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水面下だった殺伐さが表面化してきているのは、とてつもなく大きな問題

私がこんなブログや解体新書を続ける理由であり、
コミュニティ運営は、決して私が儲かるものではないということを改めて書きたくなった。

もちろん、キレイごとばかり言うつもりもないし、
自分のためにも取り組んでいることを否定するつもりもありません。

だけどね。
カッコ悪い大人になりたくない。

子供たちに、明るくない未来をバトンリレーしたくはない。

在留期限切れ元実習生を派遣か
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20201118/1000056343.html

昨日、こんな記事をお仲間内で、教えていただきました。
ココ、かなりの大手で、ある意味、みんなお世話になったことがある事業に取り組んでいる先です。

私、こういう記事を読むたびに思うのは、
大中小など、規模は関係ない。
かかわる一人一人の問題であって、
そして、
経営者の責任は、とても重いと改めて思い知らされます。

今は昔と違って、本当に複雑な社会に私たちは生きて暮らしています。

特に、多様性を尊重するあまり、
リソースをかけずして、情報を細かく伝えられる時代なので、
ルールがどんどん細分化されています。

同時に、この人権問題そのものに直結しやすい業界であり、
外国人労働者は貧困層からの出稼ぎという背景から、
社会的弱者をいかにしてちゃんと守っていくべきか、
本当に様々な多くのルールが制定され続けています。

実態をよく知らない一般大衆は、
一本の木を見て、森全てが腐っているので、
森全部を焼き払えって、簡単に言いますが、
そういうものではありません。

ですが、
確かに、一本、二本の木が虫に食われているだけならまだしも、
100本、200本と目に見えて増えているならば、
森全てを焼き払う選択肢は現実的なテーブルに浮上してきます。

時代の流れとして、別に淘汰されていく業界であれば、
流れに逆らう必要はありませんが、
じゃあと、日本が正に流れに逆らって、人の往来を止める鎖国をするのは、
森どころか生態系そのものにとって、非常にナンセンスなことになります。

別に、偉そう言いたいワケじゃないんですが、
諸問題を解決したいなら、
自分の目の届く範囲だけをケアできていればよいというワケじゃない。

関わる人、一人一人を、人として、アップデートできていかねば、
この業界どころから、世界の中で日本は孤立し、
おかしくなっちまう。

同時に、そんなカッコ悪い大人しかいない業界にしたくはないし、
なにより、自分自身がそうなりたくない。

以前から災害時のポイントとして言われていること。
菅総理もおっしゃってました。

自助、互助、共助、公助。

公助には法社会や民主主義、資本経済の限界がある。
自助も、一人でできることには限界がある。

互助、ないし、共助をどこまでブラッシュアップできるのか。

ここにしか、解決、改善の手段はないし、
実は無限大にできることが、この部分にある。

時代が今は、多様化、情報化、ルールの細分化の社会を生きているならば、
逆手にとって、上手にミックスアップできる場を築き、
個々の成長を、場の成長を、互助、共助のクオリティアップを加速させていけばよい。

何も清い池を作りたいんじゃない。
まともなレベルを、喫水線を、常識のハードルを上げられれば、
水面下でうごめく悪質ブローカーは、自然と棲みにくくなるのではないかと。

結果として、残念な人たちが居ずらい業界へと、
とてもついていけない高レベルな業界へと底上げして行けたなら、
フツーは、二極化のマトモな層に居続けたい人ばかりなので、
自然と健全化につながっていくのではないかと。

自助努力など不要とは全く思いませんが、
それでも、同じ空気を吸っていると、
勝手にレベルアップしてしまっている自分がよくわかると思います。
それが環境の力ですから。

そんなリーダーを量産したいがために、
解体新書企画をはじめ、様々な発信を、私なりに続けている次第です。

ぶっちゃけ、解体新書企画だって、
儲けたいなら、もっと他のことに取り組んでいるほうが儲かる。
この業界でいうならば、別に変なことしなくとも、現場に取り組んでいるほうが稼ぎやすい。
大手に認められ、ゆとりのある先と、
もっと高尚なステージで、我が道?を特化して築いていけるほうが、
楽しいし、やりがいもある。

でも、私がしたかった、選んだ道は、そこじゃない。

コロナでみんなくたびれている。
リソースも尽きかけている。
メンタルは相当疲弊している。

結果、冒頭に紹介したような、
イリーガルだとわかっていて、手を出してしまう事態を招いている。

帰国困難な状況が続き、
情報弱者であり、社会弱者が、都合よく使い捨てにされている。

現状に耐えきれなくなって、
わかっていても、ダメなほうへと転がり落ちてしまう人が増えている。

その数が多いがために、メディアの口の端に載るケースが相当増えてきている。

マジメに踏ん張って取り組んでいる人たちには、
いい迷惑だけど、踏ん張り切れない人たちがいるのも現実。

だったら、踏みとどまれるブレーキを、
悪質ブローカーへと転落せずに済む手法を、
意見交換し、支え合える良好な仲間を、
自らそういう環境に身を置くようにしていれば、
少なくとも、残念な結末への道を回避することができる。

解体新書企画などは特に、
残念な方々からは、ご自身の狭い良識の中から見れば、
ただの商売にしか見えないことでしょう。

私を頂点に、集金システムを作っているとしか、
見れない方々は決して少なくない。

私も、なんかこう、言い訳してるような気がして、
イチイチ言いたくもないんですが、
わかる方、お分かりいただける方だけが、
お付き合いくだされば、それで構わない。

お金まで介在させて、コミットできるような方々が集ってくださっているからこそ、
価値があるコミュニティになっている。

一つの良いスクリーニングとして機能していると思っています。

特に、上手に私を有効活用されている方は少なくない。笑

最近、会員さんからのお電話で一日が終わることもしばしば。

こんな殺伐としてきている今だからこそ、
特にメンタルとしてのセーフティネットの機能を果たしていると、
嬉しいなぁと思っています。

別に解体新書企画だけじゃなくて、このブログでも。

追伸、

ちなみに、共育という視点からは、
私たちのほうも、大変タメになるご意見やご質問に支えられていて、
本当にありがたい限りです。

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