特定技能の登録支援機関ビジネスでイチバン困ること

正確には、有料職業紹介事業＋登録支援機関事業だと思いますが。
何だと思いますか？

法的なケアですか？
資金的なキャッシュフローですか？

違います。

人財です。

スタッフです。

営業マンであり、支援業務に取り組み、
企業側と外国人特定技能者と、双方をグリップできるだけの人財は、
ほぼほぼいません。

私の知る限り、
まともな監理団体の職員さんくらいです。

受入側が希望する外国人労働者を
どこからどのように募集をかければ集まり、

良い人財を見抜くための見抜き方を知っていて、
受入後、どう立ち回ることでグリップできるかをご存知な方。

労務管理、入管業務の知識もあるスタッフ。

そんなの、どこを探してもいません。

申請取次経験の豊富な行政書士を、
外国人の労務管理をどこまで求められるかお分かりな社労士を、
雇いますか？苦笑

月給20万とか、25万とかで、
雇えると思いますか？

誰もが初心者な時もあるのですが、
初心者だからと言って、有紹の紹介料や、支援費って、
安くなるのですか？

法は、初心者のしたことだから、
悪質ではないとして、許してくれるのでしょうか。

どこだって、人手不足で誰でも良いから助けてくれ的な会社では、
特定技能狙いの外国人労働者は欲しくて仕方がない状態です。

よしよし、ウハウハとして、
何でもかんでもＯＫＯＫと、受注してお金をいただきますか？

需要は旺盛でも、
供給はかなり難しい。

コンプラの安心レベルを求められる場合、
（いや、至極当然だし、そうであらねばならないのですよ。苦笑）

給与の額面いかんを問わず、
そんな必要十分のケアができる、経験豊富な人財って、
募集かけて集まるとお思いですか？

社内でいつまで初心者向けに講習し続けますか？

下手な士業資格取るのと変わらないくらいですよ。

人材派遣会社などが、
労務管理の知識をもってして、
入管業務の勉強を必死に行って動くのが、精一杯でしょうか。

でも、派遣会社のスタッフも、
ワガママ気ままな労働者と、
言いたい放題の派遣先からの要望に、
うんざりして、日々くたびれていると思うのですが、
それでいて、新たにまた膨大な勉強に取り組むのって、
一スタッフレベルで、それだけのモチベート高いスタッフさんは、
どれだけいるのでしょう。

当該ビジネスの経営者も、
お金だけ支払って、後はオマエラの仕事だとふんぞり返っている場合、
いや、ふんぞり返っていなくとも、
入口から出口まで、どうあるべき、どう進めるべき、
何にどこまで気をつけるべきかに、理解のないところは、
たぶん、現実を知らずして、なぜ数字が上がらないのかなど、
これまた言いたい放題なのでしょうね。

なので、
これまたあまりに不幸が量産されていく仕組みが
現実化してそうなので、
外国人財の活用の仕方について、
いくつかの視点から、
スタッフが勝手に育つ教育講座を作成してみようかなと考え中。

少なくとも、
どこにもない一つのスタッフ教育の型があれば、
そこから、必要に応じて、自社なりにアレンジした頂ければいいと思うし。

それらの受講だけさせておけば、
少なからず、一通りのリスクや要点は理解できた人財が育つサービス。

そんな仕組みを、作ってみたいなと考え中。

網羅化も体系化もできていないし、
特定技能なんて、余計にまだまだ定まっていないし。

そういう業界スタッフ教育の仕組みができたら、
現場で取り組むスタッフのレベルが上がったら、

たぶん、不幸は減ると思うし、
それぞれの事業もスムーズに回ると思うし。

色々やりたいことはたくさんありますが、
コレもまたそのうちの一つ。

求めてくれる方の声が大きければ、
優先順位を上げて、取り組むこともできそうですが、
リアクションもないと、
世間的にはまだまだその必然性など、
熟しきれていないのかなとも思います。汗

それに、
特定技能も分野によって、それぞれ違いがあるので、
それらの点からも、なかなか難しいのですが、
共通することもたくさんなので、
なにかこう、一つのガイドラインみたいな、
たたき台となる様なものを作ってみたいとは思っているのですが。

そういう意味では、
技能実習制度事業は、ある程度固まっているので、
わかりやすいですよね。

良くも悪くもがんじがらめだから、
100枚の書類があっても、100のルールがあっても、
それら全てケアすれば、今までの現実や実績も含めて、
ある程度、ストライクゾーンが見えますから。