疑問が交錯する。
質問が飛び交う。
アレもコレも心配で、らちが明かなく、
最後には考えるコトを放棄してしまう。
それでも、目の前に問題が勃発すれば、
それはすぐにでも解決対処せねばならない。
そして、それが正解かどうか。
適切な選択、決断であったかどうか、
不慣れで自身も信念もおぼつかない業界経験の浅い方であれば特に、
その責任からは逃れられるものであれば逃れたい。
そういうマイナスのスパイラルにハマっている方はいませんか?
アレもコレも自分に丸投げしやがって…
上司に相談しても、自分で対処しろと。
私、まだ一年目でたぶん諸先輩方のようには立ち回れないコトばかりなんだけど…
そんな私が決めていいの?
それで間違った判断だったりしたら、
組合としてダレが責任を負うの?
もしかして、私?
そんなのできるわけないんだけど…
目の前の諸問題に集中して日々が過ぎ去っていくと、
一体全体、私、なんのために頑張ってるんだろうと。
ふとした時に、脱力タイムスがとんでもない衝動でやってきます。
アレもコレも自分で対応せねばならないコトが続くと、
琴線を張り切ったまま、しばらくは走っていられますが、
たまにプツンと切れちゃう場合があります。
単に人によって、図太い鈍感か、線の細い繊細な人かの違いです。
ちゃんと色々考えて瞬時に無難かつ適正かつ適切な解決策を
見つけ出して提示できるようになるまでは、
その人の能力によるところと同時に、
教育次第となります。
それでは、本人の能力は人それぞれなので言っても致し方のないところですが、
教育とすれば、どう対応すべきなのでしょうか。
それは、
『誰の為の正解を採用すべきなのか?』
を考えるべきだというコトだと思われます。
個人的には、
① 技能実習生
② 受入先
③ 監理団体と送り出し機関
この順番で、4者が互いに納得できる答えを選択すべきです。
その為の答えを導き出して、他の3者に説明し、理解を求め、
心から納得してもらえるように立ち振る舞うために、
どうすべきか。
ココにつきます。
ナゼ①が、受入先ではないのか。
それは、労使関係含め、法的にも①の技能実習生が、
固く守られていることなのは当然ですが、
①がなにより納得できなければ、
そもそもこの制度事業がうまく回っていかないからです。
逆を言えば、①さえ安心して納得して、
目の前の実習(業務)に邁進できるからこそ、
他の3者も丸く収まる答えとなるからです。
わかりやすくお金で言えば、
受け入れを決めた当初、描いたコスパが問題なく成立することが、
実質、イチバンの目的でもあるのだから。
そのために、全てが動いているといっても過言ではないのだから。
つまり、①の技能実習生をイチバンケアすることが、
肝心要なポイントだというコトです。
そうなるように、制度が設計されていますので。
(意図的かどうかはともかくも)
つまり、
法的なケアは当然ですが、
技能実習生が安心して満足して働けることが、
イチバン、問題が起こらず、皆、余計な労力を割かずに済むってことです。
ちなみに、だからといって、
技能実習生に、へいこらと頭を下げて、図に乗らせるのが正解という意味ではありません。
知るべきを知り、理解すべきを理解し、
自身がどういう立ち位置にいて、
自分に求められていることがハッキリとわかり、
納得して、自分がすべきことに取り組めるように持っていくというコト。
そして、それは、
他の3者が満足かつ許容できる範囲に収めていくことがポイントです。
常にこの全体的な俯瞰的視点を明確な最優先判断基準として、
頭の中に入れておいたうえで、
目の前の諸問題に当たるよう、
監理団体の新人職員へ指導教育していくことが、
全ての関係者にとって、プラスへとつながっていきます。
不幸の量産に歯止めをかける一丁目一番地です。
このために、
労基法を学んだり、
入管法を学んだり、
機構が示す判断を学んだり、
いろんな判断材料を頭の中に叩き込んでいくことが求められているワケです。
こういう正解を自然とスッと導き出せるようになるために、
他の諸先輩方はどう立ち回っているのだろうという、
ケーススタディに触れる機会を増やしておくべきだというコトです。
この判断を間違うから、
適切な選択肢を見つけられないから、
考えつかないから、
後に手間暇が増え、トラブルが続き、
結果、当初のコスパが全関係者で達成されなくなるのです。
ココが適切にケアできているから、
適正な受け入れを可能とし続けるのです。
誰の為に取り組んでいる事業なのか。
人が人のお世話をする事業なので、
受入先であろうが、業者側であろうが、
そこに違いはありません。
アレもコレもと取っ散らかっている毎日だと、
ついつい、当たり前のことが抜け落ちてしまいがちです。
判断に迷うときには、
このポイントを忘れないよう、気をつけたいものですね。
ちなみに、問題勃発の際ばかりではなく、
常日頃、一つ一つのすべきことや懸念事項に対しても、
同じく確固たる本質的な判断基準を自身に据えていての立ち居振る舞いとなれば、
自然と一つ一つの作業が丁寧かつ厚みを帯びてくるものです。
結果、どんどん手間暇、二度手間三度手間が減っていきます。
結果、コスパがどんどん良くなっていく。
日々、一つ一つを丁寧に全方位でケアし続けるから、
とんでもないトラブルが巻き起こらずに済むのです。
この実践を突き詰めれば突き詰めるほど、
結果として、実質利益が増え続けます。
一人一人、別のことまで手が回ることが増えていきます。
すべては、ソコを目指すための学びや気づき、
そして、築き上げ積み上げていることにほかなりません。
この意味が腑に落ちている先であればあるほど、
表面的に不正だの悪質だのと騒いでいる方々を横目に、
次のステージへとドンドン歩みを進めているのです。
こういう考え方、姿勢でもって、実際の実務に当たっていらっしゃる方は、
たぶん実感されていることでしょう。
そして、そういう方々がお集まりくださっているのが、
解体新書企画にご参加ご支援くださっている方々です。
よく億万長者になりたければ、
億万長者と同じ世界の空気を吸って過ごす環境を手に入れることが、
イチバンの近道だといいます。
東大受験合格の最短コースは、
東大受験をスルスルと合格していく人たちの考え方や姿勢、
勉強方法などを知り、真似してみて、自分なりのスタイルを確立するのが、
イチバンの早道です。
「笑顔でありがとう」という感謝をたくさん生み出している方々から、
色々と聞き出したり、同じ空気を吸っている方が、
自然と考え方も姿勢も身につき、実務の事例に触れることで、
感覚的にもつかめる部分が多くなります。
接触頻度の問題でもありますが。
人間、そうかと気づくことと、
実際に自身の血となり肉とすることとは、
言うは易し行うは難しです。
だから、行うは難しの部分であっても、
どう行うべきなのかが、自然と身につくように、
誰に後ろ指刺されているわけではない方々と、
共に過ごすことで、
変に構えて勉強するぞとならずとも、
自然と身についてしまう、移ってしまう、
そうあるべきだと思っているから、
こういう企画を立て、場を設けています。
解体新書企画 第7期募集
https://www.gaikokujin.link/member/cf/5q
お申込み期限:2019年12月31日
更新後の有効期限:2020年6月30日
12月もクリスマス前までの稼働と考えれば、
残り実質一週間ほど。
本当の意味での令和の夜明けという時代の節目に、
新たな時代を、自分自身の意志で踏み出し切り開く良い機会ではないかと。
コレだけ情報が氾濫し、透明化が進むと、
もうホンモノしか生き残っていけません。
一人だけど一人じゃない
一緒に寄り添い、共に新しい時代を、次のステージへと、
アナタと歩んでいけたら嬉しい限りです。