監理団体や登録支援機関の職員が、稼ぎを増やす方法

お金

ハッキリ言って、業界の構造的に職員の賃金は上がらない。

でも、電気代も食費もガソリン代も、何もかもが価格上昇し続けている。
監理団体職員にだって、生活もある。
家族を養っていかねばならない。

生きてるだけで、かかるコストは上がり続ける一方。
では、監理団体や登録支援機関の経営者は、
はたしてアナタの給料を上げてあげられるだけの原資を確保できているのかどうか。

 
ナゼ、賃金を上げてもらえないのかといえば、
入ってくるものが、一人/ひと月/いくら…。
ココでしか活動原資を得られないから。

=職員一人一人の給料を上げるには、
どうやったって、一人頭の単価を上げるしかない。
しかし、ココもまた、現実的には限界がある。

で、結局、アホな経営者が単価を上げられないからと、
稼ぎたいのならば、一人で100人、200人を世話しろとなっていく。

マトモな感覚のある人は、
とてもじゃないけど、そんなんできるとは思わないし、やらない。

他にもいろいろとあるけれど、
基本的には上げられない構造にしかなっていない。

であるならば、どうすべきか?
 
 
まずもって、自身が必要とするだけの、
現状からプラスアルファの利益をねん出することを考えねばならない。
そのために、

「1.現状の延長線上で、何ができるか」。

1-1
無理なく考えられるのは、監理費や支援費ではない部分で、新たな利益を増やすこと。
監理費などを上げられないなら、別枠で増やせるかを考えます。
当然ながら、現付き合い先での客単価利益を増やすことが効率的ですからね。

定期訪問してるんだから、行くついでにデキルこと。
現状の業務の幅を拡げるくらいでデキルこと。
もっと言えば、現状業務がもっとラクになるコト。

私が考えるに、ソレは人事コンサル的業務。
就業規則や人事評価、賃金規定などなど、
社労士的にコンサル対応するのでも良い。
なんなら、社労士の資格を取っても良い。
そう、外国人のみならず、日本人のお世話もしてあげれば良い。
日本人の採用支援もコンサルしてあげれば良い。
コーチングだってよいかもしれない。
人数の少ない経営者にとっては、外部で定期的に訪れてくれる良き相談相手は、
自身の考えや取り組み方の良い壁打ち相手となり、重宝される。

1-2
他にも、送り出し国への海外進出や輸出入事業の構築支援なんてのも悪くない。
要は、受入先の事業の更にプラスアルファの売上を築くお手伝いをすること。
実はこれ、実現できるかどうかは、ぶっちゃけどうでもよい。
こんなコトまで提案してくれる、助言してくれる担当者は、ほぼいない。
少し無責任な言い方をすれば、
他人の会社の業績を、いかにしたら伸ばせるのか。
考えるには、その会社の中身や商品製品を細かく知ることが必要となる。
受入先もまた、必然的にその大きな枠組みに目が行き、
監理費だの値上げだのにうるさく言う視点が薄まるかなくなる。
要は、目が向く先が上書きされるってこと。

ただ、経営者にそこまで前のめりにさせていくだけ、
相手の悩みを聞き出す真剣さや、ソコへ繋がる提案が可能となるよう、
調べたり、聞いたり、探したり、色んな下調べやアイデアをもって、
相手が本当に食いついてくるような投げかけが、できないといけない。

私が取り組んできていたのは、
食品製造先には、ネット直販、送り出し国富裕層への販売、その具体的なステップ…
工業製造先には、人事評価制度導入のためのセミナー参加、求人募集のための今時の取り組み方…
あぁ、円安で途中で立ち消えてるけど、
送り出し国から輸入してるフレッシュマンゴーのネット販売や業販なんてのも。

ココは私みたいなゼロイチ好きにはたまらなく楽しい部分なので、
プラスアルファの利益のためなんて関係なく、
ただただルーティンでの訪問だけじゃツマンナイと、
勝手に別先の業者を探してきて、くっつけていくような動きをしてましたね。

