特定技能ビジネスの悩み…今、動くべきなのかどうか。

問題解決
Frustrated and overworked businessman burying his head uner a laptop computer asking for help

ある方から、こんな愚痴?が届きました。


特定技能の面接に○○へ飛んだ社長さんから情報をもらいました。
15人採用するそうです。
仕事内容は○○のパッキングです。
候補者は、○○製造や○○加工などの実習生終了者です。
○○加工での受け入れかと思いますが、こんなものかと思ってしまいます。
専門級合格者は殆どいません。
11月末に面接して2月には入国できると言われてるようですが、そんなものですか。
今のところは傍観してます。

こういう話を聞いて、羨ましいとか思いますか?

私には、
テキトー業者が、法や現実の怖さを知らない受入企業と組んで、
まずはやってみよー!的に動いているように見受けられます。

それでいて、国も特定技能の数字が増えないからといって、
けっこうユルユルで通していることもあるようです。
(個人的な現時点での印象です。また変わるのでしょうけど。)

問題は、じゃあ、それでいいのかというところですね。

ちなみに、こういう書き方は躊躇するのですが、
コチラをご覧くださっているマニアな方には、
そういう方はほぼいらっしゃらないのであえて書きますが、

特定技能では取り締まりや摘発などの具体的な頻度などまで、
明示されたルールがあるわけじゃないないのですが、
=バレなきゃ大丈夫、バレないから大丈夫と、
ええわええわで進めますか?

あ、売り切り有料職業紹介事業者としてだけならば、
登録支援機関業務など無視していて良いのであれば、
実際に受入先でどういう業務をさせていようが、
それらはもはや関係ないので、ノーリスクなビジネスかもしれませんね。苦笑

個人的には、中途半端で嫌なので、しない取り組みですが。

11月末面接で2月入国…コレもまた素晴らしいところですね。苦笑

モメないコトを祈ります。

何もケチをつけたいのではないですし、
他人様がそれぞれの責任においてやることですから、
明らかに被害が明確でない場合は、
外野がとやかく言えるものではありません。

まだ緩いうちに、アレもコレも通らばツッコめ!と、
突き進むことをヨシとする先もあるのでしょう。
先々を考えられもしない、想像すらもできない企業側と労働者側、
それで双方が、ヨシというならば、
それで、良いのでしょう。

アレもコレもリスクを承知したうえで、
その受入企業側が突き進むのであれば、
それらを許容できる業者であれば、
動くのではないでしょうか。

これらの判断は、正に、人それぞれですね。

ストライクゾーンが未だ固まってもいないし、
当然まだまだ見えていないし、
リスクを承知で取りに行くのかどうか。

一人頭の利益がどれだけあって、
かける人数計算でどんだけ儲かるとウハウハしている業者も多いコトでしょう。
生みの苦しみさえ通りこせば、後はルーティンだと楽観視しているところも多いコトでしょう。

人は自ら痛い目に合わねば、
学習できない性質もあるので、
巻き込まれた人たちは、かわいそうですが、
致し方ないのでしょう。

そこで人が苦悩し、失踪し、犯罪者になり、
殺人事件に巻き込まれたとしても、
それは仕方のないコトなのでしょう。

そんなこと言い出したら、
仕事なんて何一つできない…
そうなのでしょう。

でも、私にはできません。
やりたくもない。

別に特定技能案件を絶対やりたくないなんて言ってるつもりはありません。
むしろ、機会あれば、経験は何度か積んでいくべきだと思っています。

でも、自分にはできないなぁ。

技能実習で言う「職種不適合」にならないんですかね。
51%以上の必須作業と周辺関連作業との違いのように、
『専ら』取り組む業務と、『付随』する業務とにバランス制限までも明確な線引きはないですが、
お役所はちゃんとしろって言ってますよね。
コレが、お役所という立場ならではのパフォーマンスであったならば、
相当柔らかく解釈しても問題ないとなりますが、
まだそこまでのストライクゾーンは見えてきていません。

特定技能での受け入れならば、転職させずに済む合法的なある程度の縛りというか、
保証はあるのでしょうか。
私の言葉で言えば『求心力』ですね。
コレが十二分にある会社なのでしょうか。

そもそも、労働者はこのケースでで言うならば、
パッケージの仕事をするとちゃんと理解してきてくれるのでしょうか。
嫌だったら、すぐ辞めて帰るとか、
他の会社へ転職したいと出勤を拒むことになりませんかね?

給料って、ちゃんと同一労働同一賃金を意識して、
整備されているのでしょうか。
日本人同等以上の立証って賃金規定とか大丈夫ですかね?
賞与とかも支払うんですかね?

前から言ってる評価調書や理由書の問題、
さらに以前の入管申請記録との一貫性のある経歴については、
齟齬はないのかどうか。

そもそもこの国の特定技能の送り出しルールは確定公表されているのかどうか。
それらを十分に理解し、許容反映させられたうえで、
手続きが進められているのでしょうか。

お金をもらう以上、責任が発生します。
お金を支払う側が求める責任って、なんでしょうか。

それは、有能な労働者に社内に無事に溶け込んでもらえて、
法的にも問題なくケアされ、自然とちゃんと定着化するまでが、
ゴールだと考えているので、
部分だけ切り取った仕事って、自分にはできなくなっています。
入口から出口まで一貫して関わらねば、
どういう諸条件で確かに合意が成立していたのかどうか。
その過程で、どういう諸問題があり、どう修正したのか、
色んな意味で一貫性のある支援でない限り、
的外れや勘違いになることはもちろん、
ソフトランディングまでの責任を果たせない。

諸々リスクを承知いただいたうえで、
お試し的に取り組んでいこう。
そう理解のある受入先であれば、動けます。

労働者側も同様ですね。

タッグを組む送り出し側も。

冒頭のケースも、もしかしたらそうなのかもしれません。

特定技能が施行されて早8カ月が経過していますが、
まだまだ読み切れない=コントロールできる確率が小さい、
=3割バッターではなく出来高でしか言えないので、
じっと我慢の子。
ツライところですね。苦笑

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