【特定技能】元実習生招聘時のクリティカルなハードル?!

問題解決

画像のように軽々飛び越えられれば良いのですが。苦笑

重い腰を上げ、特定技能の相談をいただき、
申請関係など資料を一通りチェックし始めました。

さてさてと、色々見ていった中で、
一つ気になる書類がありました。

技能実習生に関する評価調書
http://www.moj.go.jp/content/001288933.pdf

この書類の右下をご確認ください。

実習実施者のみならず、
監理団体と、監理責任者の捺印も必要です。

いやいや、
過去の技能実習実施状況そのものについても、
過去歴がわからねば、
記載できない。

元実習生が有休消化の履歴なんて、
覚えているハズがない。

…結果、テキトー?

これが意味するところって、
実はお世話になった監理団体と受入企業以外では、
いわゆる転職できないってこと?!

つまり、
所属先の監理団体扱いでしか、
特定技能受け入れ斡旋はできないってこと?!

法的に入管は、監理団体や実習実施機関(受入企業)へ、
記載協力を義務化してるから協力しなさい!なんて、
イチイチ個別に指導なんかしてくれないと思うし。

じゃあ…といって、
テキトーに記載した(虚偽)としても、
捺印が必要。

実質、転職なんてできない。

ということは、
試験受けて、立証しろってこと?

それに加えて、
過去の入管レコードを懸念すれば、
その履歴を保存している業者でしか、
一貫性を持った二回目の申請はムリゲーってこと?!

*例えば留学生での受験、合格で資格を得ても、
 留学生で来日した際の入管申請書面が無ければ、
 レコードの付け合わせはできない。

*技能実習と違って、職歴確保など虚偽記載の必要性もないので、
 もしかすると問題はないのかもしれませんが、
 極論、日付が違っていただけで、疑うのがお役所です。

*これだって、本人がいくら入管へ聞いても、
 過去の自身の申請書類等、入手しようもない。

*ちなみに、業者側だって、5年かそこらの保存義務があるとしても、
 ちゃんと保存していないところも多そうだし、
 個人情報でもあるので、保管自体にもリスクすらあるものです。

また、アホな監理団体や、
残念な受入企業での技能実習だったので、
結果として、今や潰れていて…
の場合、無くても良いの?

そんなわけないですよね。
立証できなかったら、有資格との判断はできないでしょうから。

この書類が実際に意味するところは、
入管が元技能実習生というだけで、
監理団体か、受入企業が自主的に発行する3年期間満了証明だけでは、
特定技能の資格を有するという証明は、
不十分で、有資格者とは言えないということです。

たとえ実際に3年満了して、優秀有望な人財であったとしても。

結論を言えば、
元実習生という有資格で特定技能へ進みたい場合、
元の監理団体で、元の受入企業先へと、
特定技能としての延長就労が可能な制度という意味にすら
なりかねません。

アナタはどう思われますか?

なんかね、、、

もう、なんだかなぁって感じです。

まだまだ他の書類などチェックが全て終わっていないので、
他にもポロポロとハードルがありそうな気もしますが、
特定技能受け入れにて申請かけようとしているアナタ。

こういう入管マターについて、
いかがお考えでしょうか。

転職できないなんておかしいと騒ぐ方々にしても、
じゃあといって、その有資格について、
ちゃんと客観的に立証しなさいと言われ、
こういう書面を求められるとするならば、
それこそ出せないほうがおかしいのが、
日本の常識ですよね。
結果、事実上、転職できないとしても。

そもそも出入国と在留を管理する庁として、
外国人労働者の身元や経歴などの個人情報は、
これでもかと真偽を確認しながら集めるのは、
治安を維持する側面からも、国家権力の常識です。

なんかね。

この背景から、初めて日本へ来た外国人は、
観光での短期滞在まで含めて、
相当に面倒なレコード歴を保持把握していなくては、
日本の入管行政は、許可を下ろさないという、

特に日本国内で労働したい外国人にとっては、
めっちゃメンドクセー国だなぁと思います。

つまり、
初来日、初労働ならば、本人の入管歴は真っ白なので、
特に問題はありませんが、
次回の労働については、
その履歴との一貫性を求められる以上、
違う業者や違う企業への労働を希望することがあっても、
実質無理ってことにもなりかねません。

時が経つにつれ、
また色々マイナーチェンジがあったり、
書類の記載内容が変更されたり、
移り変わりゆくのかもしれません。

この件についても、
私が一人で騒いでいるだけで、
ふたを開けてみれば、
入管も、実習実施機関(受入企業)か、
監理団体、どちらかの捺印さえあればOKなど、
よく意味の分からない対応も可ということなのかもしれません。

(まだ他にも書面があるので、全て確認してから、
 入管など各所へ問い合わせする予定です)

それでも、ストレスになる、
大きなハードルにもなりかねない書類です。

最初の入り口で、大変な業者や受入企業にハマってしまった
外国人労働者や、はたまた受入企業は、
相当大変な思いをしそうです。

ホントに、想定はしていても、
一筋縄ではいかない業界なんです。

だいぶ免疫つけさせられていますので、
個人的には、またかの何百回目かの徒労感しか感じませんが、
知らず意気揚々と突き進んでいる免疫のない業者や受入先の方々は、
さぁ、どうしよう?ってところでしょうね。
ホント皮肉でもなんでもなく、ご愁傷様です。
そういう業界なんです。

見えない落とし穴(久しぶりに言ってみました。笑)って、
こういうことも言います。

何度も聞きますが、
アナタは大丈夫ですか?


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