外国人労働者支援業界で求められるコミュニケーションスキルについて

問題解決

土曜日なので、ちょっと余談を。

以下は業界とは全く関係のない場所での、コメントです。

「わかってちゃん」が多い。
自分をわかってもらう努力をしないで、相手が無理解だと不機嫌になる女性。
狡いしコミュニケーションを放棄している。
言葉にしないで不機嫌になるってパワハラに近い圧倒的一方的な攻撃…

至極ごもっともなこんなつぶやきを、
ある女性がこぼしていたので、ご紹介。

すべての夫が知るべき「妻の理不尽な怒り」の原因
ある朝、起きてみると妻の機嫌が悪い。 理由を聞いても教えてくれないし、そもそも答えてもくれない。 こっちとしては心当たりがない。家事もできる限り協力しているし、子育てにも積極的にかかわっている。怒られるようなことは何もしていない。なぜ妻が怒...

個人的に変なのかな。
この手の話を読むたびに共感する事がないのよね。
自分をわかってもらう努力をしないで、
相手が無理解だと不機嫌になるのは、
狡いというかコミュニケーションを放棄してると私には感じてしまうので。
言葉にしないで不機嫌になるってパワハラに近い圧倒的な攻撃だもん。
言葉にしないとわからないことは、
男女のみならず女同士でもあるもの。
元夫にも、口論はしたけど、
言葉にしないでブチ切れることは、自分にはできなかったし。

不機嫌で人を動かす人は苦手。
わかってちゃんは対応に困るので逃げたくなる。
察して欲しいコミュニケーションを女性がするのは、脳の違いと言うけれど、違う。

凄く言葉にして説明する女性もたくさんいる。
育てられた環境と受けた教育によると思います。
男子と同じ高等教育を受け、
常に察して相手の機嫌を損ねないようにするのは
女子力向上と銘打って育てられると、
ジェンダーを自覚していきます。
後者は普通の家庭では、無意識のうちに刷り込みします。
だから男性が出来ないことが不思議になるんですよね。

コレは、結婚した男女によくある、
あるある問題についてです。

別に男女間のみならず、
自分と誰かの間において、
それが親でも兄弟でも、自分の子供であっても、
コミュニケーションは難しい。

まして、これが外国人との間であれば、
またもう一つ、ハードルが高いのは当然です。

でも、逆に、誰もがそう意識して接するので、
相手が言いたいことをお互いにわかろうとする姿勢が自然と生まれるので、
実は意外とコミュニケーションが取れやすい場合もあります。

このコミュニケーションについてですが、
察する文化の日本人と違って、ほぼ全ての外国人たちは、
ちゃんとハッキリ言葉に出して伝えてあげなくては、
コミュニケーションは取れない場合が多くあります。

コミュニケーションがとれないというよりは、『できない』と、
すれ違いや、行き違いが増えて、
知らない誰かが相手の心や気持ちの中で、独り歩きを始めてしまいます。

実習生などの外国人とは、
定期的に顔を見て、声をかけて、
相手が何を考えているのか、
どういう時に怒れたり、辛かったり、気にかけて欲しかったり、
そういう心の機微を捕まえるコト、
察することが、とても大切です。

そういうことを丁寧にしていない方々に限って、
コイツラ、日本語わかってねーとか、
所詮外国人だから理解できないんだとか、
まぁ、自分のことを棚に上げて言いたい放題になり、
結果、会社に不満を抱いて、外国人たちは安定して定着しなくなっていきます。

おそらく、その人も良いところはあるハズです。
でも、忙しくテンパっていたりすると、
ゆとりがないと、丁寧に対応できない場合もしばしばあります。
だけど、慣れている人は、ちゃんと自分の問題は相手にとっては関係なく、
常に相手を慮った会話を心掛けて接しています。
これはナニジンを問わずですね。

こういう冷静で安定したコミュニケーションが図れる人は、
相手の中に、知らない身勝手な自分を独り歩きさせることは
ほとんどありません。

常に、相手の心をグリップしていて、
相手にとっての信頼できる人という認識を勝ち得ることが可能です。

もう一つ、違うステージでのコミュニケーションの問題は、

時にマネーゲームを優先する経営者とは、
このコミュニケーションを図ることは難しい場合が多くあります。
それは、自分の、組織の、「経営上」の理由を最優先して、
冒頭に上げた、「わかってちゃん」である場合が多いように思います。

そこには、先に指摘したように、
結局のところ、自分の、会社の懐具合を最優先することが正義であり、
相手にとってのことなど、考えているようで考えていないからであり、
それらを突けば突くほど、返せぬ言葉に自分で不機嫌になって、
シャットアウトしようとする方が多いからです。

コレもまた一つのパワハラというのでしょうね。

結果、コミュニケーションが図れぬ上司がいる組織には居づらくなり、
まともなことを言う人財は、その組織を去っていくことがほとんどです。

実習生も同様。
入口の面接の時点で、会話のキャッチボールができないタイプの人材は、
敬遠すべき人材だと判断すべきだということです。

最近もどこかでこんな話題の相談を受けましたが、
毎年、何件かはこういった組織に居られなくなる相談を受けることがあります。

実は、二つあげたこの問題。

実習生も、所属する組織も、
ちゃんとコミュニケーションが取れる相手かどうかが、
大きなポイントだということです。

私たちのように、人と接する仕事、
人のお世話をする仕事は、
コミュニケーション能力が高いかどうかを
求められる場面が、多々あります。

なぜならば、例えばその場ですぐにわだかまりを解消できるスキルがあれば、
トラブル発生率は大きく減少します。

かくいう私も、とても上級者とは言えないほど、
正確を含めてダメダメな場合が多くあります。

でも、そういうものだという実感も、
強く思い知らされる失敗をたくさんしてきました。

私のように能力が低いと、向上も遅々としていたり、
また元に戻ったりとなかなかれベルアップは難しいのですが、
特に若い方々は器用な方も多く、
優しい言葉遣いや言い回しが自然とできることが多いので、
羨ましい限りです。

男三兄弟で育つと、性格も含めてどうもデリカシーはかけらもなく、
いつも相手を怒らせたりして辛い思いをする(させてしまう)ことが多くあります。

あら、なんかいつも通りグダグダになってきそうなので話を戻すと、、
コミュニケーションって難しいなぁと思うと同時に、
上手くできた時って、
相手と心が通じ合えた時って、
すっごく嬉しいものでもありますよね。

上手く臨機応変に立ち回れるようになりたいものです。

いつものごとく、私自身に言い聞かせているつもりです。


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