アホや…いや、仕方ないでしょうね、一部分しか見えていないのですから。
*昨日のコメントはコチラ。
https://gaikokujin.link/blog/?p=4060
こういう言い方を私がすると、
この業界の人間だからと言われてヨシですが、
別に批判中傷はお好きに頂ければ良いので、
好きに書かせていただきますが、
根本的に技能実習制度を廃止して、
特定技能へ移行させれば良いという、
あまりに安易な薄っぺらい考え方しかできないことに、
どうしても違和感を感じてしまいます。
ご賢察の方々はすべからく同様なご意見ですが、
そもそも特定技能にうつしたら、
借金地獄がなくなるのか。
失踪がなくなるのか。
低賃金がなくなるのか。
外国人労働者はみな満足なのか。
受け入れる事業者側も満足なのか。
専門家も多くいらっしゃる中で、
あまりにも頭が悪すぎる。
さもなければ現実を知らなすぎる。
端的に言って、技能実習制度の実質的な価値を勘違いしている。
技能実習制度は、外国人労働者側にとっても、
また受け入れる企業側にとっても、
いい意味で練習のステージです。
外国人労働者を受け入れするというコトは、
どういうコトが起きるのか。
どういうトラブルが発生するのか。
どうやって乗り越えていけるのか。
何をしてはいけなくて、
何をすべきなのか。
特に団体監理型の良さを言えば、
当事者同士では解決できないことまで、
ちゃんと個別に寄り添って丁寧に解決して行ける制度。
新法も施行されていて、
既に取り締まる管轄機関がアレコレと様々な角度で、
にらみを利かせている制度。
長い年月をかけて、歴史を乗り越えて、
やっとここまで育ってきた制度。
日本で暮らすに欠かせない日本語自体、
技能実習生には企業負担で基礎教育が施されるというのに。
かたや特定技能。
元技能実習生からの移行組以外は、
実際に留学生のアルバイト上がりの就職などの特別なケースをのぞき、
外国人労働者にとっても、
受け入れる企業側にとっても、
初対面で面接して、OKといって実際に働き始めたら、
互いにこんなはずじゃなかったという事態になるのは、
容易に想像できる。
そもそもテストにさえ合格できれば、
後は夢の世界が広がるなどありはしないし、
特定技能者を雇用できれば、
人手不足が解消されると思っているコト自体も、
全くもって地に足がついていない、夢でしかない身勝手な希望。
合う合わない、ミスマッチの問題は、
とんでもない範囲で多く起きるでしょうし、
じゃあといって、転職すらそうは容易ではない現実。
そもそも、目に見えていないかかるコストを、
受け入れる企業側がどうやって許容しうるのか。
もう言い出したら止まらないくらい、
様々な角度から問題は山積しているのに、
それらを年月かけてやっとここまで整理してきた技能実習制度。
変化し活用していくならばまだしも、
様々な理由で、特定技能には全くと言っていいほど、
歴史に学ぶ反省点が、反映されていない。
昨日書いた通り、
国や法に頼るのは限界がある。
逆に、お願いだから、
最低限のルールだけ整備して、
後は民間の事情効果に期待してもらうことはできないのでしょうか。
国や行政は、
取り締まりだけに注力願いたい。
バカバカしい重箱の隅のルールなど、横に置いておいて、
もっともっと大事な会話や教育指導において、
労力やコストや時間をかけられるようにして欲しい。
取り締まりにさえ注力してもらえれば、
アホなところには抑止力が働くし、
アホをドンドン取り締まっていただければそれだけで十分。
細則ばかりを様々増やし続けるからこそ、
お役人も違反を量産しないと仕事をしているとみなされないからこそ、
ほとんどの企業が法令違反になっているのであり、
あまり意味がないようにも感じてなりません。
良いところはもっとのびのびできるようにすればいいのにと。
そんなことをツラツラ思うばかりです。
あぁ、選択肢が増えることはとても良いコトだと思います。
なんてったって、多様化が尊重、実現できる時代なんですから。
*昨日に引き続き、細かく一つ一つを丁寧に取り上げていくと、
とても紙面が足りません。
乱暴な端折った意見は、なにとぞご容赦願います。
良いか悪いかは別にして、
以下でその放送が見れました。
いつまでリンク先が生きているかはわかりませんが、
ひとまず、ご参考まで。
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