ティール組織って言葉、ご存知ですか?
調べるのも面倒だと思い、簡単な紹介先を載せておきますね。
https://toyokeizai.net/articles/-/250929
別にこのティール組織が素晴らしいということでもなく、
でも、確かになぁと思える部分も多くあります。
*ご興味あれば、個々にググって色々のぞいてみてください。
私が思うことは、一つ。
昨日の話からの一つの続きでもありますが、
『全社会人個人事業主化』がこの業界で成立するとすれば、
それは、
今の時代、個人個人が、プロジェクトベースで、
タッグを組む相手が変わっていくほうが自然なのでは?
ということです。
ココ…この業界でも実情をご存じない方は、
いやご存知でも一面的な見方しかできない方にとっては、
またぞろ勘違いしやすそうにも思われますが、
現実なので、語弊や誤解を恐れずに綴ってみます。
つまり、
このエリアで、この企業と長年付き合ってきて、
例えば、そろそろベトナムも終わりで、
次の国への切替時だなぁとした場合、
今までは特に問題なく回っていたけど、
じゃぁ、違う国をとなった場合、
また一から国選定と送り出し探し、
さらには、その選んだ送り出し先との関係性作りや、
その国ならではのルールや相場、手続き上のストレスなどについて、
また険しい山を登っていかねばなりません。
もしかすると、組合側が選んだ国や送り出しと、
受入側が希望する国が違ったり、送り出し対応にベトナムと比較して
とても物足りないから無理だと言い始めるやもしれません。
出来るコトとできないコトがあるので、
結果的には、その組合を抜けて、
違う組合へ乗り換えする場合も考えられます。
その場合、受入側にすれば、担当者が変わることには、
良い信頼関係を築いていればいただけ、
担当者ごと変われないものかとさえ話し始めます。
ある意味、当然です。
一緒にまだよちよち歩きの頃から、リスクを抱えながらも、
二人三脚で共にトラブルを乗り越えてきた間柄であればあるほど、
ツーカーでやりとりができるから。
どういうトラブルに弱く、どういうケアが必要で、
実際のところ、どういうリスクを抱えている先なのか、
これらのコンセンサスを、
いや、その関係性以前に、ゼロからまた新たな担当者へ教え込むこと自体が、
相当なストレスです。
同じレベル以上の信頼関係なんて、一日二日、いや一年やそこらで築けるはずもない。
他の受入先との兼ね合いもあるし、
いくつもの組合との提携など、個人ではなかなかできるハズもなく、
はたもすれば、それは法令違反で常勤性の問題に抵触するだとか、
他の監理団体での監理責任者をしていたのであれば、
別の監理団体での同様の責任者はすぐには対応できないだとか、
まぁ、様々な問題があるワケです。
監理団体も様々なので、
受入側にすれば、もっともっともっと良い監理団体があれば、
ビジネスライクに言えば、どんどん乗り換えたいところです。
競争原理が働かねば、一般的にサービスは劣化をたどるばかりです。
もしかすると、受入側の職種専門の監理団体のほうが、
アレコレと職種専門のノウハウが詰まっていて、
かなりやりやすい場合すらあります。
それらを同業の方から聞いた日には、これも当然の気持ちでしょう。
送り出し機関だって同様です。
もっと良い送り出し機関は、アンテナを張り続けていると、
また次から次へと聞こえてくる場合もあります。
細かいことを抜きにすれば
受入側は、付き合いの長いプロに一元的に任せられれば、
それもまた理想的な業者であると言えるワケです。
ちなみに、業者側も現実的にほぼ独占と胡坐をかいているような担当者である場合、
遅かれ早かれスイッチされることでしょうけど、
苦楽から逃げずに取り組んできた相手はもはや戦友でもありますので、
レベルの高い付き合い方を継続している間は、まず浮気されるようなことはありません。
今のは実習生のケースでの現実ですが、
コレが、技人国であったり、留学生のアルバイト受け入れであったり、
特定技能も一職種専門の登録支援機関的ビジネスは当然発生するでしょうし、
日系人やインターンシップ、
はたまた海外進出までを考えた場合、
一担当者がワンストップできる範囲ではなくなっていきます。
同時に、受入側でも、様々知識が増え、経験値を増してくれば、
また違う受け入れ手法や、ニーズが生まれる可能性も高くあります。
これらを解決するためには、
受入側に対する一組織の一担当者のポジションでは、
到底無理があるというものです。
そして、その解決策が、
プロジェクトごとにチームを組む相手が変わってくるのではということです。
コレが、
送り出し機関であれば、
受入側であれば、
申請取次から登録支援機関への対応業務の幅を増やした行政書士であれば、
どうでしょう。
*そもそも一期生受入の際に手を組む
実習生と送り出しと監理団体と受入側が
一つのプロジェクトといっても過言ではありませんが、
あえてもう少し上のステージでの一事業上でのプロジェクトと、
位置づけて考えていただければと思います。
実は、意図していたわけでもありませんが、
解体新書だって、ある意味、このステージでのプロジェクト事業です。
他にも、私個人でさえ、
もう二つか三つくらい、そんな付き合いでお仕事させていただいている部分もあります。
端的に言えば、
より能力の高い、信頼のおける、専門家や実績のある人、
求める情報を色濃く幅広く持っている人、
そういう方々とでなければ、できない事業も、
プロジェクトベースでならば、
当の本人たちの心からの合意さえあれば、
出来る事業もあるってことです。
逆を言えば、サラリーマンにはできないやり方です。
さてもすれば、ライセンスのある組織に所属していることこそが、
正義の証しかのような見方しかできない方もいらっしゃいますが、
現実を見れば、一目瞭然です。
組織やサービスの在り方も、様々変化していく時代ともいえそうです。
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