みんなと同じ仕事をしてるのに、
ヤレ腰が痛い、足が痛い。
給料が安すぎる。
すぐにビールとか焼肉とかごちそうしろと暗に催促する。
自分だけかまってちゃん。
他の技能実習生と絡んでるとひがむ。
自分の機嫌が悪いと、同僚との寮での空気も剣呑となり、
自分の部屋に閉じこもる。
他の実習生たちは腫物には触らずなだけなのに、
フツーにあははしてるだけで、自分だけノケモノにされてるとひがむ。
挙げ句、今はないJITCOからの技能実習修了証書が貰えないと困ると騒ぎ出す。
今はOTITが推奨する法務省と厚労省が定めたフォーマットでの監理団体と受入先の捺印書面しか出せないのに。
いや、別にこれらの点ばかりでなく、
確かに仕事はガンバるし、
素直にお礼も言えるし、
挨拶もできる。
だから無事に3年を全うできたのだと思われますが、
良かれと採用しても、人間だもの、
採用に失敗することもあります。
注、この子は失敗とまでの全否定はない子でしたけど。
こうやって、受入したからには、
企業側も当然、帰国までの責任を負います。
イイカゲンな先だと、やりたい放題で野にリリース(失踪)するのでしょうけど、
そんなチャランポランな先ばかりであるハズがない。
損得に敏感な経営者であっても、
コレばかりは、そうは問屋が卸さない。
嫌なら金輪際、受入はできなくなる。
そして、ココを勘違いしないで頂きたいのは、
決して監理団体が、
上から目線で、
何様気取りで、
偉そうに言っているんじゃないってコト。
何よりも、自社ないし、経営者にとって、
自社や自身の人間性があからさまに問われることにほかなりません。
もちろん、法もそれを許さない。
結果、人づくりの制度になってもいる。
良くも悪くも転職できない、クビにもできないなら、
育てる以外、方法はなくなる。
今回の子は、
自身も期間限定の出稼ぎで、
そもそもが自身を振り返るコトができない子だったので、
時折育ててきた会社側も、
途中から契約期間を無事に全うできることにだけ、注力するように変化してきました。
そうやって、
最低限、互いに3年間のコスパを考えて実際には動いてます。
だって、制度理念とは別に、
お互いに自身への営利を追及してるのですから。
ココ、綺麗事抜きにですね。
そして、
3年を通して、問題ない子、
残って欲しい子、残りたい子を、
様々収集つけて、
3号ないし特定技能への次段階へと進む場合があるってこと。
特定技能しかない分野の場合は、
1年間をそうした位置づけで受入してみれば良い。
どのみち、期間限定雇用だけに、
在留資格の有効期限、1年間毎の雇用契約で何ら問題はない。
なにぶん、外国人も会社も生き物。
予定は予定、目論見は目論見。
どこまで細々と事前準備するかは、
人それぞれ。
頭の良く周りの反省を我が経験値に変えられる先こそ、
入口を大事にするし、
その後も短絡的な判断はせず、
俯瞰的な視点を踏まえて、
総合的に判断するようになる。
さて、
入国再開の大号令から2週間あまり。
審査済証の手配が済んだあとは、
ドレだけ平時同等以上にケアできるかに、
余念のないことでしょう。
入国までをどう過ごすかによって、
また色々変わってくると思います。
くれぐれも、
今日の小ネタのように、
ヨレてネジれてヒネるタイプに変わってないものかどうか。
再度の意思確認とでも題して、
一人ひとり改めてのWEB面談などしてみてはいかがでしょうか?
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