「人間理解」が、人間関係のストレスを無くせる大きな解決策

余談

ココでいう「人間理解」とは、
大きく分けて5種類の特徴を持つ人間というカテゴリー分けができるという「説」を、
ご参考までにご紹介してみたいと思います。

名前なんて特にないんですが、
あえて名付けるなら「5説」とでもしておきましょうか。

人は、相手とスムーズにコミュニケーションができないことに、
ストレスを感じるものです。

私もたまに書いてますが、
そもそもが、合わない人とは接点は持ちたくはない。

ただ、それとは少し意味合いが違うお話です。

人は、
許容できる幅は拡げられるというか、
相手が重要視している価値観(の優先度合い)を理解できると、
相手とスムーズな会話ができるようになり、
人間関係はとても円滑になります。

以下が人間理解の全てではありませんが、
人の強い行動原理として、
無意識的に根強いモチベーション(無意識なほどの動機付け)に実質転嫁しますので、
『型ありきの型破り』の一つの『型』として、
ご参考に頭の片隅に入れておくと宜しいのではないかと。

「善悪」
「好き嫌い(楽しいかどうか)」
「損得」
「勝ち負け」
「愛憎」

この5種類があるとのことです。

あの人とは気が合う…
あの人といると楽しい…
あの人と組んでるとお得…
あの人と組めば勝てる…負けない…
あの人が好き…あの人のためにしてあげたい…

上記5種類の気持ちを言語化してみると、こんな感じでしょうか。

人はこれら5種類の価値観をそれぞれに持ち合わせています。
当然、ゼロヒャクじゃなくて。

ただ、これら5種類のうちの一つが、
大きく表面に出ている人がほとんどなんです。

正確に言うと、もう一つ、
無意識の中に持ち合わせているクセともいえる価値観もあります。

どういうことか。
この業界でもわかりやすい局面ごとに、
具体的な事例を挙げてみます。

 
例えばこの業界での営業の局面において。

何にいくらかかります。
どのような仕組みと流れになります。
コレはできるけど、コレはできません。

などなど、一般的には中小企業の社長さんに説明します。

その際、
確率論からいって、
その社長さんは、経営者という立場からも、
「損得」の基準から判断されます。

つまり、
当たり前ですが、
自社にとって、
損か得かの目線で話を聞くってことです。

ここにおいては、
明らかに客観的な数字で諸々説明すると、
相手が判断しやすくなります。
同時に、リスクもまたコスト換算で説明すると、響くし届きます。

ただし、たまに損得勘定が強かったり、
また相手との勝ち負けにこだわるタイプの社長さんだと、
ココに「交渉(勝負)」が混ざってきます。

ココ、特に最初は面倒ながら付き合わねばなりません。
毛嫌いできるほどゆとりのある先ならば、
この時点でフェイドアウトも可能ですが、
そうもいかない場合も少なくない。

それに、多少なりとも付き合ってみると、
話の通じる方なのか、
そうでもないのかもわかるようになりますから。
最後に受注ってなる前ならば、
話し合いは問題ありません。

さて、
ココでの人間理解の大きな特徴は、
損得勝ち負けになります。
この立ち回りが上手な方は、
同様に、これらの点が最重要だという価値観をデフォルトで共有、共感できるので、
営業に向いてます。

ですが、この2つの価値観をお持ちでない方でも、
後天的にこの話が理解できて、
自分の価値観ではなく、
相手の価値観に乗っかれて共感、共有、尊重ができる方もまた、
営業ができます。

一方、
例えば、「善悪」の価値観が強い方。
特に法を律儀に杓子定規に守らないとはありえない…って価値観の方は、
相手が、同じ温度でルール尊重の意識を持ち合わせていないと、
とても苦しい思いをします。
法を守ることはとても大切ですが、
あまりにも細かい法令遵守は、
現実的に無駄であったり、
それこそかける手間暇、
違反を防ぐ仕組み整備そのものにストレスしか感じません。

本気で法を守らせるためには、
相手の個別の価値観を理解した上で、
どんな視点から、どんなタイミングで、
どのようなアプローチが効果的なのか、
ココに手間隙かける必要があります。

一刀両断で切って捨てるのは誰にでもできます。
でもソレじゃ仕事になりません。
法令遵守を強く大事に思うならば、
その守るべき法を、どうしたら相手が守れるようになるのかに注力しましょう。

この善悪の価値観を強く持ち合わせている人には、
受注後の監理指導が向いています。
ただ、入り口こそ肝心なので、
漏れやダブり、ムラをなくしたチェックリストやマニュアル作りの部分で、
営業ステージにも関与すると、
損得、勝負の人たちにも喜ばれます。

