(写真=Thinkstock/Getty Images)
特定技能1号での外国人労働者の受け入れをお考え中の方へ
イチバンわかりやすいことから、
起きやすい事例から、説明していきます。
以下の選び方では失敗する確率が高いので、
お気を付けください。
■登録支援機関(業者)の間違った選び方。
★裏返して、間違いのない選び方でもあります。
1、事業規模や実績で選ぶ。
大手の看板が安心だと選ぶと、詳しく知らないブラサガリーマンによる、
不十分な事前指導のため、法令違反で捕まるリスクが高まります。
最初には立ち戻れないので、後の祭りです。
大手だからと事後責任能力があると思われがちですが、
法令違反や、そのほう助行為については、
大手だからこそ、スッパリ切り捨てます。
特に、営業マンは受注が先決です。
足元を見た何でもかんでもOKOK営業がほとんどです。
大手ゆえに足元をすくわれぬよう、お気を付けください。
注:大手を全否定してはいません。
中小の営業マンも同じです。
あくまでも担当者によりますが、その傾向が強いということです。
ちなみに、大中小問わず、全事業規模と実績先で、
法令違反で捜査が入っている業界です。
2、知り合い紹介で選ぶ。
全ては1同様です。
唯一問題ないと考えられるのは、
信頼と実績の積み上げられた技能実習制度の監理団体の歴戦の担当者です。
外国人の採用定着について、入口から出口に至るまでに、
どこのポイントに、どれだけ、どのようにケアしていかねば、
求める目的を追求できないのか、
リスクについて、特に重点的に事前説明があります。
この点、上っ面の営業マンとは一線を画します。
手厳しいことをキチンと事前に伝えてくれる、
二人三脚をしてくれる担当者であれば、
問題ありません。
それでも、アレコレと諸問題が発生します。
それらを、共に乗り越えていける間柄として、
担当者を見極めることが大切です。
そういった意味で、気心の知れた方からのご紹介が、
上述に裏打ちされているならば、逆におススメです。
通常、そこまでの内情をご存じない方が、
下手をすればキックバック目当てに紹介斡旋してくる場合すら多くあります。
そういう場合は、間違いなくやめておくべきです。
3、業者のせいにできる先を選ぶ。
仕事欲しさに軽々しく大丈夫ですという受注担当者営業マンに、
自分で責任を負いたくなく、業務を増やしたくはないばかりに、
言ったなとばかりに乗っかる経営者や発注担当者。
何でもかんでも業者のせい。
そういう業者も業者ですが、
当事者としての雇用主責任は、受け入れる企業側にあります。
業者は真逆の立ち位置です。
法律で、支援する受入企業側と外国人労働者を、win-winへと導く責任がありますが、
そのためには、法で定められたことが受入側でできない場合、
当局(入管、労基、地方協議会、担当分野管轄機関)へ
報告せねばならない責任を負っているということです。
この意味は、
受入側は、業者へお金を支払ってまで、
わざわざ監督してもらうという立場だということです。
無論、自社で全てできるならば、
自社として報告の義務を負うという立場でもあります。
これらが後々にも発覚すれば、
虚偽の申告として、登録支援機関はその業務の許可を取り消され、
事業そのものができなくなります。
受入側も、同様に受入は出来なくなります。
最悪は、
不法就労助長罪として、刑事罰や罰金などにて処罰され、
様々な先でブラックリスト公表されます。
もしかするとハローワークで
募集さえさせてくれない会社となってしまうかもしれません。
*ちなみに、農業など派遣先という立ち位置であっても、
これらのリスクはなくなりません。
むしろ、派遣法もケアせねばならないため、
ハードルもまた上がります。
以上、3点、お気を付けください。
我ながら面倒なことを言っているようにも思いますが、
外国人労働者を受け入れること自体、
日本人労働者の採用とまったく違って、相当面倒な業務や気がかりが増えます。
労基の呼び水となったり、知らずして法令違反となり、
先5年に渡り外国人労働者の受け入れができなくなった先など、
ごまんとあります。皆さんご存じないだけで。
間違いのない業者選びのコツの答え。
担当者を見極めましょう。
どんな業種であっても、(14業種すべて)
どんな地域であっても、(北海道から沖縄まで)
どの国からであっても、(受入対象9カ国全て)
私であれば、まったく同じことを言います。
特定技能1号2号のみならず、
在留資格の就労可能ビザは全て、
現場で一人一人対応する『担当者』で選ぶことを、
強くお勧めします。
追伸、
この見極めができるようになるためにも、
自身で確認した知識武装は必須です。
業者に上手に騙されないよう、
見る目を養うためにも、勉強しなくてはなりません。
信頼のおける正しい適切な情報入手は必然です。
ご興味あれば、当方が主催企画している解体新書など、
ご参加ください。
(無料メルマガ登録にてご案内しています。)
コメント