人材は使命感ではなく報酬のある場所へ流れる。逆立ちした現実は皮肉を通り越して悲哀そのものである。

余談

「逆立ちした現実は皮肉を通り越して悲哀そのものである。」

この文章へと繋がる流れは、
当然、前の文脈にある。

「…だが現実はどうか。外食チェーンの店長に年収二千万円が提示される一方で、命を支える医療や介護や保育は低賃金に放置されている。」

 
以下は、外国人労働者に直接関係なさそうなタイトルながら、
中身は見事に、この業界のど真ん中が、書かれてた。

「資産バブル崩壊の前兆」国際的投資家が警鐘…歴史的株高は「円安の虚像にすぎない」日銀の失態、必ず国民生活に跳ね返ってくる(集英社オンライン) - Yahoo!ニュース
だが現実はどうか。外食チェーンの店長に年収二千万円が提示される一方で、命を支える医療や介護や保育は低賃金に放置されている。人材は使命感ではなく報酬のある場所へ流れる。逆立ちした現実は皮肉を通り越して
「資産バブル崩壊の前兆」国際的投資家が警鐘…歴史的株高は「円安の虚像にすぎない」日銀の失態、必ず国民生活に跳ね返ってくる | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
日経平均が4万5000円を突破し、株式市場は盛り上がっている。それだけでなく金価格を巡っても、地金大手の田中貴金属工業が9月1日も店頭販売価格を1グラム当たり1万8001円に設定し、国内の金小売価格の指標として初めて節目の1万8千円を超えた...

 
結びの言葉はこんな感じで締めくくってる。

「だからこそ私は声を大にして言いたい。統計や株価の幻影に惑わされず、困難な日々を抱えながらも使命感を胸に現場を支える医療従事者や福祉の人々に、心からの敬意とエールを送りたい。あなた方こそがこの国の最後の支えであり、未来をつなぐ希望なのである。」

人権だのルールだの、まぁ面倒極まりないこの業界。

しかも、記事にある通り、
業者側の立ち位置にいると、余計に二重三重の黒子でしかない。

でも、確かに、
「困難な日々を抱えながらも使命感を胸に現場を支える」労働者達を支えてる私達は、
まさに、
「あなた方こそがこの国の最後の支えであり、未来をつなぐ希望なのである。」
そんな方々の支えを通して、生活の糧を得てる。

もしかすると、技能実習生や特定技能外国人よりも低い賃金で。

 

それでも離れがたい業界人は、やっぱり金じゃなくて、
ヤリガイ、ikigaiで生きている。

金儲けが必要ならば、自分で何とかすればいい。

でも、これだけ色濃く他人様の人生や、受入先の命運に直結するだけの、
ヤリガイやikigaiを実感して噛みしめられるお仕事は、
なかなかない。

外国人ではない場合、ありがたいことに就労制限の制約はない。

ならば、足りないお金は自分で何とかすればいい。

ヤリガイやikigaiなんてなくていいからと、
キレイごと抜きに金が必要ならば、
別の業界へ行くべきです。

使命感ではなく、金以外の自己満足のためにこそ、続けられる人だけが、
皮肉や悲哀も飲み込める人だけが、
この業界に残って活躍すべきだし、
だからこそ、離れられないんだから。

そう、人は金だけのためには、生きていけないんだから。

 
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