外国人技能実習制度と特定技能、メリット取りを考えてみた

外国人技能実習制度

労働者の確保としての一長一短がある両制度。

めっちゃ都合よく考えてみた。

A:技能実習制度の受入を活用できる職種

B:同上を活用できない職種

ちなみに、これ、人数を稼ぎたい会社と、
そこそこの人数さえいればOKな会社と、
大きく分かれてきます。汗

ま、いつも通り、総合的に考え出すと、
全てはケースバイケースなので、
それぞれでお考え下さい。

A:技能実習制度の受入を活用できる職種
の場合

セオリーは、人財側には実質なんの試験ハードルもないため、
また、国や送り出し機関、監理団体にもよりますが、
人財側に「日本語教育」や「日本教育」も自動的に施されるため、

メリット①:互いにストレスのない中、キャラ重視で人材を選べる。

キャラで選び、その後の法定講習中にも、
合格したからと努力もせずアグラをかく人材の入替さえでき、
間違いのない確率の高い人財候補者の受け入れが可能。

メリット②:実際に働いてもらい、業務対応力の結果を確認したうえで、特定技能への受入継続を意思決定(後出しじゃんけん)できる。

そもそも技能実習の3年でコスパ成立しているハズだから、
その後も、ボーナストラックとして、受入継続でき、
1年で転職されようが、
居てくれた分だけコスパが合うよう設定されれば、
受入企業側にリスクはない。

万が一、5年もいてくれたなら、
それはラッキー以外の何物でもない。
(その分、昇給はちゃんと考えてあげないと、ドンドン転職するでしょうけど。)

これらが、ざっくり言って、技能実習制度と特定技能とを
良いとこ取りした受入手法でもあります。

で、問題は…

B:同上を活用できない職種

現時点で、宿泊、外食(一部のぞく)は、
技能実習制度との併用活用はできません。

(がんじがらめな移行対象職種に当てはまらない場合は、下部に記します)

その場合、

a:日本国内から仕入れる(失礼)

b:海外から仕入れる(失礼)

aの場合、
近くにあってもなくても、
今でもすでに殺到していると思われ、
必然的にせり上がっていくので、
特に、
ネームバリューがあったり、
雇用条件を最初から高額提示できる一流大企業などの、
寡占状態になることでしょう。
(最初から諦めるのは個人的には嫌いなので、各自でダメ元アタックしてみましょう)

余談
日本語学校や関係専門学校などは、
ある意味、ウハウハなのでしょうね。

学校自体は人財ビジネスは併業できないルールだったかと思われ、
表っ面はウハウハしてないと思いますが、

収拾つかないとして、職業紹介会社へ委託してる場合など、
十分ありそうです。

また、就職課なども掲示板へ求人情報貼付し、
各自で希望先に連絡を入れ、
面接など個別にさせていればとも思いますが、

そうであっても、謝礼を支払うから、
ウチの求人を優先斡旋してくれ等の企業もたくさん出てきそうです。

bの場合、
どの国のどの送り出し機関と組んで招聘挑戦するかで、
大きく変わってきます。
(ここのドリルダウンはとても長くなるので、
 ココでは端折ります。)

宿泊、外食以外で、実習制度が使えない事業の場合…

ココが非常にデリケートなところです。汗&苦笑

私もどこまでこの場で言っていいのか、
判断がつきかねます。
特に現時点では余計に+全て明確になっていないので。

以下は、あくまでも主観的憶測の結論だけ申し上げます。

『特定技能での受け入れ活用の可能性がかなりあるのでは』との認識です。

つまり、大人の事情で言えない現実ですが、

実際に、実習制度ががんじがらめで十分な人手不足対策となっていないため、
経済界からの意向、圧力などにて、
特定技能が急遽創設された背景から、
官僚行政にも様々な危機感は広がっていて、

ユルユルな制度設計になっている流れだということです。
(説明会のニュアンスでだいたいわかりました。)

つまり、
特定技能者にさせても良い業務の範囲が、
意図的に、ある程度ぼやかしているということ。

必須作業51%以上なんて制限は、
その制度特性上、
設定できない(現時点解釈)仕組みになっているということ。

かといって、何をさせても構わないとは、
入管(法務省)も言ってはいません。

資格外活動として、法令違反だと明確に発言しています。

この辺り、手前味噌ですが、
プロではないと、境界線を上手に泳ぐことは実際不可能でしょう。

今までの歴史は繰り返される理論で言うならば、
考えの浅いブローカーが、間違いなくメディアを賑わすので、
結果、飲酒運転の厳罰化や、
技能実習の新制度移行などの轍を踏み、
厳しくなっていくことでしょう。

外国人技能実習機構が、特定技能機構へと、
何年か後には、名前を変えているのかもしれません。

ここまで踏み込むのは、勘違いしてテキトービジネスで、
荒稼ぎを加速させかねないと危惧もありますが、

これだけ面倒なことを言い続けている当方にお付き合いいただけている方々であれば、
間違っても、悪用解釈はなかろうかと、
読者を信じて、お伝えしてみました。

(なので、読み進めた人にしか、ちゃんと読んでいる人にしか
 目に触れないよう、わざと最後に書いてます)

個人的には、労使関係が良好であり、
諸々が整うのであれば、
ぶっちゃけ、コンプラが最優先ではありません。

必要条件としてコンプラは大事ですが、
本当の必要条件は、十分条件にも関わるだけの、
『労使相愛の関係維持』です。

意図を組んでいただける方が、
一人でも多くいることを祈って…

それでは、また。

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