コツは、逆算して考えてみることです。
目標達成への計画なんて言うと、少々ゲンナリしてしまうので、
そこまで肩の力を入れなくても大丈夫です。
アナタの会社にとって、
外国人労働者を受け入れた際に、
どういう現実化が成されれば、成功なのでしょうか。
つまり、
外国人労働者を受け入れた後の、
「理想の会社の現実化(理想の世界)」をリアルに考えてみましょう。
ココでは便宜上以下のように定義してみます。
「自社の仕事を、キチンと外国人が理解してくれて、
任せたい仕事に能力を発揮し、
同僚や取引先とも良好な関係性を築けて、
本人も周りも、自然と成長してもらえる状態」
が、理想でしょうか。
せっかく雇用するからには、
「仕事ができない」と意味がないですよね。
であれば、
自社には、何が足りないとお考えですかね?
上で、テキトーに定義してみた成功といえる状態でいえば、
まず、
外国人が自社の仕事をきちんと理解してくれるかどうか。
任せたい仕事を理解してくれるかどうか。
理解してもらうには、
自社での教育体制が大事ですね。
たいていは、誰かその先輩がいて、
事細かく業務を教えてあげることになるのでしょう。
そんな「先輩役」を任せられる人財がいますか?
教えられる人がいなければ、
外国人労働者を受け入れしても、全く意味がありませんね。
教えられる人がいなければ、
通訳さんを雇いますか?
スポットで依頼しますか?
それで、求めるレベルまで十分に教えられますか?
同僚や取引先とも良好な関係を築くためには、
(まぁ、取引先まではおいといて)
みんなと仲良くワイワイ仕事ができるように、
外国人労働者も既存スタッフの輪に溶けこめそうでしょうか?
この辺りは、業者側から助言こそもらえるものの、
受け入れて雇用する自社がせねばならない当然のことです。
派遣などで、たまに教育自体責任転嫁する残念な会社もありますが、
一般的な会社では至極当然、常識なことですよね。
自社で雇用した労働者を、教育すること。
そして、仲間として迎え入れること。
まぁ、ナニジンでも同じことです。
何をどこまで任せるのか。
仕事の範囲は、業種業界、会社のやり方によって様々ですが、
これらが現実化する見通しを、どれだけ立てられるかどうか。
そのためには、
外国人労働者とそれらを取り巻く様々な法律や現実を良く知る業者を、
上手に活用すべきでしょう。
別に特定技能は企業単独型も可能なので、
業者を使わねばならないコトもありません。
多少なりともわかっている担当者や対応できるスタッフが、
社内にいるならば余計に、色々当事者として、
トライしてみるのも良いでしょう。
(業者側が何にどれだけ腐心して動いているのかも理解しやすいと思います)
よく、自社の中で、この自社なりの「理想の世界」を
明確にイメージをしないまま、
ヤレ法律だの書類だの手続きだのと、
目の前に見える様々なハードルをこなすことにばかり目が行き、
結果、
こんなはずじゃなかった…
思っていたのと違う…
こんなに使えないとは思わなかった…
となる場合があります。
業者側も、この受入側にとっての「理想の世界」を
きちんと共有できていると、
後でこんな問題も起きません。
(正確には起きにくい)
よって、現実的には、
言葉もロクに通じない外国人労働者に、
任せられる仕事は、やはり単純労働だと、
残念な程に割り切って受入に励む先も少なくありません。
ちなみに、
単純労働と見える仕事も、
一つ一つを深く見れば、
人づくり的な意味は付与して行けるものです。
また、特に技能実習生レベルの人財には、
キレイごと抜きに、
そのレベルから、一つ一つ教えていくことが、
求められますし、
そこから確認しながら、仕事が出来そうな子には、
もっと高いレベルの仕事を任せていくことも実際に可能になります。
単純労働が悪いとか、
技能実習の必須作業と違うとか、
杓子定規な一面的意見は、この際、横に置いておきます。
つまり、後で帳尻合わせればいい。
(合わせられる範囲に収めておくことは必要)
こういう根本的な部分から、
様々下りてきて、一つ一つを整理して受入に励めば、
外国人労働者の受け入れは、成功と言える範囲に収まっていくことでしょう。
そして、
「慣れ」というのも大きなポイントです。
習うより慣れろじゃないですが、
どれだけ十分な入念な準備をしても、
現実は想像を軽く飛び越えてきます。苦笑
そうやって、苦労を重ねて、
自社なりのノウハウが積み重なっていくと、
本当の意味で、外国人労働者の受け入れが成功している良い実例となります。
別にメディアに取り上げられるほどの高みを目指す必要もありません。
自社なりに整えば、収まれば、それでよいのです。
まずは及第点。
それらがコンスタントに現実化を可能としたうえで、
更に高みを目指していくステージへと、
歩みを進めていけば良いのですから。
あぁ、そうそう。
たぶん大企業も専任の優秀なスタッフでもいない限り、
自社単独では難しい業界です。
一般的には、より優秀な業者と良いお付き合いができると、
これらの現実化は加速していきます。
これもまた、言い続けている受入成功への近道であり、
成功の秘訣そのものでもあります。
ご参考になればと。
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