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日本人のいる送り出し先は、本当にいいのかどうか?

昨日の続きです。
1点だけ、この点について改めて書いてみたくなりました。

アルアルとして、どの国においても、
送り出し機関を選ぶ際に、重要視している方の多いポイントの一つです。

注:日本人がいる送り出し先が悪いとか、ダメとか、そういう短絡的な話ではありません。

 
懸念すべき点をいくつか挙げてみますね。

端的に言うと、【単なるブローカー】でしかない場合ってヤツですね。

・色んな理由で現地にいるものの、使い物にならないポンコツな場合
・単に日本人がいるだけで安心する日本側のために、その時だけ日本人がいるように見せてる場合
・日本人がいても「この業界としての送り出しに求める役割」が全くわかっていない場合
・常に儲かる送り出し先を探し求めてアチコチフラフラ定まらない日本人の場合
・・・

などなど、本当に様々あります。

つまり、日本側がちょろいんです。

日本人がいれば、日本側が言いたいことや、加減、温度差、段取り、アウトプット、諸々を期待できると、
正に勝手に希望的妄想が溢れ、相手の日本人への期待=甘えが自動的に増大するから。

その場合、後になって、物事が進んで、
どうにもならなくなって、初めて、
「アソコは、アイツは、使い物にならん」
とか、怒り出します。

この業界に居れば、マッチングが心底大事ってのを、
身に沁みてわかっているはずなのに、
単に人を道具か何かでしか見ていないから、
勝手に役割やら日本側の理屈や常識を押し付けて、
相手のせいにする。

いやいや、受入先にとっては、
何を責任転嫁しているんだと…それだけの話なのに。

 
現地の現実も知らず、協業する姿勢すら見せず、
単なる下請けとしか見ていない日本人に限って、
こういう失敗を数多く招き入れます。
自ら…ね。

あとありがちなのは、
夜の接待部分の依存。

お金の負担の話のみならず、
キレイなオネーチャンのいる先を知ってるかどうか、
Deepな現地の危ない店へ連れて行き、オモロイ体験ができるかどうか。
カラオケにしろマッサージにしろ、色んな要望に対応できるかどうか。

…アホちゃうかって部分ですが、
実は、こういう自分がわかりやすい部分に重点を置いて、
そういう対応が実際には大事なんだよ!仕事を取るには!
なんてさも正当化して、この部分で送り出し先を決める残念な日本人も少なからず。

だから、送り出し側にしたら、
そんな日本人の実態をわかっている現地の日本人にしてみたら、
日本人はちょろいんです。

インドネシアで言えば、移動が面倒だから、
ジャカルタやバリで面接できるかどうか…で決めるとかね。

 
あのさ…あのね…

もっともっと根本的に大事な事って、あるでしょうよと。

プロならソコを考えて、自身と受入先にとって、
どの送り出し先がいいかを決めるために、
どの部分を送り出し先に求めるかを決めていくのが事業でしょうよと。

 
昨日、「ドコ」ではなく、「ダレ」と組むかを、
私なら大事にしてるって書きました。

組む相手次第で、自分が送り出し先を育てていけばいいんです。

言い方を変えます。

育成就労でしょ?
外国人労働者を育成できる受入先であり、
その育成を適宜サポートできるのが監理支援機関でしょ?

そんな現場職員を育てるのが、代表の仕事でしょ?

送り出し先一つも育てられない代表が、
いったい、何ができるというのと。

 
いや、まだまだ初心者で…

いやいや、受入先にとっても、外国人労働者にとっても、
お金が介在している以上、
プロでしょって。

 
要は、組める相手、組むべき相手、組みたいと思わせてくれる相手は、
何も日本人に限ったことじゃない。

インドネシアだってベトナムだってミャンマーだってフィリピンだって、
組むべき相手と組んでないから、
トラブルもたくさん起きるし、
起きた時の適正適切な対応が、
十分に間に合うようにできていないだけなんでしょ。

だったら、組む相手を見つけることに全力を費やせばいい。

何も組む相手が最初から出来上がり切ってなくていい。
むしろ出来上がり切ってない方がいい。

色々あの手この手で、あれやこれやと育てていけば、
相手だって同じ人間、感謝して、教えてくれる相手を無下にするはずがない。

むしろアナタの先だけは、決して裏切ることはできないと、
懸命に真剣にトスアップして協力してくれます。

極々当たり前の話です。
何もせず、ただただ送り出しのせいにして責め立てる日本人に、
いったい誰が協力的になるものかと。
 
 
コレ、特に、知り得た1件、2件しか現地へ行って視察せず、
他に選択肢の無い日本側が、選択ミスをする鉄板のポイントです。

この事業は、本当に、そんな簡単な話じゃない。

ちゃんと本質を見極めて、何が大事か、どうすべきかを、
深く考えて様々動く人でしか、苦労を減らしていくことは不可能です。

※変数が多すぎて、トラブルはゼロには決してなりません。
=受入先にも、一定以上の理解を求められぬ限り、完璧などあるハズもない。
仕事だからと言い訳しないのも良い姿勢ですが、
それこそ、無理なものは無理なので、許容できない企業もまた、
バランスが悪くなり、金だけの世界に落ちていくのが、この業界です。

 
どうしたらええねん?!

はい、誰も教えてくれません、
ご自分で切り拓いて行きましょう。

それがこの業界でのお仕事ですから。

 
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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