好き嫌い、得手不得手がそれぞれに違うから、一律で助言提言しても意味がない?

余談

私、愚痴がてら、ストレス発散もあって、
時折遠慮なく、あーだこーだと好き勝手吐き出していますが、
記事タイトルに対して、なんかこう感じる機会があったので、
書いてみます。

 
「それって○○さんだからできることで、私にはとてもとても…」

良くある言い回しですよね。

そう、今回は外国人の若者相手ではなく、
日本人同士、業界人の先輩後輩の関係性においてのお話です。

ひとことで業界人といっても、色んな方が色んな立ち位置で日々動いていらっしゃいます。

・「頭脳明晰、能力の高い」方もいれば、「残念ながら私みたいに低い」方もいる。
・「業界大好き」な方もいるし、「それほどでもなく生活のために最低限…」の方もいる。
・「時間を潤沢に作れている」方もいるし、「毎日現場を走り回り夜な夜な書類作りに励みとてもじゃないけども…」って方もいる。
・「唯我独尊(人の言うことなど自分には当てはまらない)」な方もいるし、「周りの意見に振り回されてしまう」方もいる。
・「現場で頭を悩ませている」方もいれば、「経営、運営、組織作りに頭を悩ませている」方もいる。
・「送出側でその国に住み込んで従事している」方もいれば、「送出各国をめぐり続けている」方さえいる。
・「専業」の方もいれば、「片手間(複数事業しながら)」の方もいる。
・「大都会でフツーに生活している」方もいれば、「地方の片田舎で実習生以下の低賃金で踏ん張っている」方もいる。

加えて、経営者だろうが一現場職員だろうが、
全く同じ考え方や価値観、性格、人格、性質の人なんて、この世には一人もいない。

 
これらを考えてみると、ある意味、

「それって○○さんだからできることで、私にはとてもとても…」

ってのは、正解とも言える。

「頭脳明晰」×「能力高い」×「学びが得意」×「時間が潤沢」な方が、
「毎日現場でヒーヒー言ってる(妊娠騒ぎ勃発にて急転直下対応に追われているなど)」方へ、
【先週、様々公表された統計データくらいはゆっくり読み込むのがプロとして当たり前…】
といったところで、どれだけ正しくても、届くわけがない、響くわけがない。
(それは言う側のオナニーでしかない)

「経験豊富」な方が、
「未熟かもだけど自分が抱えている諸問題に頭を悩ませ精いっぱい…」な方へ、
『自分ならあーだこーだ…』といくら伝えてみても、
相手に聞く姿勢、少しでもヒントや気づきをもらいたいって態勢、
特にメンタル的なゆとりがない限り、
まったくもって意味はなく、単なる説教にしか聞こえてこない。
 

よって、 
先輩後輩間の指導・育成や、コンサル的な関係性においては、

1.個別に背景、諸事情を理解したうえで、その方が可能となる解決策を助言・提言していく
ことが、本来、基本となります。(一定時間の定点観測が必須=時間も労力もかかる)

2.いくつかの前提を共にできる方々へと、グループ分けする必要
1がムズイ場合は、次点の策として、コレが必要です。

3.誰にでも共通する話題やネタで発言する
当然、薄まったり、抽象的だったり、的外れになったりしますが、
1も2もできてない場合はこうなるしかない。

ざっくりいうと、こんな3段階に分けられるでしょうか。

  
ひとことで人材育成といっても、(そう人材育成のお話になってる。苦笑)
日々同じ場所で接する機会が多い関係性ならばまだしも、
離れていて接する機会もない場合は、
そこまで時間と労力を膨大に費やすコトになっては、非現実的です。

まして、指導には相当なコストがかかることを理解できない方も少なくありません。

今では特に企業(事業)においては、わからない人へ様々教えること自体で、お金を頂きたいくらいの質量であっても、
逆に給料を支払って、一人前にまで育て上げることが当然という世の中です。

※Z世代的な方へ
ほんの20年位前までは、
「競争もあって、自分で先輩や周りから盗んで勝手に育たないと、替えはいくらでもいるのが現実だった…」
=「懇切丁寧に相手を見定め理解して、手取り足取り腰取り優しく教えるなんて不要だった…」
(ネットは遅く、スマホもタブレットも動画伝達手段もなく、今ほどの高度情報化社会はなかった=誰かと繋がり交流するコストは高く、限りなく非現実的だった、法も今の細分化&スピード化はとても実現不可能で、社会構造が全く違う時代だった)
ことを理解しておくと、目上と絡まねばならない場合は、絡みやすいかも。苦笑

 
なので、私の場合?(育成目的だったのか?苦笑)で言うと、
届くかどうか、響くかどうかはわからないけど、
興味関心のある方、悩み深く誰かに頼ってまで、助けを得てまで、解決していきたいって方の目に留まり、
多少なりともの助けに繋がれば…と、アホみたいにこんな好き放題を書き連ねています。
(結果、3になってますかね、いわゆる上から目線の余計なお世話ってヤツです。苦笑)

何かのキッカケでたまたま強い興味関心を持ってくださる方へは、
よりお届けしてけるようにと、メルマガ登録などの仕組化を整え、
より具体的に様々なオファーを提示し、必要なものがあればどうぞ…ってやってます。
(結果、2ですかね)

そんな水面下で、時折、エッジを立てたイベント企画を設けて、
限定的ではあるものの、個別具体的な会話・交流を増やす場、環境を整備し、
個別のフォローにあたっているのが、私なりの1となります。
(私だけじゃツマンナイし力不足だから、どなたかすげーって尊敬する方と共に)

 
別に、私じゃなくても、
アナタの周りにだって、私じゃないどなたか、ウマの合う方、助けてもらえる方がいるかもしれませんよね。

だけど、一般的には、
好き嫌い、得手不得手、人としての相性までを配慮し、
アナタだけを特別に深く広く長く理解し、特別に優しくしっかりと導いてくれる人…
そんなアナタが求めてやまない人は、この世に誰一人としていません。苦笑
(いない方で私を許容くださる心の広い方こそ、私と繋がってくださっている方が多いですかね)

 
悩み深く暗中模索から抜け出すキッカケもなく、頼れる相手も周りにおらず、
相当なストレス下にある方にとっては、何かしらの助けが必要となります。

その場合は、外に助けを求めるしかありません。
自分のお付き合いの範囲を超えて、拡がりを作るしか、ストレスから解放される術はない。

そしてその際もまた、
感性なのか、人を見る目なのか、欲でもなんでも、
一歩踏み出して相手と一度や二度、お付き合いしてみない事には、
サンクコストを惜しんでいるようでは、
まったくもって、殻を破って前には進んでいけないんです。

もちろん、その手前(無料レベル)で十分な方もいるし、周りで頼りになる方がいる場合も少なくありません。
ただ、外の世界には、優秀有能な方って、実は意外といるものです。
外部を活用する方が、実は効果的で効率的で経済的で発展的かつ健全な場合は少なくありません。
(少なくとも自分の周りからは得られない気づきや学びの機会を与えてくれます)

人材育成って、外部をうまく活用できる方が、
飛躍的にハードルを越えていけるのかもしれません。

それだけの経験や学び、成長、苦労をされてきた方であれば、余計に。

 
追伸
実は…技能実習生や特定技能者は、ある意味、殻を破って来てくれているとも言えます。
まず飛び込んでみて、自分で精一杯アジャストして、糧を得ているんですよね。

実習生たちから学ぶことは、本当にごまんとあります。
共育そのものです。

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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