ぶっちゃけ、転職制限があろうがなかろうが、人材育成にはあんまし関係ない。
オモシロイ事例がありましたので、書いてみます。
フィリピンネタからです。
悲しい歴史の積み重ねから、海外出稼ぎ労働者の保護が他国と比べて手厚い印象のフィリピンです。
確かに、そもそもの基本ルールとして、奴隷労働を根本から避けるため、
労働者からの費用徴収はしてはいけないし、
これが浸透してる分、したら送り出し機関が刺されて終わるリスクもまた、常識化しているので、
送り出し機関もまったく労働者から費用徴収はしていない現実を実現しています。
でもね…
本気で労働者保護してるのかどうかは、見る角度によって違います。
冒頭で触れた転職制限。
MWO大阪(旧POLO大阪)では、
一旦契約した受入先からの転職は、基本的には認めませんとのことみたい。
そもそもの入りピンの海外出稼ぎ基本ルールとして、
1契約に付き、フィリピン一往復なのが契約ルール。
なおかつ、そもそも雇用契約自体、MWO通しで認められないと、
フィリピンの合法的に、採用はもちろん労働もできないのがフィリピン流。
日本側がどれだけ人権侵害だの自由を制限してるだの喚こうが騒ごうが、ソレがフィリピンのルール。
新たに転職したいなら、一度、その雇用契約を終わらせて帰国しなさい。
そして、もう一度申請し直して、OKが出てから、再度、渡航して働きに行きなさい。
コレがフィリピンの考え方です。
つまり、日本滞在中に、勝手に転職はできないという現実。
実際問題は別として。
要は、見方によって、保護とも奴隷労働とも言えるってこと。
たまたま日本では転職自由に傾いている今の風潮であり、
フィリピンはたまたま保護=実質的な転職制限に傾いているだけのこと。
これ、良い悪いは別にして業界的には、最大公約数的な立ち回りしか選択肢はない。
つまり、日本もフィリピンもルールを守ろうとするなら、より制約の強い、狭い道を歩むしかない。
ほんと、どちらが本当の意味での保護なのか、育成なのか、考えることはよくある状況です。
最近、久々にこの業界のコトを面白おかしくエンタメにして、
批判を繰り返して飯の種にしているジャーナリストさんの記事を拝見しました。
次の批判は、読む人にとってのエンタメネタは、どのポイントにしようかと。
こういう右か左かでハッキリさせられないネタは、いつまでも同じことを、
繰り返し、切り口を変えるだけで、何年も飯の種になります。
保護でもなく、まして人材育成とは全く別の生き方そのもの。
そんな生き方は、私はしたくはないので、
自分がしたい生き方をしています。
コレマタ、同じく、どちら寄りで生きていくのかの違いだけです。
アナタは、どちら寄りですかね?
その偏り方、傾き方によって、やりやすさや生き方は変わっていくのでしょうね。
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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