昨日の続きで、ふと思いました。
そういえば…って。
技能実習の3年が5年になろうとも、その先の特技で更に+5年になろうとも、
特技2号で永住の道まで開けても、
外国人労働者の、そのほとんどが期間限定の出稼ぎ。
そして、日本人労働者を集められない、定着させられない中小零細企業が求めるのは、
難しくはないレベルの仕事の、労働力。
(残念な方々が機械化とかIT効率化とか言うけど、そんなレベルにない中小零細の企業)
その初級ステージでふるいにかけている過程の中で、
よりデキの良い労働者を見込んで、
次のステージの仕事にトライさせていくのが、平成半ば頃までの自然の姿。
でも、この手段は、見込まれなかった労働者にとっては、
延々と同じ仕事を大して変わらない給料で働き続けるという事。
つまり、ほとんどの日本人は、とても勤め上げることができない…現実的に。
よって、この低ステージでの労働力を確保したいがために、
企業はどこかにあてこめる労働者はいないものかと探す…これが現実。
よって、
育成就労(技能実習)での3年クルクル、
=特定技能でも5年クルクル。
コレが進んでいるのが現実かなと。
注:昨日書いたようにグラデーションの両端には、天地の開きがありますけどね。
説明すると長くなるので端折りますが、
制度がどれだけ移り変わろうとも、現実は、はいじゃあ、明日から…とは、変わらない。
3年クルクルをしてきた先は、その延長線上を探すことが第一だし、
現在、特技5年クルクルをしている先は、また延々と5年クルクルを続けるためにはどれだけのストレスがかかりそうかを確認したいだけとなる。
タテヨコナナメに加え、4次元的な時間軸まで加味した上でないと、
業者側は、受入先が期待する効果を実現させていくことは難しい。
つまりは、受注以前のヒヤリングと協議がミスマッチを防ぎ、互いのロスを減らす。
もっと言えば、
業者側は真の”育成”に真正面から取り組んでいくのか、そのリソースを持ち合わせているのか。
いっそ育成就労の3年クルクルから…特技の5年クルクルから…
いや、もうクルクルにしか焦点を合わさないのか。
特化する分野=産業分類番号にもよりますが、
この辺りも配慮しないと、出来高で積み上がる数字はもろく崩れ去るかもだし、
そもそもが理想だけ高く現実が追い付かず、数字なんて積み上げられないかもしれない。
どのみち、理想は高くとも、クルクルが大半を占め続ける現実も、
そこまで大きくは変わらない。
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