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特定技能の登録支援機関に、ナゼ、ブローカーが多くなるのか…

「建設、求人募集あります…」
「農業、行きたい人、〇人います…」

巷で、こんな投稿をちょくちょくお見掛けする。

ヤレ、有料職業紹介事業者なのか…
ヤレ、人身売買屋め…

なんて目で見られてしまう方々が後を絶たない。

なんでかって、それは、そういう法律があり、
そのルールに抵触する行為だとはつゆほども知らず、
外国人労働者が困っているだろうと…
自身の利益のためにと…
その両面で、良かれと思って懸命に発信している人たちがいるってこと。

なんだかな~って、思う反面、
確実にそういう案件に、手を挙げる人、手を伸ばす人たちも、
いつの時代も一定数以上いる。

そうやって、みんな痛い目を見て、遠回りしていく。

賢い人たち、わかっている人たちは、一顧だにしない。

(それでも、そういった遠回りから気づいていく(築いていく)人たちもまたいるのも事実)

 
ふと思うのは、
登録支援機関って、監理団体よりも、本当に楽なのか…ってこと。

支援業務の一つに、特定技能所属機関が支援義務のある特定技能外国人労働者に対して、
違法行為が見つかったら、速やかに報告する義務が課されている。

でも、
賃金不払い、安衛法違反(労災)の確認、虚偽のあるなし、
職種不適合作業の確認、などなど、
いったいどこまで見ているのだろうか。

監理費よりは支援費のほうが安いから…
罰則規定はないから…

であれば、残念ながら、それは受入側の責任だからと、
ソコまでムキにしなくともと、
ロクにしない先も少なくないのが現実なのでしょう。

 
歴史を経た技能実習法の反省を顧みず、
罰則規定など何にもないところからスタートした特定技能制度。
(諸般の事情から致し方ないこともわかりましたが、残念ながら…)

知らないのを良いことに、いや知っていても、
自分にとって都合の良い解釈を基に、
我関せずで、好き勝手し始める人たちが、想定通り、後を絶たない。

情報弱者な受入先を良いカモにして、
焼き畑農業かのごとく、次から次へと刃の餌食にしていく業者が、
残念ながら一定数以上いる。
 

結果、マトモに取り組んでいる先から見れば、
悪質ブローカーにしか見えない。

マトモな先は、法律に書いていてあっても、なくても、
必要十分な支援は行っている。

その活動原資として、ソコソコのコストは必要とするも、
そんな実態が分からない世間様は、
ソコソコのコストを請求する先のほうが、
人身売買屋だと、のたまう。

 
今時、色んな方々が、注意喚起を善意でしてくださる。

マトモにやりたい人だったなら、
一人ぼっちで孤軍奮闘せずとも、
アチコチでダメ元でも、色々聞いてみたらいいのに。
それを基に、ホントにそうなのか?!って、自分で調べてみたらいいのに。

そういうことさえすることもなく、
ただただ自分だけの正義のために、突き進む人がほとんど。

カワイソウな外国人労働者…
コストは安いほうが良いに決まっている…
ステレオタイプは自分で考えないからラクだなあと。

 
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