そういえば、私が聞き及ぶ範囲ですが、
実地検査に立ち会う監理団体の方から、
『「上から監理団体は多すぎるから減らせ!」的な指示を受けている』って話を聞いた…
と、そんな話が耳に入ってきてました。
行政コストを下げるには=機構がラクになるのは、監理監督先が少なく済むこと。
アホなヤカラを可能な限り排除して、実地検査先を少なくすること。
ラクになるというよりは、確認と指導に赴く先を実際にはカバーしきれていないんじゃないかな。
機構職員を無尽蔵に増やせるはずもなく、
監理団体職員同様に、実地検査へ行けるだけの人材を育成するにも時間はかかるから。
ま、別角度からも焦点を当ててみただけで、
要は、厳格化は、有識者会議の最終提言がまとまるのを待つまでもなく、
ドンドン、現状でもできることは進めているってコトです。
令和5年11月10日(金)
技能実習法に基づく行政処分等を行いました
監理団体の許可の取消しを行った監理団体
鳥取県東部商工振興協同組合(代表理事 北村 一行)
処分理由:
・傘下の実習実施者に対する監査を適切に行っていなかった
・傘下の実習実施者に対し、適切な技能実習計画の作成指導を行っていない
法的根拠:技能実習法第 37 条第1項第1号(技能実習法第 25 条第1項第2号(技能実習法第 39 条第3項))
・第 37 条
一 第二十五条第一項各号のいずれかに適合しなくなったと認めるとき。
↓
第 25 条第1項
二 監理事業を第三十九条第三項の主務省令で定める基準に従って適正に行うに足りる能力を有するものであること。
↓
第 39 条
3 前二項に規定するもののほか、監理団体は、団体監理型技能実習の実施状況の監査その他の業務の実施に関し主務省令で定める基準に従い、その業務を実施しなければならない。
なんかですね、同じ町内に同姓同名の代表がいらっしゃる繊維製品製造業の衣縫会社さんがありますね。
おそらくは受入を増やすために会社も二つ。
某大手さんのお名前も懸命にアピールされてますが、サプライチェーンとか気にしなくて良いのでしょうかね。
受入国、中国…。
婦人子供服製造、帆布製品製造、電子機器組立ての3職種…。
けっこうよいお年だと思われますが、いい顔したくて晩年を汚しているのもわからないのでしょうね。
地方の、昭和の頭のまま、令和まで生きてきてしまったって感じ。
付き従う受入先の方々も、同罪ですね。
監査もしない、指導もしない。
虚偽隠蔽で生きてきたんでしょう。
こちらが作った縫製製品も、同様なつくりとしか、見られないのでしょうね。
改善命令を行った監理団体
九州コンストラクチャーズ協同組合(代表理事 前田 浩)
処分理由:
・傘下実習実施者が技能実習法令の規定に違反する事実を隠蔽する目的で虚偽の監査報告書を外国人技能実習機構に提出した
・監査の終了後遅滞なく、監査報告書を提出しなかった
法的根拠:技能実習法第 36 条第 1 項
第 36 条第 1 項
主務大臣は、監理団体が、この法律その他出入国若しくは労働に関する法律又はこれらに基づく命令の規定に違反した場合において、監理事業の適正な運営を確保するために必要があると認めるときは、当該監理団体に対し、期限を定めて、その監理事業の運営を改善するために必要な措置をとるべきことを命ずることができる。
おー、おー、組合員211社。
九州全域はもちろん、関西、東海、関東、東北と全国区の先ですね。
建設、縫製、農業…。
受け入れ人数の転籍対応に加味して、機構が取り消しではなく改善命令にしたのではないことを、
切実に願うばかりです。
虚偽、隠蔽、監査報告も出さない…。
十分に悪質であり、一発取り消し処分理由に該当しますけどね。
すごいですね、堂々と代表が、人材確保のために…と挨拶してます。
機構は小さいところは潰し、大きいところは、潰さない…そんな忖度がわかりすぎるほどわかってしまう。
だから、昔から、数百人以上の事業規模をと、
経営側は「受け入れ人数」確保に向かう。
金儲けのためにも。
ミャンマー、カンボジア、インドネシア、ベトナム、中国などからの受入。
あぁ、こういう団体が付き合っている送り出し先がわかれば、
同じ穴の狢(むじな)として、提携したくないリストに入れることができるのに。
こういうとこは、職員も安月給でこき使ってるんでしょうね。
現場にいればいるほど、定期訪問が大事なことも、虚偽や隠ぺいしてたらこうなることも、
よくよくお分かりの事でしょうから。
そういえば、同じ住所のビルには、ある建設会社が…同類?それとも?
色々と透けて見えてきそうで、邪推が過ぎてしまいましたので、この辺で。汗
あくまでも、一業界人の邪推ですので、2件とも事実かどうかは別問題としてご理解ご容赦くださいね。苦笑
あぁ、最近、色々溜まっているのか、ついつい悪口を書き連ねてしまいました。
呪ってまではいませんが、こうはなりたくないものだと。
ウチは大丈夫…って、全く根拠のない自信にあふれている先もまだまだあるのでしょう。
世論も法改正の流れも後押ししていますから、
この調子で、機構の現場職員の皆様には、ぜひとも頑張って摘発していただきたい。
上が処分を決定せざるを得ないほどに、グーの音も出ない証拠を並べ立てて。
アホみたいなルーティンにも付き合って、
マジメにマトモに取り組んでいる方々が、バカを見ないように、ぜひぜひぜひ。
さて、いつも通り明日は受入先、実習実施者ですね。
追伸
そうそう、特定技能周りの方々も、明日は我が身なので、
ちゃんとやっといた方が良いですよ。
でないと、こうしてネットにさらされる…。
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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