外国人労働者業界で、win4allを成立させるためには…

問題解決

日本語というより、コミュニケーションって難しい。

例えば、

私が仕事をお願い(発注)する側で、ある方とお付き合いがあって、
たまたま話の流れでお話して、その方も、
私が解体新書なんて活動も行っていることを知る。
(私も隠れてコソコソはしていないので。)

私が知る限り、その方はマジメな方で、
たまたま私の仕事の対応の仕方など、
色々ご存知なので、どういうつもりで取り組んでいるのか、
ご理解くださっている上で、
ぜひ参加したいけど、ちょっと今は手持ちが心もとないので、
また時機を見てとおっしゃってくださった。

私にすれば、正に言葉通り、
「下手にお付き合いなどでお考えであれば、全然気にすることないので、
 むしろ、お控えください」

「いや、本当にまだまだ不勉強なので、参加させて欲しい…」 

「ありがとうございます。
 もちろん、参加いただくことを控えて欲しいと言ってることでもないので、
 もしそうおっしゃっていただけるなら、どうぞ」

「スミマセン」

「時期もいつでもどうぞ。
 人にはそれぞれ諸事情やタイミングってあると思うので。
 いつでもご参加ください。
 また、結果、ご参加いただかないからといって、私が嫌な気分になったりなどもありませんから。」

こういうケースの場合、
私はホント―に言葉通り。

でも、相手は私から仕事をもらっているという認識もあるので、
私の考え方や姿勢や素をしらないと、
付き合わなきゃとか、
私が皮肉で言ってるんじゃないかとか、
色々と裏の意味を考えてしまう。
特に空気に敏感な日本人はそう思うらしい。
また、色々騙されたり裏切られたりする人は、
そう勘繰る癖もついてしまっている。

でも、私の考え方や性格、仕事の仕方などご理解いただけていると、
そのまんま、言葉通り受け取っていただき、
変に気遣い、気疲れすることなく、ストレスなくお付き合いいただける。

それは、このやりとりの後の、依頼した仕事のクオリティにも反映してくる。

相手を理解しているかどうかは、
相手に理解してもらえているかどうかは、
とっても大事。

それって、仕事を通してでも、色々にじみ出るところから、
伝わる部分がある。

質、量、タイミング、時間、
理屈、比喩、抑揚、構成、
テイスト、冗談、口調、語彙、
考え方、深み、姿勢、価値観、経験則、
共感、親近感、相性、信用、信頼、
色んな要素が生き物のように蠢いて、
表に表れてくる。

そして、人は、
直接面と向かって会うときは、相手の表情やしぐさを見ながら、
電話の場合は、声のトーンや感覚を感じながら、
こういったテキストでさえも、
色々と行間を読んだり、伝わったり、感じ取ったりすることができる。

相手にアナタの意志は、必要十分以上に、伝わっていますでしょうか。

この書類を整えなきゃならない。
その為には、技能実習生や特定技能への移行者本人から、
ちゃんと説明し、理解してもらったうえで、サインをもらわなきゃならない。

ちゃんと伝わっているかどうか。
サインはパスポート通りにちゃんとサインしてあるか。
書き間違えた場合はどうするか。

自分が対応しない場合は、対応してくれる人は、
それらの意図をちゃんと理解し、注意を払って、
書類準備を整えてくれるか。

ウルサイ細かい日本人が、日本のお役所が求める書類の精度を理解し、
一度のやり取りでちゃんと仕上がって届くかどうか。

受入先の会社が指導したい内容が、
裏を勘繰れば、オマエは要らないと三下り半を突き付けているように感じられる内容であっても、
それは、期待の裏返しで、理解して反省し、乗り越えて習得して欲しい、
そういう意図をキチンと外国人労働者へ伝わるだけの、
ちゃんと誤解なく届くだけの関係性が築けているのかどうか。

先日、またある方とお話していましたが、
一人で100人以上を見てるとか、
自分の担当先の企業も覚えられないとか、
行ったことすらないとか、
意味不明な業者が未だにのさばっているようですが、

そんな先が、このまま問題なく事業が継続するとは到底思えない。
また、継続するにせよ、個人的にはそんなところで働きたくもない。
悪の片棒担ぎが仕事なんてまっぴらごめん。
後ろ指指されていることを心苦しく思いながら、
ビクビクしながら、おためごかしを続けるなんて、心がすり減るだけ。

なによりも、つまんない。

どこまでいっても、人を騙して、
法をないがしろにして、
得られる利益で生活を続けて、
そんなお金でご飯を食べて、遊びに行ってもなんも楽しくないでしょうに。

それよりも、やって喜ばれるほうが楽しい。

喜ばれて入ってくるお金の方が気持ちいい。

またもっと喜ばれることにお金を使おうとしたくなる。

また、喜ばせてくれることにお金を支払いたくなる。

この業界のお金の出所は、受け入れる企業側からがほとんど。
(外国人労働者本人からの徴収は、利益にはならないから)

だから、受け入れる企業側に喜んでもらえるようにするのが基本。
ただしそれは、何でもかんでも下僕のように仕えるのでは、
ホントの意味で企業側の為にはならない。

得るお金を使って、いかにして企業の為になる行為に励むのかといえば、
自身が成長し見渡しコントロールできる範囲を広げ、
問題を起こさせないコト。
結果として、コスパを最大値化させること。

送り出し側、外国人労働者側と、コミュニケーションを重ねて、
意思決定を明確化し、法的書類を整えることを通じて、
人間的な関係性を築き、スムーズにやり取りが進み、ソフトランディングを可能とし、
定着化を図ることこそが、結果として受入企業側が喜び求めることだから。

そして、コレって、どのポジションの人にとっても、
同じことなんですけどね。

受け入れる企業側にしても、
求めたいコト、求められるコト、すべきコト、せねばならないコト、
色々話が通じれば通じるほど、
お互いがスムーズになる。
誤解やすれ違いがなくなる。

送り出し側も外国人労働者側もすべからくそう。

以前に書いた通り、
コミュニケーションの技術を磨くことこそが、
意思疎通を広げて深めて関係性を互いにそれぞれ築き上げるコトこそが、
win4allに繋がることだと思います。

逆を言えば、ココが実現できなければ、
いつまでたっても成立しないんじゃないかと。

法的知識を身につけるだけじゃなく、
人として、相手と上手に意思疎通を図る技術こそ、
コツコツと身につけていくことが必要だと思います。

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