特定技能の施行以降、
危惧されてきた懸念事項が現実化しています。
監理団体も登録支援機関を併業されてる先ばかりと思われますが、
活動原資と職員の業務量のバランスが難しいですね。
2024年10月18日
令和6年上半期における外国人入国者数及び日本人出国者数等について
https://www.moj.go.jp/isa/publications/press/13_00049.html
昨対比較で…
特技53%
技能実習-13%
特活48%
…特技が増えた分、技能実習は減ったって意味でしょうか。
2024年10月18日
令和6年6月末現在における在留外国人数について
https://www.moj.go.jp/isa/publications/press/13_00047.html
技能実習42万人(5%増)、
特技25万人(21%増)。
ただし…技能実習1号ロは-4%、3号ロは-24%。
特技移行が増えた分、やはり新規入国者数は、減ってるって印象です。
年々、新規受入職種作業も増えているってのに。
数字で例えるとわかりやすい。
以前…技能実習500人=月の活動原資は1500万。(監理費3万円の場合)
今…技能実習400人=月の活動原資は1200万。(同上)
+特定技能100人=月の活動原資は200万。(支援費2万円の場合)
比較をわかりやすくするため、あえて総数は500人のままにしましたが、
勝手にマイナス100万円となります。
現状では、確かに特技は技能実習と比べ、手間がかからない。
でも、今後は、厳格化が進み、分野別協議会の縛りも増え、
技能実習とは別の手間が増える事が見込まれる。
ほとんどが技能実習で月例訪問したついでで済む元サヤが多いとしても、
対応の手間がゼロになることはない。
(一部では、特技の相談対応は技能実習時よりも複雑な内容が多いようで、結構大変みたい)
もちろん、他にも様々な背景、諸事情あろうかと思われ、
こんな単純計算では収拾がつかないけれど、
同数をこなしているだけでは、明らかに活動原資は目減りする一方です。
今回、これが明らかに統計数字として分かったって話。
監理団体の代表のかじ取り次第では、
今後の命運を大きく分けていくポイントです。
いよいよもって、カウントダウンが始まった感が。
先日、著名人の時給1500円を支えられる経営者の下に、
労働者は集約されていくべきだ!ってお話を思い出しました。
ホンモノしか残っていかない。
情報化社会が進めば進むほど、加速して行きます。
そのホンモノの水準自体も、年々、上がっていく一方です。
つまり、Fラン大学レベルで起業、事業運営ができていた時代はもはやはるか昔の話で、
今は6大学以上のレベルでないと、運営意地すらままならず、
この先は、東大もしくは世界的な大学レベルの総合力でない限り、
経営しているメリットもなく、退場を余儀なくされていくような印象です。
別に悪い事ばかりじゃない。
できる人に、責任を負ってもらうってだけで、
気が楽になりますから(^^)
もちろん、紐づいてくる企業もまた、
今まで以上に網目の細かいふるいにかけられるので、
ついてこれない先×労働者依存事業は、淘汰の一途です。
=活動原資獲得先もまたシュリンクして行きますので、
ホンモノになれない現場職員もまた、淘汰の流れです。
大先輩が、美しい人はより美しく…なんておっしゃってましたが、
想定できる方は、早々にMAの流れに入ってます。
受入先も監理団体も。
MA自体も、利益が出ているうちでないと、誰も手を伸ばしません。
手遅れになると、周りに迷惑巻き散らかしながら、沈んでいくのみです。
ご年配の方なら、正に晩成を汚すことにしかならない。
そんな情けない経営者しかいない業界ではない事を願うばかりですが、
最後の最後で人間性が出ます。
悪質ブローカーは、より極悪ブローカーへとなり下がる瞬間です。
近寄りたくないですね。
よって、監理団体のかじ取りは、本当に大変です。
追伸
MAなどの大きな変革には最低、1、2年はかかります。
その間に、組織自体がついて行けず、事故が起きればMA自体もパーになる。
別にMAしか出口がないわけじゃないですし、
敬愛してやまない方は一次事業を確立、発展させていってるし、
別方は別事業を何年も何件も立ち上げて、リスクヘッジされてるし、
職員レベルであっても、物販でも何でも、稼ぎの柱を育んでいけばいいだけだし、
やり様はいくらでもあります。
ただただ、お一人お一人、一定以上のホンモノに成れているかどうかだけの話です。
(ホンモノ=将来の流れを見据え、半歩先の一手を決断、実行に移せるかどうか)
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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