1-3
組合として、ETCカード事業なんてのは悪くない。
昔からあるんだけど、これだけは一人で何十。、何百枚と回しても全く問題がない。
今や経理の手間も全てシステム構築で作業量が増えることもない。
(何なら請求書だってメール送信で済ませていますよね…アナログな一部を除いて)
後発参入は利幅が少ないけど、こういう事業で言えば、
人材と真逆…いかにしてトラフィックを増やせるか。
誠にもって純粋な共同購入ってヤツですね。
新規参入はハードルが高いので、既存事業先とのコラボからが良いでしょう。

他にも様々、知恵を絞ればいくらでも転がっている。
見えないのは、見ようとしてないだけ、見る目がないだけ。
見えるようにしてないだけ。

なんにせよ、当該事業の周りには、いくらでもプラスアルファを作れるものはある。

 
「2.副業」
「1」で見たように、アレコレ取り組んで、来年、再来年にプラスアルファが作れたら良い方。
職員一人の力ではできない場合もある。
であれば、自分一人でコントロールもマネジメントも可能な副業ってのは悪くない。
ネット上でググってみれば、副業もまた、いくらでもある。

ただ、残念なのは、
この業界にドップリいると、他の仕事が物足りない。苦笑
このお仕事以上に楽しめる、興味深い、食指のわくお仕事ってない。笑

今時で強いて言えば、動画編集?ライター?って感じでしょうか。
動画編集ができれば、
・受入先の求人募集時のPR動画を作ることができる。
・自団体のPR動画が作れる。
・外国人労働者に思い出となる動画を作ってプレゼントできる。
私、この部分は苦手なのですが、動画が作れると色々喜ばれます。
乗じて動画編集需要って増すばかりなので、
ちょうどよい小遣い稼ぎができますよ。

ライターってのも、この業界に特化して求められる案件を見つけられれば、
正にアナタが経験してきたことから言語化して書いてあげれば喜ばれるかも。
この業界にいれば、言語化ってのは自然と上達していきます。
ナンデモカンデモ書面にして残すことが、都度都度求められますもんね。苦笑
そんなこんなで色んな案件を見ていれば、これならできるかもってモノが見つかるかもしれません。

ポイントは、この業界で学んだことと同じです。
副業もまた、続くのか、続けられるのか(=定着化?笑)、わからない。
私みたいなタイプには、
好きでもないお仕事を、仕事だからと割り切れてデキル人は、
心の底からウラヤマシイ。
(そういう方には、私の気持ちは全く理解できない人が多いみたい。涙)

他にも、いくらでも考え付く。
同じく、ジタバタしてみるかどうか。

どうせそんなの自分にできることなんてない。
そんな器用じゃない。
オレサマ、忙しい。
イマサラ、そんなの若い子達にかなわない…。

不思議ですよね、言い訳だけはいくらでも自然と量産されていく。
自分が興味関心のあるコトを探すだけなのに。
見つけたら調べてみるだけなのに。
知らないことを知るだけで、めっちゃオモロイのに。
 
 
そう。
「1」でも「2」でも、
要は、自分の稼ぎは、自分で確保しないと、誰も助けてはくれない。

世間様が賃上げ賃上げと大合唱されても、
そもそもが所属先に先立つものがないならば、
(所属先に頼れないとなれば、アナタ自身が稼がなくては、)
アナタの手元に残る金額は増えようがないのは、ごくごく当たり前なコトです。

そして、円安、物価高ってのは、時代の変化に応じて唐突にやってきますが、
賃金は唐突には上がらない。
その原資となるプラスアルファの利益も上がらない。
(コロナ禍のボディブローは数年続くから、むしろ+αの利益があればマイナスが埋まるまで補填に使われる)
自分がスキルを身に着けて稼ごうにも、そのスキルを身に着けるところから。

結局、言い続けている「予防」「準備」をしてきた人だけが、間に合って安定してる。
そういう方々は、今なお、「予防」「準備」に余念なく動いている。
そう、この事業で言っても、予防、準備とは、「未然防止」、「再発防止」とも言える。

もうね、本質的には、全部同じことが言えるんです。

でも、デキナイ。

フツーはデキナイ。

偉そう言ってる私もできなかった。

ナゼ、デキルようになったのか。
(デキルといって良いのかは定かではありませんけども…汗)

明日、その続きを少し書いてみようと思います。

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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