サイトアイコン PRE-STAGE(win4all and then…)

「安さ」と「非面倒さ」から脱却できない受入企業

受入企業側も、完全に2極化していると感じています。
川下側を具体的に例示してみましょう。

率直に言って、第一がコスト面から抜け出せない受入先。
内容は二の次。
ただただ、監理費が安い、管理費が安い。
支援費が安いだけの見積もりで決める。
申込金など、初期費用も当然確認する。
コスト第一主義、コスト絶対主義の受入先。

コスパの意味って、本当にわかっているのかなって疑問に思うほどに。
2万円で1から5までケアできるのと、
3万円で1から10までケアできるのと、(むしろ6~10のほうが大事なのに)
どっちがお得かって頭はないんだろうなと。
常に2万円で5以上の先だけ見つけられるかどうかだけ。

実はそれなりの事業規模先にも多い。
相みつを取る際にも、従来のコスト以上だと、
土俵にも上らない。

人件費もそう簡単には上げない。
時給を20円上げるだけでも、月に3460円増える。
×100人だと、月々346,000円のコストアップ。
年間で4,152,000円も上がることとなる。
20円以上、上がり続ける昨今の最賃に、
致し方なく毎年の賃上げに付き合わざるを得ない。

コストでのみ足切りをかけ、
担当者が中身の吟味を必要としてはいない。

つまり、
どれだけ有能な人材がアウトプットされてくるのか?は、
微塵も考慮に入れてはいない。
どれだけ足元が大量離職するリスクを抱えていても、
実際に大崩れしないと考え直すことはできない。

部分最適しか目がいかず、具現化した後のトラブル対応だけで、
目に見えないところでかかっているコストなど頭の片隅にもなく、
常に目の前に具体的に勃発する問題にしかフォーカスできず、
全体最適の俯瞰的視点を持ち合わすことはできない。

現付き合い先に不満がなければ、
ビジネスライクに淡々とルーティンワークをこなすだけのほうが、
当然、面倒もなく楽だから。
どうしてそこまでして、苦労を背負い込む必要があるのか、
理解できない頭脳構造。

他にも、国別として、
ベトナムやミャンマーは労働者が負担したり、
未だに蔓延る様々なキックバックから、
安さで売り込む先は少なくない。

キックバックなどは受入先も監理団体も登録支援機関も、
その国、そのルートを通って入ってくる技能実習生しか、
受け入れるつもりがない。
甘い汁から逃れられず、
愚の骨頂以外の何物でもない。

自ら社内で面倒かつシリアスな問題を掘り起こすのは、
仲間の中でも嫌がられる。
なんなら補填すべき新たな利益原資を生み出せない社長だと、
逆に怒られ評価が悪くなる。
社長自身だとしたら、頭の悪い社長だけに、
無理に受注しても計算合わないからフェイドアウトするのみ。
当然、本人は井の中の蛙大海を知らず…相手にされてないことにも気づかない。

負のサイクルは、淘汰されるまで、気づかない…
いや、淘汰されても気づけない。

 
もう一つ、
目先の面倒ごとから逃げ続ける先

もはや人材育成に注力できない先は、
どれだけ受け入れても定着はしない。
特定技能はおろか、技能実習でも平気で転籍、転職していく今、
自社のグリップ力としても、
必須のスキル、仕組み、ノウハウとして、
蓄積を続けていくべき不可避なポイント。

加えて、前述のコスト面を考えても、
全体最適を求めれば求めるほどに、
自分たちが様々自分たちの頭で考え実践してみるといった自助努力の下、
手間暇をかけたり、
資料作成したり、
自発的に制度特性を実務面からもこなしていけば、
必然的にコスト面も下げて問題ない部分を、一定以下には下げられるのに、
金払ってるのに、やってられるかと、
全ての面倒ごとは業者に丸投げ。

わかりやすい点でいえば、
自社ですべき雇用条件の設定(作成)も、
就業規則や賃金規定の見直し、修正、
36協定や変形労働の更新までも、
業者へ丸投げ…ありえない。

他にも、これまた前述同様に、
国によっても手続きの煩雑さは違い、
受入先にも影響を及ぼす。

一例をあげれば、
フィリピンの特定技能は際立っている。
母国の管轄機関の役人が、
一社一社インタビューし、
フィリピン人を受入したいなら、SSWなど意味の分かる通訳を同席させて、面接に臨め…
この給与設定では安すぎるから賃上げしろ、
こんな控除は高すぎるから駄目だ、
この地域じゃこの給料設定以上でないと認めない、
など指摘してくるストレスは、
敬遠される大きな要因にもなっている。

ちなみに、他国は一切ない。
業者側もほぼない。
初回での提携の手続きに若干の面倒を感じる程度。
(なので特定技能受入の海外招へいにおいては、送り出し先と企業が直接提携を嫌い、低額で対応してくれる職業紹介事業所を間に挟むケースもある)

 
コスト面と面倒ごと。
この辺りを自分事として、
踏まえて乗り越えさせられる営業力?
説明能力?プレゼン資料作成能力の高い営業マン?もまた、
本当に少ない。

営業マンをやってれば、
企業側の思考パターンとその決定ポイントは、
十二分に承知しているはずなのに、
乗り越えられるほどの高い営業力がない人が多いし、
その乗り越え方を指導できる経営者などの上司もいない。
(現場の実情をそもそも知らなかったり、能力もスキルもない)

結果、安さに屈服し続ける企業、
面倒ごとから逃げ続ける企業、
そんな企業が量産されて放置されてる状態。
(ま、自業自得なんだけど)

 
一方、克服できてる企業は違う。
長くなるので割愛しますが、
前述の全てを自前で乗り越えている。
正確に言えば、有能な水先案内人(パートナー)の助言、指導で、乗り越えていく。

ココ、本当に大中小は問わない。
大企業だからこそ、全然乗り越えられない企業もあれば、
中小だけど、十分理解し、かけるべきコストをかけて、
費やすべき労力を費やし、受け入れを続ける先もある。

う~ん、やっぱり、組むべきはドコじゃなく、誰なんだなぁと、実感。

————————————————————–
川上でいたい方は、解体新書企画へどうぞ。
メルマガ無料登録はコチラ
自分で言うのもなんですが、業界人は特に、無料登録しとくと良いと思います。
————————————————————–

モバイルバージョンを終了