いっときよく言われていた、VUCAの時代。
Volatility(変動性・不安定さ)、
Uncertainty(不確実性・不確定さ)、
Complexity(複雑性)、
Ambiguity(曖昧性・不明確さ)
正に、この世界に突入しています。
しかも、上書き更新が細々多くて、お役所側の方々も、
おそらく誰一人として、全方位で網羅してアップデートできている方はいないのではないかと。
多様性の尊重もあって、
ルールが相当細分化されており、
このネットインフラも整っているおかげで、
かなり細かい法施行もあります。
昔は、こんな細々した法は制定されていなかったし、
ココまで頻繁に上書き更新されなかった。
変動性、不安定さ、
不確実性、不確実さ、
複雑性、
曖昧性、不明確さ、
もう全部が全部、当てはまります。
さらには、法がある程度の流れを作ってくれたので、
今度は、現場の問題になってきます。
つまり、
全部が全部ケアできているかどうかのステージへと移行したということです。
大使館がこのケースでの申請受付をしてくれるかどうかは、
わかるようになりましたが、
いったいいつ頃、申請結果が下りてきそうなのか。
申請結果が下りてきたなら、
そのタイミングで医療機関での検査予約が取れそうなのか。
そもそも、フライトは押さえられそうなのか。
注:ここの狭間で72時間以内の検査となるので、
要請疑惑対象となった場合、
フライトキャンセル料は誰が負担するのか。
再度の手続き、再検査代とか、再フライト予約とか、
誰が負担するのか。
(実習生は受入先負担が明示されています)
日本へ来日できた際に、
誓約書などは、原本はもちろんのこと、写しはちゃんと何枚か持たせているのかどうか。
来日後の引き受け、移動、隔離、保健所報告、
LINEでの事前友達登録、などなど、
細かく漏れなく事前に対処できているのかどうか。
監理団体側が司令塔となって、
送り出し機関側へ現地協力を求め、
細かく指示し確認していても、
現場担当者がそれらをキチンと意図を汲んで対応してくれているのかどうか。
本人も最低限のレベルで、ちゃんとマジメに毎日面倒がらずに検温してるのか、
大変な思いをして準備した必要書類の紛失や、
cocoaインストール、行動履歴のグーグルマップ設定、
はたまた隔離中の抜け出し買い物などをしないといった細かなルールを、
覚えていて、守れるのかどうか。
守らせられる指導ができるのかどうか。
ごまんとある細々したルールや対処を、
情報弱者であり、重要性を理解しにくい元気いっぱいの若者に、
ちゃんと理解させられ、守らせられるのかどうか。
今月からステージが変わってきています。
全てはお上の問題ではなく、
下々の我々の問題に下りてきているというコト。
知らなかった…
守らせられなかった…
不可逆的な要因の多い業界だとは、
現場に取り組んでいらっしゃる方々は、
肌身でよくよくご承知のことと思われます。
本当に混とんとしていて、
混乱している状態です。
不安定そのもの。
こんなメンタルの時には、冷静かつ正常な判断を下せない人が多くなります。
そもそもの来日予定者である実習生たちなんて、
正に…です。
どれだけ上手に彼らの心をグリップできているかによって、
後の手間やリスクは、大きく変わっていきます。
コミュニケーションは本当に大事です。
同時に、俯瞰的に見た冷静な判断もまた、
経験の有無を問わず、否応なしに求められています。
こんな状況だと、どれだけのスーパーマンでも、
ヒューマンエラーは必ずあります、だって人間だもの。
けっきょく、ホンモノかどうか。
ホンモノであろうとする努力や工夫ができているかどうか。
前を見て、上を見て、足元を見ながらも、
右も左も後ろも、さらには時系列的に歩んだ先にどういうことが起こりうるかも、
想像力や知識や他の経験までも肥やしにして、
前へ歩んでいかねばなりません。
どこまでいっても、人次第。
誰と組むか、
組んでいる人はともにレベルアップして行ける仲間なのか。
自分の事ばかり最優先に考えるタイプなのか、
駆け引きばかりで損得最優先の人なのか、
勝ち負けに最大の重きを置くビジネスマンタイプなのか、
相手によって、結果は大きく変わります。
そして、
特に業者側は、それだけのとてつもない努力や労力、コストを費やしていても、
それらは、受入側にはわかりにくいし、伝わりにくい。
信頼関係でしか、前に進めない分、
今までどう立ち回ってきたのかが問われます。
願わくば、
見えないポイントに付加価値があることに理解のある仲間と共に、
気をつけて前進される方が多いことを祈ってやみません。
お気をつけて。。。
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