技能実習でも不公平だとの声はそこかしこで聞こえていました。
特定技能でも同じことが起きているように感じます。
声がたくさん集まる業界。
それらの声を業界としてちゃんと統一見解としてまとめ上げて出せるほどに、
まとまっている業界。
=分野毎の協議会や技能試験(技能検定)や利権などもキチンと整理がつく業界。
技能実習で言えば、シチめんどくさい手続きをキチンと継続的に対応できる業界。
隙間、いわゆるニッチで事業に取り組んでいる業界。
ぶっちゃけ外国人の単純労働ないし、単純労働に毛が生えた程度の労働者では、
まかなえない業界。
(日本語でのコミュニケーションや価値観的な意思疎通に時間ばかりかかる業界)
(=色んな意味での成長に時間がかかる業界)
そういった業界では、
そもそもが外国人労働者という選択肢すら使えません。
それでも、人手不足の波は、業界を問わず、
ある程度は平等に、公平にやってきます。
人気職種などでも、
かつてと違って、石の上にも3年なんて考え方のままでいたなら、
(悪いとは思いませんが、かじりついて変われないのは少し違うかと)
ドンドン、先細りになっていきます。
極論、労働者=労働力に頼らない事業化へ変化させていくか、
そもそもが労働力を必要としないスタイルの事業を新たに取り組んでいくか、
色々な手段が考えられます。
ですが、分業やアウトソースを抜きにすれば、
人が一人でできる仕事なんて、たかが知れています。
大なり小なり、労働者を必要とする業界が、
一切合切なくなるともまた思えません。
少なくとも、後10年前後では。
色々な意味で外国人労働者を活用できない企業は、
どうして行けば良いのでしょうか。
いやいや、外国人労働者も永住希望者ばかりではない中で、
どこまでいってもバンソーコーにしかならないことを考えると、
いつまでもバンソーコーが手に入るものではありません。
世界各国との労働力争奪戦が行われているので、
日本国内では良い給料であっても、
他の先進国の方が良ければ、日本自体見向きもされません。
どうしますか?
どうされますか?
今、目の前の仕事で精一杯。
他の事なんか考えていられないよ…
そうですね、その通りの方もたくさんいらっしゃると思われます。
ですが、考えていても、考えていなくても、
時間は平等に公平に過ぎていきますし、
なんなら資本力にゆとりのないところは、
ウダウダと目の前のことをやっている間に、
いつの間にやら浦島太郎状態です。
今までさんざんお伝えしてきていますが、
既に様々なとことで散見されています。
答えは一つ。
労働力を結集する必要のある企業では、
インナーブランディングに力を入れていくしかありません。
インナーブランディングとは、
企業がブランドの理念やビジョン、ブランドの価値を
社内(社員)に理解浸透させるために行う啓蒙活動のこと。
社内(社員)でブランドの価値観を共有し、
社員の意識や行動、言動やサービスを
ブランドの方向性と合致させることが目的。
インナーブランディングにおけるブランドの価値とは、
主に企業理念やビジョンなどの形のない概念のこと。
だそうです。
出典元はコチラ。
http://chibico.co.jp/blog/business/inner-branding/
*なんか、私が取り組んでいる活動みたい。苦笑
選択肢は、日本人の労働者がどれだけ少なくなろうが、
日本人の労働者に来てもらうしかないってことです。
いや、別に就労制限のない外国人の方でも構わないと思いますが、
つまりは、求心力を生み出せってことですね。
労働者の方々が、アナタの会社でお願いだから働かせて欲しいと、
言わしめて、並んで待ってくれている状態を作り出すことに他なりません。
かつてと同様に、企業側が労働者をちゃんと選べるくらいまでの状態が今の理想形ってことです。
そんなの無理だよー
はいはい、出来てる企業はたくさんあります。
できないと思っている人には、永久にできないのでしょうね。
やれば出来ると思っている人は、
やり方を探してジタバタともがきます。
この答えが確かにあり、その答えを導き出せる手法が、
まるで算数の計算式のようにあれば、楽チン極まりないのですが、
残念ながら、そういう都合の良いものはありません。
だからこそ、ゴールが見えない中であてどなくもがき続ける行為は、
相当なストレスや迷いや悩みを生み出し、
意識を高く、諦めることなく前へ進んでいく気力は、
相当なレベルが求められるのかもしれません。
でも、一歩目、二歩目と足を踏み出していかねば、
いつまでたってもトンネルの前で立ち往生のまま、足踏み状態で日が暮れていきます。
やればいいのに…
やってみればいいのに…
諦めずに、アレコレと考え続けジタバタともがき続ければいいのに…
いきなり隅々までイズムのシミ込んだ組織など、
どこにもありません。
血と汗と涙の結晶の末に、素晴らしい組織が出来上がり、
なおかつ、維持発展のため常に終わりなく考え実践し続けているからこそ、
時代の変化にも対応できたり、目に見えない落とし穴に結果としてハマりこむことなく、
健全かつ正常な経営ができているのではないかと。
私は、これらの全企業が対象となる問題に対して、
今までお伝えし続けているように、
ボリュームアップではなく、クオリティアップ。
つまり、寮より質。
そのための、人事評価、連動する不足点の個別教育と、
評価に見合った給与の設定という点から、
社内の見えないところに果敢に手を付けていくべきだと思います。
働き方改革、同一労働同一賃金を良い機会ととらえるワケです。
人が成長し、組織が成長し、会社全体が成長して行けば、
それは大変魅力的な会社となり、
リファラル採用、いわゆる紹介や推薦の口コミ採用も増えていきます。
会社にとって良い人が、会社にとって良い人を
別に見つけて引っ張ってきてくれるってヤツですね。
社内以外に、社外にまで広がれば、
正に他力すら働いていくものです。
あくまでも理屈で言いますが、
仕組みや役割を変化させ、
また、教育を効果的に施していくことで、
人ひとりの労働力が、
人ひとり以上の労働力を発揮できるようにと、
結果的にそうなれば、
その企業は、少なからず今までの労働者の数に頼ることなく、
事業を維持継続していけるようになります。
そして、順番として、そこまでのステージへとたどり着けたからこそ、
次世代を担う若手の労働者も魅力を感じて、
その企業へポツリポツリと就業してくれていくようになるんです。
こういった、目に見えない、形に残らない、
目の前ですぐ結果が出ない、数字でなかなか表せない部分こそ、
人間が軌道修正しながらも判断、決断すべき仕事であり、
だからこそ、給料が高く支払われてしかるべき人間が、
すべきコトだと思います。
別に、他に効果的な手段があるならば、
ぜひご教示願いたいところですが、
私なりにジタバタともがいてきた中での一つの結論です。
もっと極端な結論は、
『全社会人個人事業主化』なんですけどね。
経営者の気持ちは、成ってみないとわからないから。
そこから初めて気づくことや学べることもたくさんあるから。
しかし、トライしていくだけならば、
お金もかからないのに、ナゼしないのか。。。
少なくとも、外国人労働者を雇うだけの余計なお金が出ていかなくなるだけでも、
よっぽどの逸失利益の確保となるのに。
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