対して、
「好き嫌い」「愛憎」の価値観の強い方。

「好き嫌い」の場合、
理屈やルールなどよりも、
その場その瞬間が楽しいかどうか、
好きなものに囲まれていられるか、
嫌いなものから距離を取れるかどうかに、
行動原理=心理が重きを置く価値観の方は、
日本語教育監理指導など、
外国人と接することや、コミュニケーション、交流が好きなら、
ソコに適性があります。

「愛憎」も似たようなニュアンスですが、ちょっと違う。
ボランティア的精神が強く、
愛ゆえに見守る、世話を焼く、言葉をかける…などになります。

 
もう少し細かく特徴の違いはありますが、
大きく分けて、人の行動原理は、
だいたいこんな5パターンに当てはまると言われています。
(本来、統計的にカテゴライズされたのは、×2の10パターンですが、それぞれ大きく5分類したものを今回ご紹介)
(また、タイプ毎の品上がり方、品下がった状態とその回復方法など、様々あります)

人はこの5つ全ての特徴を、大なり小なり持ち合わせてます。
しかしながら、
右利き左利きのように、
これら5種類のうち、
表に現れ、わかりやすい強い特徴をどれか一つ。
潜在的に持ち合わせている裏の特徴も、どれか一つ。
それぞれに持ち合わせているものです。

オモロイのは、
誰もがこれらを、それぞれの親から一種類ずつ血液型かのように遺伝しているとのこと。

ある帰納法的な統計から、
ナニジン問わず、人本来の特性として、
誰でも身につけている性格的なものをカテゴライズすると、
こうなるという統計があるとのことで、ご紹介してみました。

なお、提唱している方は、
この5種類、10パターンの全てを併せ持ち、
昇華(品上げていく)ことを最終理想形として目指すべきだと言っています。

 
コレ、
自分の考えが絶対だと思い込んでる方、
ナゼ、人は自分の考えや価値観を許容できないのかと悩んでいる方、
どうして自分の説得が相手に響かないのか理解できない方には、
立ち止まって冷静に考えてみると良いと思います。

わかりやすく言えば、
楽しいかどうかに最重要な価値観が振り切れてる人に対して、
どれだけ儲かるかを説いても、
全く響かない、届かない。
善悪が最重要課題だとの価値観を、
儲かるかとうかを腹で考えてる人に訴えてもピンとこない。
つまり、儲かる前提において、善悪をケアするゆとりが生まれる。

儲かるから楽しいって人が、
そもそもアナタとは働きたくない、
楽しくないから、アナタが好きじゃないから、って言われたら、
ソレはもう、会話になりませんよね。
そんな会話すら嫌だから、好き嫌いで生きてる人は、
儲けることが楽しいって人からは、去っていきます。

 
結果、
善悪、好き嫌い、損得、勝ち負け、愛憎を超えたモノサシを提示し、
どのタイプであっても、そのモノサシに強くコミットして生きているかどうかが大事だとすれば、
「その理念」に向かって、価値観も意見も違うミンナで、
様々に協力しあって、理念の実現に寄与していく。
理念の実現、目的、目標の達成にミンナで向かうからこそ、
それぞれどのタイプにとっても良いと思われるものが生まれるワケであって、
その貢献度合いによって、評価もなされていくことに矛盾がなくなっていく。

だからこそ、
個性的かつ違いが顕著な仲間であっても、
寄り添えるし、協力しあえる。

そのためには、
リーダーがそもそもこれら5種類の特徴を備えた人間がいるということ。
そんな人間理解ができていて、
適材適所でそれぞれに進化させていけるからこそ、
リーダー足り得るんだと思います。

アナタはどうですかね?
コレラのお話を聞いて(読んでみて)どう思いますか?

追伸
まずは自分がどの傾向が強いのか、知るところから始めると良いのではと。
その際、実は自分のことは客観的にわかっていないものなので、
本音を言ってくれる相手に、率直に聞いてみると良いですよ。
人によっては、えぇっ?!そう見られていたのか?って、
改めて分かる人もいると思いますので。

例えば、
フィリピン人は「好き嫌い」で物事を考え行動する傾向が強い…
ベトナム人、中国人は、「損得」や「勝ち負け」に価値観を強く置いているので、
手も早ければ能力も高いけど、小狡賢(こずるがしこ)い人もいる…
インドネシア人は宗教観からか「善悪」を説くことにこそ行動原理を求めている…???
*個人個人によって違いがあります。

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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