出羽守(デワノカミ)ってご存知ですか?
私、知らなかったけどオモロかったので、日曜だし世間様は3連休だし、取り上げてみます。
他者の例を引き合いに出して物事を語る人のこと。
特に海外と比較して日本を批判する人を「海外出羽守」と呼ぶ。
また、「欧米では~、日本では~。だからもう日本は“終わり”だ!」とばかり話している人は「尾張守(おわりのかみ)」という。
あははー、面白い。
業界で言うと、
出羽守(でわのかみ)
やれ韓国の国が管轄する制度が素晴らしいから、そうあるべきだー!
とか、
尾張守(おわりのかみ)
それ他国の賃金は相対的に高いから日本へは来てくれなくて業界はもう終わりだー!
とか…かな。
かくいう私もまた、
出羽守だと思います。
私自身はもう現役バリバリの頃ほどには、現場に従事し続けていないし、
お仲間内からの様々なご意見や見解をいただいて、受け売りでお応えする場合も少なくありません。
そう、やっぱり、
「現場に従事し続けている一職員」
の方が、最強かつ最も尊敬してやまない存在なんです。
反省以上に、批判もまた、サルでもできる。
当事者でもないのに、ある断面だけを切り取って、
やれ人権問題だの制度自体が悪いだのと、
言うのは誰にでもできる。
ただ、出羽守の住み家として代表的な、マスゴミとまで言われるメディアもまた、
使い道はあります。
てか、すでに活用していますよね。
お金を支払うこともなく、歪曲かつ一意的ではありますが、
勝手に反面教師事例を発信し続けてくれているから。
気分の良いニュースはほとんどありませんが、
反面教師事例は枚挙にいとまがない。
また、一定以上の人数に興味関心があり、注目されているからこそ、
バッドニュースが取り上げられます。
コレが全く水面下でマイノリティーが好き勝手しにくい空気を作っていく効果もあるんだと。
(半面、厳格化、細分化が進むので、面倒なんですけどね。汗)
薄っぺらい発信だろうと、使い道はあるものです。
要は、受け手の問題。
昨日書いたように、どこまでも、誰からの情報なのかって区分けの意識があれば、
後はどう料理するかの問題だけ。
リテラシーさえ身に着けておけば、
悪評だけに振り回されず、心も平穏化を保てます。
同時に、自分が出羽守なんて薄っぺらい表面かつ一部しか見えていない存在でいたら、
裸の王様×浦島太郎に、知らずとなり下がっているかもしれないって、
我が身を振り返ることもできます。
先日、わからないからこそ、色んな質問を掘り下げて、
もっと多くの意見を知りたい…って方がいらっしゃいましたが、
どれだけ参考意見を集めてみても、
個別具体的な当事者事例の答え=結論は、
当事者がその物事(トラブル)に対して、どう接し、どう向き合うべきかといった、
根本的な判断基準が問われていることでしかないんです。
深淵をのぞく時深淵もまたこちらをのぞいているのだ…
じゃないですが、問うてる側が問われているのはアルアルです。
どこまでいっても、最終的には「個」である自分次第です。
自分の歩む道は、自分で決めて歩みたいですね。
であれば、批判も後悔も自分に降りかかるだけで、周りのせいにせずに済みますから。
そのほうが、よっぽどストレスのない人生を送れます。
ホント、この業界は特に、人間的な成長や成熟を求められる難儀かつオモロイ業界です。
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フツー、一般的には流れない案内ばかりなので、オモロイっすよ。
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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