コレ、敬愛してやまない方が、前から訴えていたこと。
最近、私のスマホ(AI)が様々レコメンドしてくる記事の中に、
時折、賃金不払いや労災事故の記事がいくつか出てきます。
調べてみると、まとまっていたのはコチラでしょうか。
労働新聞社、送検記事まとめ
https://www.rodo.co.jp/column/column_category/souken/
アクセスランキングも同様に興味深いですね。
https://www.rodo.co.jp/ranking/
技能実習でも特定技能でも、ナンデモカンデモ、
悪質な法令違反が増えれば、それだけ罰則化、厳罰化が進むのが法社会の現実。
中小零細は昭和以前から、「言われたら気を付ける=言われるまでは対応などしてる暇はない」ってのが現実。
そして、その現実は、今の時代にはそぐわない考え方になっている。
でも、その習性は人間の性質的に変わることなく、修正は困難となっている。
結果、法令違反はなくならない。
歴史に学べずともの再発防止はまだしも、
未然防止レベルの実現は難しい。
よって、雇用ライセンス制なる仕組みになっていく。
そもそもが、経営者自体にライセンスなどなく、
誰もが会社を興せるし、社長になれる。
労働者を雇用するにしても、誰に何の断りも要らない。
今はディーセントワークや、ビジネスと人権、サプライチェーンなど国が指針を示して向かっている先は、
法令違反かどうかのレベルではない。
法で定めきれない世界を、いかにして実現していくかに注力されている。
せめてスタートラインに立てるのは、最低限の資格持ちしかレースへの参加すらままならない状況を作っていかねば、
ずっと足を引っ張り続けられてしまう。
何よりも行政コストやマンパワーは有限なので、根っこから変えていかねば、
時代についていけなくなっていく。
現実には、誰一人叶わない…国さえも。
頭が固い人など、あっという間に置き去りにされていく=取り返しのつかない被害や損失にまみれていくから。
労働者を雇用できるのもまた、
その業種業界に必須な諸手続き、教育、講習、ライセンス、などなど、知らなかったで済まないことが山ほどある。
でも、たとえ職人レベルの技術や技能を持ち合わせていても、指導、ルール、事故防止などの知見を持ち合わせているとは限らない。
雇用のみならず、人権レベルやサプライチェーンなど、様々な知見を身に着けるべく、
認定されたカリキュラムを受講し、最終日の検定に合格せねば、
社長ライセンス、雇用責任者ライセンス番号を記載せねば、
会社は興せないどころか、事業の運営すらままならなくなっていく世界へ。
ある意味、とても窮屈極まりなく、そもそも事業なんて起こしたくはない社会へ。
費やす労力と背負うリスクが膨大になりすぎて、企業も断念する人が増える社会へ。
=大企業、金持ちしか事業など取り組めない社会へ。
そういう社会を知らずと目指して突き進んでいるのが、人間社会なのかもしれない。
想像してみてください。
社長になるためには、社労士資格がないと成れない。
外国人労働者を受け入れるためには、社長が行政書士資格持ちでないと受け入れできない。
何なら社長は弁護士でないと成れない。
ね、言葉にしてみると、ナンセンスでしょ。
逆で言えばわかり良いかな…失礼な物言いは承知の上で、社労士、行政書士に名の通った経営者って今までにいましたか?
何かしらの事業を生み出し、育て上げた士業の方っていますかね。
それでも、今の人類には、法制化、厳罰化、摘発強化の抑止力しか有効的に機能しないとの認識が一般的。
そして、それらが進んだ後の世界までの想像力はない。
有識者はよくこう言います…フツーにやってれば別に怖がることなど何もない…と。
私には、マトモな先には不要でしかない労力や時間を費やさせるのは、足枷でしかない。
ルールに付き合わざるを得ない現実は承知の上で、それでもリソースを特化すべき先はココじゃないと考えてしまう。
私自身、この件に対して持ち合わせる解決策は、
「ほっといてくれ、自分で学び、気づいて、進むから」
「自分だけじゃなく、周りも巻き込んで、自然と知らずとケアできているように取り組んでいくから」
としか、持ち合わせていない。
もっと言えば、「人とのしての成長・進化」にこそ、注力していく方が、結果、全方位でケアされていくんだけど、
目先しか見えない方々は、安易に厳罰化を訴える…その方がラクだから…そこで思考停止してることに気づかないから。
あーまた愚痴になりましたが、いずれにせよ、ルールの厳格化、厳罰化へと進んでいきます。
問題はそのスピード感。
いつから?って部分ですよね…
中小はそれくらいは知っておくべきか程度で、
大企業はそこまでには何としても社内体制のケアを終わらせないとってレベルで。
今現在の憶測でも、最短で年内の臨時国会で通す?年明けにはある程度の詳細が公表される?
官僚の皆さんが水面下でどれだけの絵を描いているかでしょうね。
下々の私達は、”流れ”を読んで、リズムやサイクルを考慮して、
今まで学び経験してきた知見を基に、ポイントを整理して時間をかけて組織文化を育て続けるのみですね。
そうすれば、微調整だけで済みますから。
根っこから変えないと無理って諦めて片道切符で突き進むハメにならずに済みますから。
リテラシーをもって世の中を見て、一定以上に成長・進化できていれば、
自ずと注力すべきポイントなんてお分かりのはずですから。
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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