外国人労働者 雇用受け入れセミナーに参加する意味

問題解決

今までも、そしてこれからもっと、
外国人材の就労についての採用セミナーが、
特に都会で開催されることでしょう。

先日も、早々と特定技能の採用についてなど、
あるところで開催の案内が出て、満員御礼になっている様子。

こういうセミナーに参加を希望される方は、
いったい、何を求めているのか、改めて考えてみた。

簡単に言えば、受入に興味関心はあるものの、
よくわからないから、ひとまず話を聞きに行ってみよう。
ちょっと勉強してみるに良い機会。
こんな感じ?

はたまた、受入したいけど良い業者が見つからない。
登録支援機関など、どこにいるのかわからない。
いっそ営業仕掛けてくることを、うっすら期待して?苦笑

そう、考えていただきたいのは、
セミナーを開催している側は、

『ナゼ開催しているのか?』

無料で開催しているところなど余計に。

ぶっちゃけ、ほとんどの方のご想像の通り、
端的に言えば、リスト取りでしかないように思う。

要は、カモネギで自らカモがネギしょって、
自分で交通費を支払って、営業リスト先に加えてくださいと、
お願いしに行くということに他ならない。

自社への営業行為を期待して参加するならば、
目的は達成されるのかもしれません。

あまり仕掛ける側に立って意識してお考えいただける方は、
多くはないように思いますが、
リスト取りの場合、何百人集めなければ、
元は取れない。

講師もタダじゃないし、
(外部講師の場合)
会場費だってバカにならない。

当日、受付を設けたり、
様々な資料を準備して配布したり、
会場案内をしたり、
相当なコストと労力がかかっている分、
元が取れなくては意味がないから。

いや、無意識には実は色々わかってはいるけど、
無料であれば余計に参加してしまう方も多いことでしょう。

なぜならば、

とってもスゴイ華々しい経歴に魅力を感じてしまうから。
これだけの実績と経歴の方がどんなことをお話するのか、
聞いてみたくなるから。
講師の腕組みして自信満々な精悍そうな顔つきに
うっすら興味をわいてしまうから。
頼ってみたく感じさせられるから。
公開されているトーク内容の題目やレジュメなど
とても興味関心のあることだから。

私も凡人の一人なので、そんなことを感じて、
参加してみたくなってしまいます。

でも、大抵は…。

いや、知ってるし。。。

はたまた、

え、それ違うし。。。

いや、それ、この裏側の現実、わかっていてそう言ってるの?

ちょっと本質的にフォーカスしている点がどうも違うような。。。

そういう内容が少なくない。
こう感じてしまうのは、
たぶん、私自身の中で、こうあるべき的な姿や方向性が、
定まっているからだと思う。

自身の見直しや確認をする意味では、
こういう参加も悪くはないのかもしれませんが、
わざわざ交通費や貴重な時間を費やしてまで、
年にそう何度も参加する意味はないように感じてしまいます。

ちょっと前振りが長くなりましたが、
キッカケは興味関心があって、セミナーへ行くのですが、
そこでアナタが得たいと思っている内容が、
ちゃんと話されるのかどうか。
興味関心を惹きつけられ、セミナーショーを楽しんでいるだけではないのか。
なんか為になるお話が聞けて満足…それが目的だったのか。

それで良ければ、とやかく申し上げることはありませんが、
確固たる目的がある方は、セミナーなどへの参加は、
自身の方向性の確認程度にとどめておくべきでしょう。
それも大事なことではありますけどね。
この業界、常に迷いがちなので。苦笑

そして、
具体的にわからないことがある、
自社で受け入れる場合、どうすべきかについてを知りたい、
相談したい、
人の悩みは、潜在的なものから、顕在化して初めて、
具体的な行動に移す方がほとんど。

その具体的な行動に移しているのであれば、
セミナー参加は一情報収集に過ぎず、
本来の目的は、自社にとって、自身がおかれている立場にとって、
どの道があるのか、どの道を歩むべきか、
まずは自社でやれるだけやってみようと第一歩を踏み出すのは、
どのタイミングなのか。
踏み出してみたら、これはなかなか奥が深いとして、
水先案内人を求めるのか、あくまで自社で切り開いてみるのか。
水先案内人を求めるならば、
自社にとって、自身にとっては、どこの誰が良いのか。
考えて、やらねばならないことが盛りだくさんです。

この辺りまで来ていると、セミナーは自社にカスタマイズされていないので、
物足りない。

個人的には、セミナーへ行くこと自体、
悪いことではないと思うにせよ、
どうせなら、自社に、自分のおかれている立場に、
自分たちが今いるステージにフォーカスし、
カスタマイズしたお話を聞ける方が、
おそらくイチバン求められていることのように思います。

後は、このステージだと、どうしても有料になります。
アナタだけの為に、アナタの会社をいろいろ勉強して、
アナタの会社にとっての最適を提言するということは、
相当な時間と労力をアナタだけの為に費やすことになるからです。

言われるまでもないですね。

じゃぁ、その有料を、誰にお願いするか。
いやいや、営業に来る業者と相談して、歩みを進めるのか。

いや、自分の勉強してきた範囲で十分と、
自社自力で具体的にスタートを切るのか。

人の向かいたい道は、本当にそれぞれです。

1対多数で、個々にカスタマイズされた話など土台、不可能。

だから、不特定多数向けのセミナーは、
目的がハッキリすればするほど、
実は少々物足りないんですね。

もう一つ、良い業者探しに悩まれている方は、
こういう華々しい経歴などにごまかされないでいただきたい。

例え講師が素晴らしくても、
その講師が、アナタの会社を担当して、
様々相談に乗ってくれて、ケアしてくれて、
二人三脚して寄り添ってくれるワケじゃないってこと。

そこにいる、担当者が割り振られるんだってこと。
アナタの会社の全ては、その担当者の対応いかんで、
雲泥の違いが生まれるということ。

それをカバーするのが会社という組織だろうと、
前時代的な理屈を述べる方もいらっしゃいますが、
この仕事は違う、と言い切れます。
あ、おざなり対応であれば十分かもしれませんけど。

要は担当者の力量に大きく依存するということです。

業者営業行為については、
ウチにはこんな素晴らしい担当がいます!
この担当がアナタの会社を担当支援します!
この担当の魅力はこうこうこうで…
なんてアピールしている業者のほうが、
個人的にはよほど好感が持て興味がわくのですけど。

でも、アピろうと思えば、今やいくらでも創作できますし、
イチイチそれらの確認もとりませんから、
美辞麗句に踊らされないようには、気をつけねばなりませんね。

えっと、いつもながら、ツラツラと思うことを書いてみました。

実は勉強だけなら、無料でもアチコチに様々書かれているので、
学ぶことは可能です。

でも、一人で自己流で学んでいると、
はたしてこの考え方で間違ってはいないのだろうかと、
人の意見を聞きたくなります。

そんな時の確認になるのであれば、
不特定多数相手に開催される無料セミナーも
参加の意味があることなのでしょう。

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