勘の良い読者はお分かりのことかと思われますが、
何をもって良いと言うのかって話に尽きます。
まずわかりやすい観点は、時間的な話。
目先の?
数ヶ月の?
1年の?
3年の?
5年の?
10年の?
コスパもタイパも、全部答えは変わってきます。
「目先、今この瞬間、明日明後日」の話なら、
全然、すべきではない事ばかりで、ヒマヒマに時間を作れることは多いかと。
これは毎日、やること多過ぎさんにありがち。
デフォルトがこの観点しか持ち合わせていません。
なので、コスパもタイパもへったくれもなく、
今、目の前のことしか、もはや考えられない状態ですかね。
当然、先々、どう流れていくのかは、全くコントロールもハンドリングもできません。
=自分で自分の道を選ぶことなどもってのほかです。
「来月、次月、数カ月、半年以上先」の話なら、
けっこう想像がつきやすいので、ほとんどの方々が、
どれだけ多忙であっても、この範囲なら先手を打てる方が多いでしょう。
実際、現場職員は、およそこの観点を強く持ち合わせているのではと。
てか、この程度が、現場的には正に半歩先のケアとして、
それ以上先の事は、考えても致し方ない…だってアレコレ変わるから…。
そう認識している方が多そうです。
「1年、3年、5年」の話は、
ほぼほぼ経営側、強いて言えば視座の高い中間管理職辺りでしょうか。
この業界であればこの程度の観点は、現場職員も持ち合わせていない事には、
相手が経営者である場合は、会話になりません。
逆に、これくらいの観点でフツーに話ができる場合、
あえて時折、この観点からコスパタイパの話を振ることで、
経営者側からは一定の信頼を得られる事は多そうです。
「10年以上」の観点は、
この観点の話自体、あまり話題には上がりません。
変化が激しいのでそれこそ読めないって考えてる方々がほとんどだと思われます。
ただ、だからといって、何も手を打たないのは、
正に今だからこそ、淘汰の波にさらわれやすいように感じてなりません。
変化が激しいからこそ、振り回されない軸を持ち合わせていれば、
それこそコスパもタイパも悩むことなく、意思決定ができます。
よって、俯瞰的にみた幅次第で、答えはおのずと変わってきます。
そして、
実は、
この話の前に、
「お金」や「時間」ではなく、
もっと根本的な部分。
抱える背景や諸事情などを考慮に入れた、
価値観、考え方、姿勢、相性などの問題です。
要は、
アナタ自身がどう生きていきたいのか。
=どう仕事を、事業を、どう実現して行きたいのか。
ココが定まっているからこその、
その為に、相手にどんな事をいつまでに求め、
その対価はこうなってく…なんて話まで含まれる。
そこをハッキリと言語化して、自分の言葉で話せたなら、
後は、それを、相手が受け止められるか、消化できるか、許容できるかどうかの話。
そう、コスパだのタイパだのの、もっともっと手前の話。
この根っこが互いのストライクゾーンであって、
初めて、前述の「コスト」や「時間」の問題となります。
そもそも、相手(若者のみならず)は、いったい何がしたいのか?
いや、どう生きたいって考えているのか。
ココを知らずして論じるだけ、
正に、コスパトークもタイパトークも成立しない。
生き方が共感できて、
共に邁進していくことが前提にあり、
なおかつ求めるスピード感がマッチしてたなら、
年配者トークアルアルの、
急がば回れ…
って話もまた、相手に届き、響くんだと思われます。
「最近の若者たちは…」なんて時代を超えたフレーズですが、
やっぱり自省すべきは、
「自分が無意識にも下に見ている若者たちにすら、指導できない先輩」であってはならない…
そう思う今日この頃。
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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