外国人労働者受入企業の最初の口コミ紹介は、だいたい間違っている場合が多い。

問題解決

普通、技能実習であれ、技人国であれ、
外国人労働者を受け入れている企業が、
イチバン最初にお付き合いを始める業者って、
ほぼ口コミ紹介先ではなかろうかと思われます。

そして、何かの拍子に、クリティカルなトラブルになり、
もっと良い監理団体はないのか…と、探し始めるのが業界アルアルです。

新制度移行時にも、よくありました。
今の付き合い先の監理団体じゃ心配なので、
もっとまともな監理団体へ乗り換えようと、
水面下で、そこそこの大移動?がありました。

もちろん、最初からまともな監理団体との付き合いが始まって、
順調に良いお付き合いを続けている先もあろうかと思われます。

でも…たぶん…残念ながら、あんまり多くはないかと。汗

今回は、この口コミ紹介について、
掘り下げて考えてみます。

最初に、一つの事例を上げさせてください。

実は、
先日、私のところにあるご相談をくださった方がいらっしゃいます。
実はこの方、この業界の方ではありませんが、
ある出来事を通じて、前々より、色々とご親交をいただいていらした方です。

内容は、
とある新規サービスの提供ビジネスについて、
わざわざ私へのお気遣いくださったオファーをいただきました。

私は逆に、それならばと、
以前、個別お茶会でご面識頂いた方とお繋ぎした方が宜しいのではと思い、
ビルメン業者の方にとっては気持ちの良い新規ビジネス展開になりそうなので、
お繋ぎしますから、ご自身でご判断ください…といったお話をしました。

これだけワガママに動いている私ですので、
そこでのお話は、マネーゲーム最優先ではなく、
仕掛ける側の強い想いを共有できそうな方同士であるかどうか。
ココをイチバン気にかけてお声をかけさせていただいたつもりです。

新たなビジネスチャンスでもあるので、
プチ既得権益を狙う『知り合い』のビルメン業者はゼロではありませんでしたが、
あえて、そんなマネーゲーマーかもしれない『知り合い』ではなく、
この方が宜しいのではと、お繋ぎする予定です。

人の繋がりから、ビジネスが広がる。

昔からよくあるお話ですが、
マネーゲーマー同士だと、この業界限らず、
既得権益の奪い合いや、駆け引き、交渉術の勝負になります。
片方だけがそうだとしても、
間に入る方がそうだとしても、
ほとんどが上手く回っていきません。

実はこういう話は、たまにあります。
今回のケースでは、
私がネクステの頃からずっと言い続け、やり続けている、
『繋ぐ人』ということです。
ご連絡くださった方は、ご存知ないのですけどね。苦笑

私が考える紹介の流れは、

今回のケースで言えば、
まず、ご相談くださった方が、こういう想いでご苦労の末、
やっと既得権益や法的ハードルを乗り越えて、
実績を積み上げてきた先に生まれた、
新たなサービス展開でのご相談でしたので、

この根っこを大事に考えねば、
全てが上手く回ることなく、
マネーゲームや既得権益の奪い合い、駆け引きや交渉ばかりとなり、
想いは置き去りになり、
互いに疲弊して、したい結果が導けなくなると容易に想像ができました。

なので、
この方の想いを、ご理解くださり、
尊重頂いたうえで、
共感し、共に歩んで行きたいと思っていただけそうな、
そんな社長さんであることを想像できそうな方、
その方へ、お繋ぎしてみようと考えました。

そして、実際に、ご面識をいただくまで、
双方に様々な気遣いを考え、
機会を演出し、同席し、
双方の意向を尊重した答え合わせにつながる意見を、
余計なお世話くらい、口を出して、話の是非の答え合わせを導きます。

その節にも、後は当事者同士でご判断いただき、
進めてくださいと、くれぐれもお伝えします。

私への謝礼は結構です。
もし、双方が儲かって、あの時ご縁をいただけたからと、
御礼いただけるところまで実現できたならば、
その時はありがたく頂戴しますと。

マレに間に入っていてくれと言われることもありますが、
ケースバイケースで、遠慮させていただいたり、
実務が関わる場合は、ありがたくカガミを取らせて頂いたりと、
バラバラです。

