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特定技能のQAを見直していて、そういえばと気づいたこと…不慣れな業界参入者がことごとく手痛い失敗をしていると思われる落とし穴

以前、チャットワークで話題に上がったことを思い出したので、
多分、見事にはまっている先も多そうかと、
書いてみます。

コレを思い出したのは、

特定技能制度に関するQ&A
http://www.moj.go.jp/content/001331318.pdf

を読み直していて、思い出しました。

ある先で、『溶接』のカテゴリーで、
技能実習生上がりの子を、特定技能で受け入れしたいとのことにて、
入管申請などを済ませ、
無事に在留資格がおり、
結果として、就労をはじめ、
そうそう、分野ごとの協議会へも加盟しないとと、
手続きを進めて、判明したことです。

「貴社は加盟できません」

…へ?

慌てて確認すると、
その受入先では、産業分類として当てはまる事業主ではなかった。

技能実習の受入先なら、特定技能の受入も問題ないとの前提自体が、
間違っていた事例です。

不慣れな方、多くありそうですね。

せっかく苦労して何度も打ち合わせを重ね、
アチコチへ問い合わせをして、
お金もアレコレ使ってやっとのことで就労開始した矢先に、
全てがご破算になる現実。

いやいや、ご破算どころか誰もがマイナスになる現実。

実害も含めた心的ストレスは、
それぞれの立場で、
それぞれの肩に重くのしかかってきます。

不勉強はもちろん、
勉強していても、チェック漏れがあったまま、
その他が順調に進んで陥る、不可逆的な問題の一つですね。

こういうリスクすら、想像がつかないのが新規参入者。

夢も希望も明るい未来を目指して、
血気盛んに参入するのは構いませんが、
結果、迷惑をまき散らす行為に。

特にお金を捻出している経営者の前では、

スミマセン、これで勉強になったので、次からはちゃんと気を付けます。

それしか、言いようがない。

受入先の経営者の前では、
ひたすらに謝るしかない。

子供の使いじゃないんだから、
謝るだけじゃなく、
どう補填するのか、

道義的にも取引的にも頂戴していた手数料などは、
懐にしまい込んだままとはいかないことでしょう。

だって、プロなんだから。

人は失敗する生き物です。
そこから、どう立ち回り、
どう成長を遂げ、
どうお返ししていくかにつきます。

ルールを十二分に知らなければ、
スポーツも満足にできません。

車の運転だってしちゃいけないんです。

でも、しようとしない。
自らが手痛い失敗をしないと、
自分の懐から大事なお金が無くなってしまわないと、
気づけない。

それでも、誰かのせいにして、自分を正当化し、
気づこうともしない人もいます。

新規参入が悪いと言ってるわけじゃない。
参入障壁が高いから、参入するなといっているワケじゃない。

ちゃんと学んで、理解して、
全てを包括的にケアできるような道筋を整理整頓して、
当たり前の現実を実現させることにこそ、
プロとしての価値があります。

この業界は複雑怪奇。
とても素人さんではわからない現実が、
これでもかと横たわっている。

プロとしてお金をいただき、
安定した経営を続けていくことに、
そんな簡単な事業は、どこにもない。

人手に困っている。
外国には出稼ぎに来たい人がまだまだたくさんいる。

繋いであげれば簡単じゃん。

技能実習なんて、建前と本音が乖離した悪制なんだから、
特定技能でどんどん受入すればいいのに…

そんな安直な業界ならば、
誰もが笑顔で暮らしている。

学び続ける気概もない人は、
どうか丁重にご退場願いたい。

面白いことに、お金儲けをたくらむ人ほど、
自ら学ぼうという気概のない人が多いから。

自らのお金を、返ってこない無駄なことに費やす人が多いから。

稼げている人は、すべからく学び続けている現実を知らない人が多すぎる。

技能実習と特定技能では、
そもそもの受入可能かどうかの判定基準が違うのに、
それすら気づけていないかった人は、
コレを機会に肝に銘じてくださいね。

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