目標設定と、達成方法…
別にこのブログ、ビジネス書でもないんですが、
書いてみたくなりました。
例えば、受入の理想の姿。
私の言葉で言えば、
一つの判断基準は、win4allとなります。
では、分解していきます。
受入先の理想の姿はなんでしょう。
コスパを成立させること…それだけでしょうか。
この1点を追求するとしても、
ただお金を安く済ませることが成功なのでしょうか。
コスパとは、コストパフォーマンス。
つまり、20万円で100の成果をあげることを一つの基準と考えれば、
25万円で150の成果が上がれば、それは成功?失敗?
18万円で80の成果が上がれば、それは成功?失敗?
一度定めた金額を、途中でマイナスへ変更することはできません。
(プラスはOK)
自社にとって、どの設定がイチバンコスパが高まるのか。
また、どのコスパを求めているのか。
例えば、
80の成果を求めていて、逆を言えば、80以上の成果を求めていない場合、
ひたすらに、80の成果さえ出してもらえれば、
『安い労働力』を選びたい…という方もいらっしゃるでしょう。
いやいや、ウチは、100どころか150、200、500、1000と、
あがてくれる成果の高さ、量は、いくらでも求められるので、
高い成果がイチバン出しやすい『質の良い労働力』が得られるレンジは、
どこなのかを探し出して、
結果、『より能力の高い労働力』を選びたい…という方も。
前者で考えた場合、
奴隷労働かつイリーガルブローカー通しが
サイコーのコスパをたたき出します。
つまり、行きつく先は、負のスパイラル、地獄だということですね。
後者で考えた場合、
スタート、80の成果で考えたら、100、150、200とコスパを考えていければ、
必然的に計算はあってきます。
コレが、100の成果スタートでなければ、スタートに立てないとか、
最初から200スタートで行きたいなら、
高額賃金を設定しての募集から始まります。
結果、同一労働同一賃金よろしく、
現時点で任せたいお仕事の日本人同等以上の給与スタートとなります。
ここまで、意味、お分かりでしょうか。
つまり、
自社にて言葉がロクに通じない外国人労働者でも、
教育の仕方、指導の方法さえ、わかっていれば、
コスパの帳尻は合わせていくことができる。
その加速度が早ければ早いほど、
サイコーのコスパをたたき出せるということになります。
そして、
前者=奴隷労働でないと会社が持たないとおっしゃる経営先では、
いかにこの固執した考えから、脱却、卒業できるかどうかが、
この先の健全経営、良い会社へと変化していけるかどうかの分岐点になります。
経営は遊びじゃないので、コスパを考えるのは当然です。
ですが、
コスパの考え方に、経営者の器が現れてきます。
以前の高度成長期のように、
次から次へと競争社会にさらされた良質な労働力が、
ウナルほどに溢れている時代には、
また、『個』の尊重、多様化が許容されるべき時代ではなかったので、
会社側は何の努力をすることなく、
良質な労働力を安価で確保することができただけです。
コレが、受入先側での、コスパというイチ視点で分解しておろしてみたカタチ。
コレ以外にも、
win4allで言えば、
監理団体側、送り出し側、労働者側、それぞれのコスパの問題が発生します。
特に労働者側で言えば、
いかに楽して最大限の給与を取得できるかどうかになるので、
真逆の理屈が働きます。
間に入る業者側も、また、違うベクトルを向いています。
呉越同舟的な考え方であれば、当然です。
正に、何にも生み出すものがない。
コレ等を同じ方向へと顔を向かせて、
進めるためには、
4者それぞれ別に固有の、自身だけにメリットのある目的では、
お話になりません。
4者に共通した、目的を掲げて、
そこを皆で目指すためには、互いにどう立ち回るべきか、
ココがとても大事なポイントになっていくワケです。
私は、たまに、俯瞰的とか、全体最適とか、網羅的とか、
いくつか言葉を使いますが、
プロは、正に、ココを目指して、
全体的に皆が笑顔でありがとうと言い合える体制を、
上手に作り出していきます。
部分最適しか=一ポジションだけにメリットのある提案や対応しかできない方は、
二流どころか三流です。
先々、必ずどこかで歪(いびつ)さがはみ出てきて、
全体像自体が、もろくも崩れ去っていきます。
それは、もくろんだ自身だけにとっての部分最適自体が、
成立しなくなることも、意味しています。
こうやって、
全体最適と部分最適を交互に視点を変えながら、
様々な面から丸く収まり、なおかつ労働者が受入先が求める方向へと顔を向けていけるよう、
正に監理監督していくのが、監理団体の一職員のお仕事です。
そうやって、全体的に理想の姿を思い描き、
そこから一つ一つ、分解して、下ろしていきます。
笑顔、笑顔と叫んでいれば、
みんな笑顔になれるモノならば、苦労はしません。苦笑
別に、この4者の当事者であれば、
ある意味、誰もがこの関係性のリーダーシップを取ることができます。
取りやすいポジションにいるのが、監理団体の一担当職員だってだけのことです。
また、そうあるべきことで、全員を守ることができやすいのも、
監理団体の一担当職員なんです。
先日、グリップとはどういう意味か?とご質問をいただきました。
そこでもお伝えしましたが、
相手を思い遣り、プロとして、適正な現実化へと導くチカラとして、
自身が思い描く理想の姿像を提示し、
特に受入先と共通認識を持ったうえで、
受入先であろうと外国人労働者であろうと、
相手を常に一歩前のステージへと、導いていけるだけ、
相手を動かすチカラとも言えます。
適正適切な距離感を維持した、
人間関係、信頼関係のことだと。
こういった、全体像を考えたうえで、
どうやって、それぞれ、ドリルダウンしていくべきか。
コロナのお話もみんな同じ。
特に今は、誰もが先行きが読めない中で、
色々と自分なりに整理していかないと、
確固たる信念に基づいて言動をしていかないと、
とっても厳しい時代です。
本当のリーダーが求められていますので。
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