紹介が終わった後も、
たまの機会に、その後どうなんでしょうと、
コチラから聞いたりする程度でしょうか。

答え合わせがすぐに出る場合も出ない場合もありますが、
できれば、答え合わせまでは、気にかけます。

何でそこまで丁寧にやるのか。

答えは単純。

双方に良くなっていただきたいから。

その想いだけですね。

せっかく良かれと繋いだのに、
後は野となれ山となれじゃ、なんかこう、面白くもなんともないじゃないですか。苦笑

さて、ちょっと長くなりましたが、
コレが、私が考える、口コミ紹介です。
いや、私の場合でしょうか。

全部が全部ココまですることばかりじゃないですが、
基本的に、双方に本当に良くなって欲しいと思う場合は、
特に、こういう対応を取ります。
*相手が嫌がるような場合もありますしね。汗

しかし、受入企業の社長さんが、
知り合いの社長さんから、口コミ紹介をされる場合って、
ココまでの紹介対応や紹介責任まで考えて、
対応しているモノでしょうか。

社長さんって、ワガママで尊大なくらいプライドが高い方も多く、
本当に良い業者をわざわざ教えたがらなかったり、
そこまで面倒なことを、イチイチ相手の社長さんに対して、
することもありません。
そこまでしなくても大丈夫と、紹介される社長さんもそう思うことでしょう。

そこには、何を大切にしているのか、
それはナゼなのか、
誰と付き合うべきだという理由も、明確ではありません。

ただただ、自分が知っている業者でよければ、
知らない仲じゃないし、教えてあげてもいいよ~、程度のものです。

また、もしかすると、紹介する社長さんには、
裏でリベートすら回っている場合もあるかもしれません。
*現に、昔の所属先の社長は、そういう営業をしろと、
 よく言ってました。

実は、紹介営業は、この業界では定番です。
唯一の営業手法と言っても過言ではないくらい。苦笑

紹介する側の社長さんにしても、
お仲間の社長さんへ紹介するに足る職員でない限り、
紹介はしないでしょう。

ウチの業者、対応悪いから、
止めといたほうが良いよってなりますしね。
(付き合い止めたいけど、契約上止められないコトもアルアルですしね)

でも、この場合の紹介は、
コイツ頑張ってやってるから、
何かあれば、紹介してやろうって場合がほとんどです。

つまり、そこには、紹介する側の社長さんとは、
人間関係もできているけれども、
新規の社長さんとは、人間関係の階段を、
探り探り築いていかねばならないし、
築ける相手かどうかも分からない。

それでも、仕事が欲しいから紹介してくれとお願いしている手前、
なんとかして受注にもこぎつけたい。
そういう業者は少なくありません。

結果、無理な付き合いだと分かっていてのスタートとしかなりません。

まぁ、営業上手な方は、巧みなくらい上手いコト自身の流れに引き込み、
言うことを聞かせていきますが。苦笑

えっと、話を元に戻すと、
口コミ紹介って、実はこの業界では、
イチバンの営業方法でもある分、
実はとても難しい部分でもあります。

紹介いただいた手前、
社長の顔を思い浮かべれば、
紹介先も決して無下にはできません。

でも、百戦錬磨の方は、それでもお相手の出方次第で、
その場でお断りしますけどね。笑

お断りすることなく、
どうにかこうにかして、受注したい業者も、担当者もいるので、
結果、丁寧な答え合わせをすっ飛ばして、進むことが多く、
後になって揉めると。苦笑

かといって、事前に膨大な懸念事項を列挙すると、
オマエはヤル気があるのかと怒られる。笑

受入側も、トラブルが巻き起こって、初めて、その改善を図ろうと、
入口の時点での交通整理を見直し始めます。

経験ってヤツですね。苦笑

受入側も、業者側も、自らが痛い目を見ないコトには、
やはり、たどり着くべき所へたどり着けないのかもしれません。

コレをシュッとストレスなく、
通り過ぎていくことも、たまにありますが、
それは、業者側と、受入側のレベルが非常に高い場合。
双方、共にです。
どちらか片方だけじゃ、ダメです。

そういえば、余談ですが、
ご苦労されている、ある受入企業の方から、
中国人の実習生を受け入れたいから、
良い監理団体先あれば、教えてくださいって言われていたっけ。苦笑
都内、建設受け入れですが、ご対応いただける方は、
個別にご連絡ください。

こんな内容を書いたうえで、
堂々とウチに任せてくださいって言ってきていただける先があれば。苦笑

そう、要は、口コミ紹介から入る場合がほとんどですが、
それですら、監理団体の真偽はわかりにくいということです。

そして、アナタの受入側としての考え方や姿勢も問われているってことです。

まったく、この業界は、
本当に簡単に問題なく進むことなど、
一つもないんじゃないかとさえ思えてきます。苦笑

アナタの会社は、大丈夫ですか?

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