技能実習生の元サヤ特定技能戻りの配属をお手伝いしてきた…

当事者意識

↑そろそろ、年末に向けて、恒例化しつつある、
「笑顔でありがとうコンテスト」も準備してかなきゃなあ…苦笑

たまたま地元でお手伝いすることになったある受入先。
協議会加入→送り出し国手続き→入管申請→受付済証手配→配属…
こんな手続きの流れを一から一つ一つ丁寧にお手伝いし、
コロナ禍や管轄機関の遅々とした対応にもめげず、
1年半かけてやっとこぎつけた配属でした。苦笑

そう、技能実習はとっくに3年修了し帰国していて、
またもう一度、再招聘して…ってケースです。

事前ガイダンスも2度3度行い、
元技能実習生×元サヤという、とってもラクさせてもらえる中、
それでも丁寧に入国・送迎から配属に至るまでの様々を、
丁寧に丁寧に丸々2日間かけてやってきました。
(そう、ソコは諸事情にて監理団体へは依頼していない)
(でも、現在もその監理団体からの受入は続けているって特殊ケース)

やってみて思うのは、
ホントに入国後一カ月講習のワンクッションって、大事だって事。

コレ、元サヤじゃない…元技能実習生じゃない…
そんな状態であったならば、
倍どころじゃ到底済まない時間と労力が多大にかかったであろうと、
改めて実感した次第。

住む場所すら同じ場所だったのも幸い。

このケースにおいて、いちばん留意したのは、
やっぱり、技能実習生と特定技能者の違い。

ぶっちゃけ、現地へも行けず、Webで繋いだ事前ガイダンス時には、
ある事情により、現地のWi-Fi状況がよろしくなかったため、
伝えたいことが、きっちりしっかり伝えられない。

それでも時期を変え、何度か顔を合わせて要点だけでも伝えたり、
送り出しに依頼して、代わりに伝えてもらったりしてケアしてきた。

コレ、元サヤ、元実習生ではなかったならば、
送り出し先とツーカーでストレスレスに対応できる相手がいなかったなら、
マヂで現地へ渡航して送り出し先との人間関係の確認から、
募集後のスクリーニング確認や選抜のための面接から何からやらなきゃ、
絶対に入国させてはならない人材を排除しきれない気がする。

入国後など、もってのほか。

受入先に免疫が十分にあるかどうかも、
本当に大きな問題。

特定技能は闇が深いとまざまざ感じた次第。

 
今回の子たちは、日本語がやはりよくわかっている。
(新規入国の技能実習生とは段違いに)

少し寂しいくらいにフレッシュさはありませんが、苦笑
頼もしさすら感じつつも、
日本企業で働くという躾ができあがっている。

挨拶は自分からする。
お礼も言われずともする。
(いわれるまでもなく自然とそういう姿勢を持つ人材を選んで再招聘している)
元気よくやる気が感じられ、
ちゃんと人の話を注意深く聞こうとする。

ピチピチ?ほどではないので、
落ち着きがあり、アホなことはしなそうかなと感じさせてもらえる。

わからないことは、わからないという。

つまり、全てにおいて“ゆとり”があって頼もしい。

会社もまた、技能実習生には求めない厳しい上のレベルへ引き上げようと指導する。

特定技能として日本に再度出稼ぎにきただけじゃもったいなさ過ぎる。
日本で5年働きたいのか、
途中で戻るにせよ、母国で年をとった後にどんなビジネスで生計を立てていくべきなのか、
色んな意味で様々勉強にも励んでほしい…と初日から指導する社長さん。

日本語のJLPT受験を目標とするでもいい。
個々の故郷の状況などから、
農業など全然違う分野についても、
ビジネスそのものの仕組みやマーケティングなどまで、
お休みの時間などを使って、学んで成長してほしい。

原材料を仕入れて、加工し、客先へ販売することで、
残る差額が粗利として、給料原資が生まれる。

そのための利益を増やすために、労働者がいる。

クリティカルな失敗やミスをしたら、
それらの再三の指導に応えられなかったら、
労働者=お金をもらうプロとして、
雇用契約の更新はない。

逆に、役立ってくれる、会社に多大な貢献をしてくれる社員は、
ナニジン問わず、評価する。

社長自ら、このような言葉を最初から声がけし、
本人たちの気を引き締めつつ、
よく来た、共に頑張ろうと、お昼を一緒に食べようとご馳走している。

お手伝いしている私は、
これらが実現していくためにこそ、
面倒な住民登録や銀行口座開設も時間をかけて付き合うし、
様々な書面作成についても、支援責任者、支援担当者の側の黒子として、
色んな助言やサポートをする。

スムーズに必要十分を満たしつつ、
ストレスのない濃密かつ、その濃密さを感じさせないように、
相手(労使双方)に届くよう、響くようにメリハリを考え、コミュ力をフルに発揮し、
あの手この手で最初が肝心の諸々を、予定時間内で済ませる。

書面も様々工夫を凝らす。

無論、入管が求める法定書面の有無もケアしていく。

全てすべて、想定される線を先回り。

正直、新規先かつ久々もあって、
(コロナ明けも5月の1案件しか、入国案件はお手伝いしていない)
気遣いから何からくたびれた。苦笑

それだけ最初の配属には気を遣うし、
かなりの真剣勝負ばかり。

だけど、ココをキチンと濃密にしておくと、
労使双方を同時に強くグリップできて、
その後がとっても楽になる。

そして、安定して末永くお手伝い賃も回ってくる

だって私が双方にとって必要不可欠なんだと見せつけてしまうから。
(こういうこと書くから上から目線で生意気だと言われる。苦笑)

でもね、別に永遠に手間賃を支払い続けて欲しいなんて思ってもいない。

むしろ、現場を増やす気はなく、
(ゼロにする気もない)
特に特定技能ならば、流れ始めるまでは大変だけど、
今回のような元サヤならば流れさえできてしまえば、
よほどトロい会社でなければ、自前で回していけるはず。

どんどん手離れして、卒業していってほしい。

本来、特定技能は企業単独型受け入れを前提に制度設計されているんだから。

今後、送り出し先の関係や、込み入った労基、安衛、入管などの手続きや、
トラブルの際の仲裁などでのみ、必要に応じて求められればそれで十分じゃないかと思っている。
むしろ、一度も頼らず自分たちで解決していってくれれば、
それで十分。

私はまた、空いた時間で別のことに取り組むし、
もしかしたらまた、別先のお手伝いに駆り出されているかもしれない。

でも、改めて改めて…

現場にこそ、現実がある。
目の前に出稼ぎに来てくれている外国人の人材がいて、
さらにその人材をコストをかけて招聘する企業がいる。

ソコで汗まみれ、油まみれで、作業着を汚して働いている方々がいる。

ウダウダ言い続けているよりも、
目の前のリアルを一つ一つ丁寧に向き合ってこなしていくことこそが、
大事なことだと常々感じさせていただける大変貴重な機会でした。

追伸、
ちょっと修正があったので、早速、随時届の手配も支援。
また、次回の訪問予定も押さえ、配属時のみならず、
丁寧に機会を重ねて、少しずつ行きます。

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