NHKテレビドラマ「やさしい猫」…観てますか?

余談

最近、SNSはあんまし見てなくて…話題になってたみたいですね。

ウチでは嫁と娘がちょこちょこ観てます。
裏でPCをカチャカチャやってると、居間のテレビから聞きなれたワードがいくつも聞こえてきて、
どこかで聞いたようなアルアル話だなあ…みたいな。

やさしい猫
シングルマザーで保育士のミユキ(優香)は、震災ボランティアで訪れた東北で、スリランカ人のクマラ(オミラ・シャクティ)と出会う。1年後、運命的な再会を果たした2人は次第に惹かれ合い、ミユキの娘・マヤ(伊東蒼)を交えた3人は家族のように一緒に暮...

外国人、一人ひとりに個別の背景や諸事情があります。
その周りで関わってきた人たちもまた…。

コレ、不法滞在のお話ですが、
技能実習でも特定技能でも、まったく同様の状況に、
容易に陥るリスクがあります。

血迷ったでも、一時の気の迷いでも、
理由はどうあれ、一度、その契約の輪から外れてしまった外国人には、
とても不安定な状況、立場へと、その狭間に容易に陥るリスクと隣り合わせです。

これ、母国で借金を抱えてきたとか、そういう理由だけの話じゃない。

より良い職場へと移りたいと願うこと自体、転職制限、転籍制限などから、
どうにもならない状況です。

技能実習で言う監理と保護。
特定技能で言う支援。

現行上の入管法の立て付け自体を柔軟にはできない以上、
入口で、どこまできちんとマッチングできるかどうかだけ。

技能実習ならばともかくも、
特定技能では、マッチングの責務は無関係ながら、
契約に応じた支援は、たとえミスマッチであれ、最後まで面倒見るのがフツーに考えて想定できる責務です。

人権派問題と全く同じです。

思わず嫁と子供に呟いてしまいました。

「こんな裁判になる手前で解決する問題なんだけどなあ…」苦笑

そう、身分系には情報弱者しかいない。
就労系、特に技能実習や特定技能には、法的保護や支援が強制されているので、
受入先はもちろん、そばで寄り添い支える業者の良心の問題。

金儲け最優先か、労働力じゃなく労働者として接しているかどうかの問題。

マッチングが十分に成ったとしても、
躾が、教育が、指導が、育成ができているかどうかの問題。

マッチングも入国後のフォローも、両方とも楼にできていなかった場合、
確率論的にトラブルしか起こらず、容易にこのテレビドラマのようになっていく。

裁判まで行くのはめったになく、その手前でほとんどが強制的に結論が出ていく。

ある意味、ルールが絶対。
人道的…が全てに適用されるべき問題でもない。

 
単なる娯楽ドラマとして、無責任に観て息抜きとして楽しむだけならともかくも、
現実としていくつもの現場を抱える私達は、
当然、日々、切った張ったの真剣勝負。

ドラマはドラマと割り切って、
私達は日々、お涙頂戴だけでは済まない現場へ。

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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