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【外食・宿泊・介護編】特定技能の具体的な募集受け入れ方法をわかりやすく書いてみた

どうにも情報格差が埋まらない。
そして、混乱が止まらない。

どこの何を見れば、答えがわかるのか、
特に外食や宿泊の方々は、どうにもイマイチわかりにくい。

また、色々勉強していても、
どうもコツというか、根本的なポイントがわからない、
ピンとこない方が多そうなので、
今一度、考え方を整理してみます。

たどり着いた方が、迷わないように。

まず、残念ながら、『絶望』を直視いただきます。

①受入可能な人財はどこにいる?

元技能実習生という選択肢がない中では、
試験合格者しかいませんね。

であれば、試験合格者を直接リクルーティングするために、
各地の試験会場まで日程と場所を調べて、
ビラ巻きに行きますか?

業者に依頼しても、その方々を集められるとお思いですか?

結果的には、どこぞの留学生を受け入れしている日本語学校や専門学校などで、
特定技能試験合格対策スクールなどが始まっている、
いや、これから始まっていくように思われますので、
そういう学校系を懸命に探し出して、
直接アプローチして、ゼロから試験合格を応援していくことが、
現実的なのかもしれません。

要は、自社への受入希望者は、自社で作っていく=見つけて育てていく。
そういうアプローチの仕方ですね。

ただし、都会はこういう動きが早そうですが、
地方では、まだまだと思われ、
試験情報など入手して、参考書的な教本作りに着手したり、
まだまだ時間はかかりそうな気もします。
協議会などが、そういう試験対策教本など出版したりして、
ビジネス化していきそうなので、そういう部分も注視すると、
既得権益者(の立ち位置獲得者)から、何らかの情報が出てくるかもしれません。

はい…この時点で、少なくとも今はまだ、
十分な受入仕入れ元が、まだまだ整っていないので、
諦めるというよりは、もう少し時間が経って、
様々な準備が整うのを待つしかないのかもしれません。

もしくは、いっそ業者側になって、
教育事業を始めようとするくらいでしょうか。

私など与り知らぬ世界で、どこぞがどんなサービスを展開しているのか、
定かではありませんが。

②マッチングが成立しない現実を直視すべき。

たとえ、受入候補者が選べるほどにいたとしても、
雇用条件や、受入にかかる関連コストを許容できない場合がほとんど。

失礼ながら、サービス業界では、
とてもじゃないですが、工場系、建設系、などよりも、
給与として支払える額が、あまりにも少ない。

そのくせ、工場系や建設系以上に、
日本語が話せないと、労働者としての受入自体、
あまり意味がない=コスパが合わない。

自社の都合はもちろんありますが、
特に外国人労働者という、人財側にしてみれば、
外国人ですから、1円でも高い報酬を提供してくれる先へ行きたい。
別に、サービス業にこだわっているつもりもない。
サービス業への就労希望があったとしても、
給与額面の明らかな差を知れば、簡単に断念する人財が多いのが現実。

そう、外国人側にも、選ぶ権利があるってことです。
そして、それらの特徴や考え方、背景、など、
イチ外食業者、イチ宿泊会社、イチ介護事業者には、
わかっているようで、まったく十分と言えるほどにはわかっていない。

16万の給与と、23万円の給与とでは、
日本人だって、どちらへ行くのか、迷うほどでしょう。

③転職リスク、退社リスク

苦労して選んで育てた外国人労働者が、
今までの手塩にかけた時間も労力もコストも気にかけることなく、
スミマセン、辞めます…なんてことは、あるある話。
そのリスクを踏まえて乗り越えられるだけのグリップ力が、
貴社にあるならば、転職の心配は不要ですが、
1年経ったら、母国で親がいい加減に結婚するために帰ってこいと。
いや、父母など親族が不幸にも亡くなり、母一人は心配なので、
帰国します。。。
もしくは、母国に残してきた恋人に会いに、
たまに帰国していたら、子供ができてしまって、
結局、帰国を選択したなど、
特定技能1号だけでも5年間は滞在猶予がありますが、
自社の都合とは別に、コスパが合う合わないなど関係なく、
これらのリスクも考慮に入れたうえでの受け入れを考えねばなりません。
(別に全員が全員ではないと思いますけどね。)

そう、今いる日本人スタッフの給与や待遇を底上げして、
外国人労働者の確保にかかる時間やコストや労力を、
その分、日本人労働者に向けたほうが、
よほど現実的なのかもしれません。

ない物ねだりと、お考えいただくと無難かもしれません。

ただし、
その上で、これらの絶望を踏まえたうえで、
それでも、事業に取り組み続けねばならない片道切符の経営者にすれば…

そもそも日本人が集められないから、
いや、求める日本人がそもそもいないんだから?
外国人労働者一本やりで、
受け入れをどうにか実現させたいのであれば、

アルバイトでもなんでも、縁のあった学生さんなどの、
ピンポイント人財に対して、
精一杯の応援をして、
裏切られない心のグリップを十分に聞かせられるだけの人間関係を築き、
特定技能有資格者にまで育て上げて、
③のリスク内包を許容するにあたって、

はじめて、特定技能での受け入れが可能となるのではと思われます。

おそらくは、コレがイチバン現実的なのではないかと。

どこぞに求人出しておけば、
勝手に集まってくるなどとは、
夢にも期待しないコトです。

日本の法など分かるワケもない外国人が、
特定技能での就労先を自分で見つけ出し、
待っていればやってきてくれるなんて、
身勝手で都合の良い期待は、するだけ後でくたびれます。

外食、宿泊、介護の方々には、
ぜひともコレラの現実を整理して、理解いただければなぁと願うばかりです。

私が書いてるコトって、決して間違っていないと思われます。

他にも私が知らないスーパースペシャルなやり方もあるのかもしれませんが、
おそらくはレアケースに当てはまる方々だけなのではないかと。

注力の仕方は、どこかへフォーカスしないと分散して、
一向に結果に結びつかないと思われるので、
早めに答えを出して、次の選択肢に進むことをお勧めします。

ご参考まで。


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