技能実習や特定技能業界の業界人の底上げ策

余談

今月も本日、行政処分情報が出るのかしらん。

今日はこういう時に感じることをつづってみます。

処分に載る人、載る法人や団体名は、
載るべくして載った人になりますので、
同情の余地はありませんが、
それでも、時折、考えることがあります。

人は過ちを犯す生き物だってこと。
どこぞに書かれていることだって、そんなの知らないままに今を生きている人が大半だってこと。
とはいえ、知らなかったからゴメンで済む社会じゃないってこと。

であったならば、ちゃんと“事前に”学ぶべきを学び、
医者のごとく医者免許?を持っていないと診察や手術できないくらいに、
膨大な知識量と実地経験を積んで、
海外の現実も様々学び、
そのための多額の学費と時間と労力を費やして、
月給50万くらいからスタートし、年収1千万を超える業界にしてほしい。

そしたら、マトモで能力の高い人しか、関われない業界になる。
(正確には、その確率が高まる業界になる)

意思決定権者である経営者もまた、
これらの膨大な学びと経験と費用と時間と労力を費やした有資格を持たない限り、
その会社での外国人労働者の受入などできないようにすればよい。

人への投資というならば、
それくらいの必然コストを、国が負担すれば良い。
この業界に本当にふさわしい人財を量産してくれれば良いのに。

そして、人権派が騒ぐように、
たとえ国が税金を費やしてでも育てあげた人財であっても、
強制労働なんて国を挙げてできないだろうから、
転職の自由も当然、権利行使ができるようにして。

そしたら、間違いなく、今以上に業界はよくなる可能性は高いですよ。

 
視野狭窄で近視眼の日本人の中には、
未だに外国人労働者が来るから賃金が上がらないなんてイミフなコトを言ってる方を見かけましたが、
そんなのに引っ張られている間に、ドンドン世界は変わっていき、
日本自体が取り残されていく。

面白かったのは、制度廃止を訴える団体の代表が、
制度廃止はかないそうだからと、今度はもっとより良い制度を築いていかないと…と発言されていたのを見て、
思わず苦笑いしてしまいました。

 
結局、国は、ルールや制度という、枠組みを作ることしかできない。
淡い期待を持つのは、良質な人材が量産される枠組みができることですが、
前述の提案のように、整わない空想論は述べても空しいだけ。

現場は、現場の当事者たちでしか、健全化はデキナイ。

底上げもまた、現場を知る人でしか、成し遂げられないことだと思う。

 
あ、そうそう、
コレを書いていると時点では、確か今日が、
有識者会議での中間報告書が確定公表される予定日だったはず。

どんな方向性を有識者会議が打ち出そうとも、
実際に取り組むのは現場の当事者たち。

主役が底上げされない限り、どんなにすばらしい制度であっても、
過去、歴史上、被害者が一人も出ない完ぺきな制度なんて聞いたことがない。

私達の自助努力、相互扶助なくして、健全化は成らないので、
結果、延々とあの手この手で成長、進化を加速させていくばかりです。

 
中間報告書が出たならば、
このGWの間にでも、何度も読み返し、
制度改正が向かう方向とポイントを腹落ちさせて、
そのためには今から何をどのようにどの程度手を付けていくべきかについて、
考えを整理する時間を使えるといいかもですね。

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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