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技能実習制度事業、特定技能事業の成功の秘訣

『踏まえて乗り越える』

私が言い続けているコトの一つです。

この業界には、理想と現実があります。

先日、こういうことがありました。

メルマガ内で、漬物製造の受け入れに致命的なミスをし、
さかのぼって修正できないので、
せっかく夢と希望にあふれ来日して頑張っている技能実習生が、
2年目以降に移れないトラブルがあり、
自身で解決できないので、転籍を含め助けてもらえないものかと、
相談が届きました。

ポイントは単純。

漬物製造の2級の有資格者がいないから、
適切な技能実習の指導ができないとして、
入口は見過ごされて通ってしまった後で、
この点が発覚し、許可を出した側も2年目への移行はできないという答え。

今回は、一事例として挙げただけで、
このトラブルをどう解決すべきかについては話しません。

特にこの業界の怖さを肌身で感じたことなく不慣れであったり、
また、プロ意識が低い人は、こういうミスを犯しがちです。

いや、そもそも人はミスを犯す生き物なので、
本当にちょっとした見落としやケアレスミスは、
どんな業界でもよくあるコトなのですが、
コレが現実なんですね。

こういう現実は事業に取り組んでいると、
局所局所で常に勃発します。

こういう現実を踏まえて、
どう乗り越えていくべきか。

コレがキモだということです。

フツー、自身のミスは、当事者が責任を負います。
当然ですね。
受益者でもあるワケですから。

ただし、そのリカバーには、様々な方法があります。

頭の良い方、柔らかい考え方ができる方、
様々な視点から手段を講じられる方、
解決策の模索を真剣に取り組んでいる方(頭に汗をかける方)、
ケーススタディが豊富な経験者、
こういう方々が、自分なりに乗り越えていくのですが、

最初から、こういう乗り越え方、
特に適正かつ許容範囲な乗り越え方に導ける方ばかりではありません。

一人の頭で考えつくコトなんて、
たかが知れてるとも言えます。

そう、「自力」で乗り越えるのが前提ではありますが、
それを踏まえて、「他力」までうまく使えれば、
それだけ乗り越え方も質量ともに変わるということです。

あとね、もっと深いところで言えば、

そもそも真っ当に、マトモに取り組もうという姿勢や考え方が、
その人の、その組織の根底にあるかどうかによって、
結果はおのずと変わってきます。

上っ面の体裁だけ整えることが最優先基準になれば、
巻き込み事故にあった受入企業はトカゲの尻尾切りに合うでしょうし、
最弱者の技能実習生は個人が抱える背景や諸事情などは容赦なく切り捨てられて、
涙の途中帰国か失踪です。
行き着く先は犯罪者であり、命の危険すらあり、
残された親族は涙にくれ、悲しみと恨みを抱えて生きていく事態にもなりかねません。

逆に、受入側、技能実習生側のことを最優先基準に考えれば、
どうすれば3年を最初の約束通り、全うできるのか。
ベストは何で、次善策は何なのか。
コレを途中で簡単にあきらめて投げ出すことなく、
どうにかできないものかとあの手この手で動きます。

冒頭の事例は、後者であったからこそ、
何の因果関係もない私にまで、相談が届き、
他力が動くことにまでなりました。

わかりますかね。

『踏まえて乗り越える』

今回は、自力と他力の点からお伝えしてみました。
また、現実を直視して、そのうえでも理想を求める姿勢にコミットできているのかどうか。
この点にも触れました。

根っこがちゃんとしていてこそ、
豊富な知識も経験も、また人脈?(仲間)も活きてきます。

活きていないのは、アナタの考え方や取り組む姿勢や、
そのスキルがないからです。

クドクド、様々、お伝えし続けていますが、
少しでも「気づき」や「学び」になって、
アナタ個人の抱える悩みの解決や、進むべき道の一助となればなぁと。

追伸、
こういう考え方や取り組む姿勢は、
応用が利く方は、何にでも使えます。
それこそ、日常の家族間でも友人関係でもなんにでも。

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