最近、年老いてきてるからか、涙もろいというか、
言葉の一つ一つに反応してしまう瞬間が多くなってる気がする。
てか、自分の好きな相手が発する言葉が、
それまでの自分と相手のストーリーも相まって、
当の本人からは何気なく自然と出てきた言葉であっても、
刺さる時がある。
そしてこれは、巷で溢れてる様々なコンテンツであっても同じ。
たとえ商業的であったとしても、
そこに想いが重層的にこもっている厚みを感じてしまった際には、
同じく自分のストーリーとも重なるような瞬間では、
刺さって感情が揺り動かされて仕方がない。
それだけの熱量が、表面化したコンテンツから、にじみ出て伝わってくるから。
日常でそう感じるなら、
私達、業界人の立場で考えてみると、
相手の心を、どのように、どう揺り動かすと、
相手がついつい、行動に出てしまうのか…って事になります。
やっぱりね、同じなんですよ。
まずもっての大前提は、
「アナタにどんな想いがあるのか」
「その想いにどれだけの熱量があるのか」
そんな内から自然と湧き出て突き動かしてしまうだけのエモさがあるかどうか。
そのうえで、
伝える技術が絶妙にブレンドされ、
ミックスアップが一定以上に昇華した先に、
相手を自然と惹きつけてやまない、
珠玉のコンテンツ、発信力、影響力などが起こってしまうものなんだと。
事業としてお金や責任も大事なんだけど、
人づくりであれ、モノづくりであれ、
人が人のために懸命に取り組んだ結果の結晶だからこそ、
そこには価値が生まれる。
不信感を感じてしまう相手って、
その発信する表面から、どうやったって先にお金の匂いがしてくるんです。
どれだけ美辞麗句を並べていても、口が上手くっても、
自分の事しか考えていないんだろうな…
まず自分なんだな…
薄っぺらいな…
って、つい察してしまうモノなんです。
バレバレなんですよ。
それなら、むしろ堂々と、
「私はお金がたくさん欲しいから、自分の承認欲求をもっともっともっと満たしたいから、やってるんだ!」
ってハッキリ叫んでる方が、私にしたらよっぽど好ましい。
転じて、やっとタイトルの内容に入っていきますが、
特に経営側の方、お気を付けくださいね。
当たり前ですが、部下はもちろん、
受入側も関係者は全員、アナタをよくよく見ています。
伝わってしまうんです、響いてしまうんです。
アナタの発言はもちろん、言外に発している姿勢、考え方、想い、その時の感情などが。
という事は、
職員も、お付き合い先も、間違いなくアナタに感化されてるのだから、
相手のアナタに対する反応をちゃんと観察できていれば、
写し鏡のように、色々とわかるワケなんです。
人には居場所が必要です。
家庭でも所属組織でも、何においても、どこであっても。
そして、その居場所には、リーダーって存在が自然と生まれてしまいます。
いわゆるその間柄の中で、頼りにされる存在って意味です。
人が持つ社会性の一端です。
コレは現場でも同じです。
全部が全部とは言いませんけども、
送り出し機関も、受入先も、外国人労働者も、
業界人をリーダーとして、頼られます。
関係当事者全員の居場所を作っているんです。
そんな現場リーダー達=業界人だって人間です。
居場所が欲しい。
安全、安心、信用、信頼をおける居場所が欲しい。
リーダーたちが望む居心地の良い居場所が欲しい。
ソレは当然、経営側の仕事ですよね。
冒頭で述べた部分を逆算してみれば、
経営側もまた、そんなリーダー達の頼れて安らげる居心地の良い居場所を築くことができるハズです。
自分の意志でココに居て良かったって心底思える居場所を作ってあげることが。
デキナイ経営先は、周りに伝播して、
残念な末端現場を量産し、経営は当然、成り立たなくなる。
デキル経営先は…言わずもがな。
労働者は、経営側の指示命令に従って労働力を提供するがゆえに、基本強制労働です。
それを強制労働と言わしめないのは、ひとえに自らの意思で労働してるかどうか。
イイカゲン、本質、根っこ、何でもいいけど、
深い部分でケアすることを意識して取り組みましょうよ。
枝葉末節は後から勝手に付いてきます。
部分最適と全体最適って言い方もしてました。
積み上げ続けてきたものは、必ず宿りますから。
宿ってないと感じるのは、まだ十分に足りてないだけですから。
何度でも言います、自分に言い聞かせている次第。
追伸
私、ホント同じこと言ってますね…居場所=環境整備って意味でもあるし。
というか、経営者もまた、居場所を求めて、何らかの集まりに入りたがるものです…人間だもの。
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