べられているようにしか感じないのか。
それとも、
その言葉に、熱を感じられるのか、
想いを感じられるのか、
それは外国人労働者のためにも力を注ぐことこそ、御社の為になると言い切れるのか、
御社が法律を知り様々守ることこそ、御社の為になると言い切れるのか、
一体全体、誰のために、何のために、どこまでの想いで、
取り組んでいるのか。
ココにこそ、受入先側として、業者を選ぶ根拠があるように思いますし、
後で後悔したくなかったならば、そうあるべきではないかと。
私も使う、win-winという言葉、
架け橋という言葉、アレコレ美辞麗句はありますが、
たぶん思いが強ければ強いほど、
ちゃんと伝わってくるものがあろうかと思われます。
私、他人様のことはあまり偉そうに言えませんが、
伝えられないのであれば、それは伝える技術がないってことです。
また逆に、見極められないのであれば、
それは、情報リテラシーがないってことです。
どちらも自分の力量が低いってこと。
(いつもいつも、自分に言い聞かせています)
どちらも、騙すほうも悪ければ、騙されるほうも悪いんです。
そう、すべてにおいて、自分の能力が問われます。
そして、業者側に求めるものばかりではなく、
特に受入先に必須で求められるのが、育成能力(スキル)。
モノじゃなく、ヒトを相手にした事業とは、
どこまでいっても育成支援とは切っても切れないし、
それらは巡り巡って自身の人づくりにも直面させられる。
この仕事はストレスフル。
でも、コレが簡単に逆転してしまうのは、
相手が心の底から喜んでくれた笑顔。
そして、ありがとうと言ってくれるその一言。
私はいつもいつも、どんな立場の方にも、
自分で考えることを求めてしまう。
みんな、それが嫌だから、ストレスだから、
誰かに頼りたくなる。
別にそれ自体は自然で悪いコトではない。
むしろ、そこで立ち止まり、考えることを放棄して立ち尽くすことが、
とてもマズいコトだと思う。
自分の頭で考え続け、
自分は何のために働いているのか、
何のために生きているのか、
どう生きていきたいのか、
そんなことまで、行き着いて考え続け、
自分なりに答えを見つけられたなら、
たぶん、時代に流され、振り回されて生きている人よりも、
よっぽど幸せなんじゃないかなぁとさえ思う。
後は、その生き方が、全ての局面において現れてくる。
体現されていく。
なんか、哲学的かもしれないけれども、
そういう自身の信念、ポリシー、などが、
その人それぞれに現れてくる。
そういう部分をちゃんと知ると、
たぶん、ちゃんと根っこで理解し合えている、
仲間になっていくんじゃないかなぁ。
そういう仲間が業者であったなら、
いや、業者を自分の仲間にしてしまえば、
後々、めっちゃ楽なのになぁ。
そういう意味で、組める誰かを選ぶことが、
業者選定のコツではないかと。
ブラサガリーマンには、とてもできないことなので。
性根が腐っている奴らには、ついて来れない付き合い方なので。笑
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