特定技能や技能実習などで今から受け入れを狙う方からの相談

この記事は3分で読めます

先日、ある方から、
こんなご相談をいただきました。
(個を特定できないようにある程度加工しています。)


ブログ主様

初めてブログを拝見して興味深く拝読させていただきました。

私は、20年間、某大手○○会社に勤めており、
現在は○○駅前の超大型再開発を担当しています。

今般、当社○○内のビル商業施設等清掃他運営スタッフとして
外国人労働者の採用及び人事管理業務企画について、
個人的に検討しています。

保守的なビルメン業界では、
まだ外国人労働者は浸透していませんが、
今後は確実に必要な機能として業務構築が必要になると思われます。

ぜひ、ブログ主さんと意見交換させていただきたく
宜しくお願い申し上げます。


以下、当方の返信です。


○○ 様



ビルメン業界での外国人労働者の受け入れは、
おそらく計画的な数を見込む場合、
ビルクリーニング職種での技能実習生受け入れを
ご検討されているとお察しいたします。

ちなみに、なぜビルクリーニングの受入が、
他の業界と比べて多くないのかといえば、
単純に人件費をそこまでかけることができない低賃金業界だからです。

また、一日8時間以上の業務量を確保できない場合も少なくないようです。
例えば、A現場の清掃が終わり、B現場への移動時間を、
賃金に含めねばならないのに、
今まで含めずに日本人で回していたところがほとんどだとか。

当業界に精通されていない場合、
表に見えるコストにしか目がいかないものですが、
労力、時間、コストは、相当なものです。

これらを全てテーブルの上に並べてみて、
コスパが成立するのかどうかを精査したうえで、
まずは試験的に取り組んでみるコト。

他に選択肢はないと、次から次へと発生するトラブルに、
能動的に、積極的に、先手先手ですぐに対応していく覚悟、
そういうノウハウや体験値を積み重ねて、
自社独自の受入体制を走りながら構築していくこと。

どれだけ机上の空論を詰めても、
現実は簡単に根っこからひっくり返されていきます。
やってみないとわからないことだらけでしょうね。

入口から出口までを、
人のお世話を含めて受け入れる事業というのは、
絶対的に計画通りに行きません。
(もちろん入念に経験値を織り込んだとしてもという意味です)

○○にてご提案が通るかどうかはわかりませんが、
そういう含みまで理解が及ぶ経営者(意思決定権者)は、
従来の経営者たちには、少ないのも現実です。

当方も以前、大手への提案依頼を受け、
現実を包み隠さずお伝えしたうえで、
踏まえて乗り越えていく為のコスト算出を
ご案内したことがありますが、
まず、理解が及ぶ先は多くはありませんでした。
(当時の力不足を痛感しています)

要は、糖尿病になる人は、
なってからじゃないと、
目が見えなくなる、死ぬよと言われてからでないと、
お金は使わないってことですね。

それと、当然のごとく、
目に見えないおカネが企業側に請求されるくらいなら、
悪質ブローカーの提案に乗ってスタートする先が多いということ。

裏で実習生などへ請求が回り、
のど元過ぎた後で失踪などが増えるリスクまで、
想像力が追い付かない経営者や担当者が多いということ。

目の前のコストが安く見えるほうが、
大手は特に経営努力しているとみる場合もありますが、
すべての努力は、弱者から巻き上げるコトであり、
結果、出口までのコスパ成立はありえないこととなるリスクマネジメントを
放棄していると言わざるを得ません。

すべては当方が知りうる一般的な現実論です。
全ての方々がそうだとは申しませんが、
ほぼほぼこのパターンで手痛い失敗を自らがしないと、
理解できない方ばかりです。

これらを踏まえて、
○○さんがどうされたいかにかかっているかと思われます。
ご提案が通ったとすれば、
会社からの要望と、現実の壁との狭間で、
胃が痛くなる日が続くことが容易に想定されます。

お考えのように、
○○さんが大変そうだからやめようかなと思っても、
おそらく誰からが同じ道を歩みます。
なぜならば、他に選択肢が無いからです。
大手であろうが中小であろうが同じ。
極論は、コストや労力、時間をどれだけかけられるかどうか。





こういう方って、
いつの時代にもいらっしゃいます。

なぜならば、
人手確保に困るようなタイミングになって、
初めて直面して調べ始めるから。

それまでは、他人事だから、
知る由もないので、

いや、何事も同じ。
自分がガンだと宣告されて、
初めて色々調べ始めるのと同じ。

でも、
ガンの特効薬なんかないのに、
ガンがそうそう簡単に治るわけないのに、
手術で治らないのか、
薬で治らないのか、
どうすれば解決できるのかについて、
おそらく、
どこどこのどれだけの効能がある薬や水などを売る、
色々なブローカーもいれば、
善意の方もいらっしゃるのでしょう。
悪意をもってやってる方もいれば、
良かれと思って知らずと片棒を担いでいる方も。

ご高名な先生へ、病院へ書かれるように斡旋してあげるから、
いくら包んでくれ等もあるのかもしれませんね。苦笑

私がお伝え続けている方向性や考え方、姿勢が、
必ずしも正解かどうかはわかりません。

押し付けるつもりもありません。

それでも、決めるのはアナタです。

ただただ、個人的主観的には、
外国人労働者にとっての笑顔と感謝を生み出せる先であればこそ、
上手く事が運ぶのだと思います。

自社の、自身の思惑は、その中でこそ、
同様に実現するのだと。

このブログタイトルにあるように、
win4all…関わる方々がそれぞれに整うよう、
支え合えるかどうかです。

少しでも、同様な方々にとって、
ご参考になればと。



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