監理費管理簿対策について、大手が取り組んでいる手法

問題解決

たまには、現実的なコトに一つフォーカスして、
書いてみます。

先日、また協力関係者の方々とお会いして、
様々お話をしていた時に出てきた話題です。

新法になってから、年度末としての報告を
毎年、5月末までに提出せねばなりませんが、
特に初年度は、まずはこんな感じでと出した後に、
今年、2度目の提出を行い、
定点が二つあったうえで、不適切なポイントとして、
いくつか指摘をされているようです。

そちらの監理団体では、コレだけの利益が出ているようですが、
これらは全て、技能実習制度事業から生まれた利益ですよね。

負債を穴埋めしているようですが、
その原資は技能実習制度事業からですよね。

大きな利益あげているのが明らかなようなので、
是正してください。

。。。

ケースバイケースのこととは思われますが、
アナタの監理団体であれば、どう対応されますでしょうか。

職員の給与を上げますか?
賞与でも出しますか?

いや、儲かり過ぎちゃってるんならば、
監理費を一律で下げますか?

組合自体が大きな負債を抱えている場合等は、
最悪ですね。

技能実習制度事業で利益を上げての穴埋めは、
適正ではありませんので、ダメだってことです。

どうします?

フツーに考えれば、どんな事業であっても、
余剰原資をいくばくかキープしておけないと、
何か大きなトラブルがあった際には、
捻出できる資金がありませんが、
そういうことはお役所側では一切関係ありません。

それが法律です。

大手がどうやっているかと言えば、
監理費は毎月一万円など安く設定し、
組合側では法的最低限の要素を満たして、
事業損益をプラマイゼロにもっていき、

制度事業の外で、それ以外の調整を行っているようです。

まぁ、平たく言えば、抜け道を作っているということ。

お役所側は、わかってはいても、
制度事業外のことには、口出しはしません。

良い悪いではなく、現実です。

つまり、現実を考えれば、
制度事業がいかに非営利であろうとも、
法が杓子定規であっても、
コンプライアンスの順守は当然であり、
それを踏まえて、どう乗り越えるべきか考えた末に、
行き着いた一つの結論であり、

制度事業外でのハコを一つ用意して、
そこでうまく調整するしか、やりようがないってことですね。

組合という一つの箱では、
現実を考えた際、とても適正に対応できないことに
ぶち当たるってことです。

この方法が全てではないにせよ、
この問題を乗り越えねば、
事業そのものが継続できなくなります。

それは、受入企業側にも大迷惑をかけ、
当然、現存の実習生たちは、全て総動員しての転籍になります。

職員たちは、自分たちの職場を自ら閉鎖し、
清算するために仕事をさせる羽目にもなります。

責任は、組合の理事会にあります。

代表理事や、他の理事の方々は、
どうやって責任をとるのでしょうか。

いや、取れるものではありません。

そもそも、非営利の事業なんて、
金持ちにしかできないコトです。

資本的ゆとりがあって、
はじめて安心して取り組めます。

平たく言えば、金持ちにしか取り組めない事業だってことです。

自腹で切れるお金がたくさんあれば、
いくらでも非営利事業にできますが、
おそらく一般的な監理団体は、
そんな悠長な世界で事業はしていないコトでしょう。

大手ってズルい、
金持ちってズルい、
そう言いたい気持ちはよくわかりますが、
現実かと思います。

この業界もご多分に漏れず、二極化が静かに始まっているようにも思います。

でも、言い続けているように、
大手だからマトモだってところは、
残念ながら、そう多くは感じられません。

現実は世知辛いのですが、
こういう点が山ほどあるのが、この制度事業です。

いっぱしの経営者であっても、
上手くハンドリングできない方ばかり。

ぶち当たって、そんなアホなと思っても、
誰も何も助けようがありません。

お役所には、2期分の証拠がすでに提出されています。

ゴメン、間違えてたとか、言いようもありません。

先々を軽く考えていると、
見据えておくべきを見ていないと、
こういう事態になります。

組合の売買も、未だ行われているようです。

こういう視点すらなく、
いくらだよとやりとしてる方々は、
その後、いったいどうお考えなのでしょうね。

そんなの、買う側がバカだっただけじゃん、
で済ませても良いのでしょうかね。

ボンボロの中古車を高く売りつけて、
その日のうちにブレーキすら効かずに、
人を撥ね殺したとしたら、
買う人も買う人ですが、
売る人もどうかと思われるし、
多分、法的には詐欺にすらなるのかもしれません。

世の中には、自分が知らないコトがたくさんあります。

無知の知を知っている人は、それだけまだマトモです。

ええわええわで突き進む経営者は、
実習生と大して変わらぬ近視眼のように思えてなりません。

ご覧の方々におかれては、くれぐれもご注意くださいませ。


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