私は、入り口から出口まで、俯瞰的に全体像を見定めてから、
それぞれの局面で、どう立ち回るべきかが大事ではとお伝えし続けています。
コレ、時系列的に見た、右から左的な二次元、直線的な意味だけではなく、
立体的、四次元的に、様々な要因が絡んできます。
そもそも、
事業主側が、人手不足だからと言って、
外国人労働者の受け入れをお考えの場合、
どの在留資格で受け入れをすべきなのか。
技能実習ならば、どの監理団体が良いのか。
特定技能ならば、どの業者(有料職業紹介先?登録支援機関?監理団体?送り出し機関?)が良いのか。
技人国ならば…
インターンシップ的な受入ステップを踏むのであれば…
在留資格申請に、行政書士は必要なのか。
だとすれば、どの行政書士が最適なのか。
どの国が良いのか。
どの国の国民性が受け入れに最適だと考えられるのか。
実際には何が問題なのか。
どんなリスクがついて回るのか。
どんなトラブルが起こりうるのか。
そもそも受け入れしても定着化に足る許容体制があるのか。
労務管理上、どんな点について、どこまでケアが必要なのか。
コストはトータルでいくらかかるのか。
それらは、どれだけのコスパが見込めれば、
許容範囲内に収まるのか。
ありとあらゆる知識や経験則やテクニックなども駆使して、
イチバンストレスのない、確率の高い受入と定着化への道筋を提示していく必要があります。
…できますか?
地域も違う、業種業態も違う、
職種も違う、賃金相場も違う、
管轄地域によっては行政機関の裁量権的幅も違う。
受入先の担当者ごとに、性格も得手不得手も、
実際に社内で指導する立場の方も、
そこで働く同僚も、全てが同じ職場などもアリはしない。
コミュニケーション能力や補填手段もケアできなければならない。
地域特性も環境もまた違うし、
外国人労働者の生活が、安心して送れるようにも細かな配慮は欠かせない。
360度どころじゃなく、四次元的に見て、
誰もがその会社にとってトータル的にベストと立証できるだけの提案は不可能です。
どこの業者であっても、
その業者のコネや付き合い先のレベルによります。
下手をすれば、紹介だけして終わる場合すらありうる話です。
つまり、
どんな会社もお客さんにはなりえないってこと。
逆を言えば、
最大公約数的なラインナップを揃えていないと、
最大公約数的にお客さん対象企業が増えないってこと。
とはいっても、
全受入業種に精通するなんて、とてもとてもできません。
やっぱり、出来高にしかならないというコトです。
たまたま、ある国のある受入れ手法については、
ベテラン中のベテランであったとしても、
別の国の別の受入れ手法を選択すべき話であれば、
それはど素人にもなりかねないってコトです。
そして、それらを正直に言う業者は、
おそらく相当限られています。
丸投げして、かすりを抜こうという考えは誰もが持っていることなのでしょう。
(一部のモラルのある方々をのぞいて。)
つまり、ワンストップでできると言い切っている業者もいくつかありますが、
高いだけだったり、
実際には十分なサービスとは言えない提供だったりはよくある話だってことです。
だとすると、
たとえ出来高とはいえ、
色んな経験と知識とわかっているプロ中のプロ、
しかも専任のプロ同士がタッグを組むような状況にでもない限り、
相手にとって必要十分と言えるレベルの提案すら、
なかなか成しえないものになります。
つまり、
安心して信頼を寄せることができる人。
幅広く提案できる人=色々よく知ってる人。
大変な苦労や失敗を繰り返して痛い目を見てきた人。
実績豊富な人。
そういう人が、求められていて、
そうなっていける人が、頼られる存在に勝手になっていきます。
そう、自然と勝手に周りから頼られ続けると、
それらに真摯にお応えし続けていると、
コンサルできる方=コンサルする側になっていくんです。
ナゼかって、求められているから。
ただし、もう一つ求められる能力があります。
それは、
コレらを適切に相手に伝えられるコミュニケーション能力。
このコミュニケーション能力の高い低いは、
頼られる人の数にも比例してきます。
コンサルするってことは、
この人に任せておけば、大丈夫っていう、
圧倒的な信頼を相手から寄せていただけるってことですから。
だから、コミュニケーション能力が低い方は、
伝え方がヘタクソな方は、商売もヘタクソです。
コレ、良い悪いの話ではないんですけど。
ちなみに、
だから私は、商売はヘタクソなんです。😢
コレは、訓練によっても改善されますが、
キャラ的な要素も強いので、
キャラに合った無理のないコミュニケーションの図り方を
学ぶべきだと思います。
それが尊重され許容されるべき多様化社会の今、
イチ個性として、光り輝くでしょうから。
もちろん、そのタイプによって合う人合わない人は数に偏りはあるでしょうけど。
なんにせよ、
人一倍の知識は武器になるし、
人一倍の経験も武器になるし、
人一倍のコミュニケーション能力も武器になります。
つまり、
コンサルは誰もが成れるものなんです。
行政書士とか、弁護士とか、申請取次資格など、
何らかの資格が必要なものでもありません。
自身の強みはどこなのか。
弱みはどうやってケアすべきなのか。
必要な知識や能力はどうやって身につけたり、補完すべきなのか。
横にも縦にも、
右にも左にも、
前にも後ろにも、
目が届いて、動けて立ち回れる人、
信頼関係を築ける仲間が多い人ほど、
できるコトは無限大に広がっていきます。
アナタが他の誰でもなく、かけがえのない人になれば、
周りから必要とされるほどの人になれば、
自分の個性に無理なく自然と能力を発揮でき、
それがまた求められるものならば、
アナタは独立独歩すらできて行けるコトでしょう。
そうなれば、
組織に依存することなく、
=ストレスを感じることなく、
自由に生きて行けることにもなります。
選択は誰にとっても自由にできるコトの一つです。
アナタはどんな道を歩んで、
どんなタイプのプロになっていくのか。
自分の人生は自分で決められる時代です。
どうせなら、相手に求められる存在になりたいものですね。
それも、機能的価値じゃなく、主観的にアナタとお付き合いしていきたいと言われるようになりたい。
また、そういう相手に恵まれるような人に成りたい。
盛り上がる若い恋人たちのように。笑
相性の合う無二の親友のように。
それが落ち着いて、しっくりきて安寧して静かに幸せに暮らしている老夫婦のように。
だって、それがイチバン楽しくて笑顔と感謝があふれる幸せな人生だと思うから。
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