ご承知おきの通り、
受入側である企業にすれば、
人件費は一つの経費を構成する要素であり、
経済社会において、営利追及を宿命づけられている限り、
経費は少なく済むほうが正義との見方はある。
(少ないだけじゃなく、コスパ…効果的に使えているかどうかの指標の意味合いは強い)
同時に、
労働者側は、外国人でも日本人でも、
どれだけたくさん稼げるのかが、
コチラもキレイごと抜きに求めている。
(いかに安近短で、より多く稼げるか…)
監理団体も登録支援機関も、送り出し機関や士業でさえも、
これらの相反する両立のバランスをとるコト、
給料面以外でも、様々なバランスを取り続けることで、
お代を頂戴してご飯を食べている。
最近、またアウフヘーベンって言葉が頭をよぎることがある。
つまり、私なりに変換すると、
意見の違う者同士を、高い次元で昇華させるって意味。
コレって、人権派の方々との関係性も、
同じなんじゃないかなと。
私たちは、どちらかと言えば、
100のうち、一人も零れ落ちないようにと、
懸命にアレコレと先回りして、フォローにあたるコトこそが、
世の中に涙に濡れる顔が量産されないために、
大事なコトだと思っている。
人権派の方々は、
一人でも零れ落ちているならば、
その一人も救えないで、何が支援だと、
必死に救おうとしている。
(ココまでで、止めておく。)
「一人も置き去りにしない社会」を目指すのがSDGsのスローガン。
何年も前から、国連でも言われている。
どちらが正しいとかじゃなくて、
どちらが最優先とかじゃなくて、
制度の肯定派と廃止派とを分断して、争いを生みたいんじゃなくて、
互いが互いを嫌い合って、いがみ合いたいんじゃなくて、
自分の意見を否定されるとムカつくとかじゃなくって、
どうしたら、右を見ながら左も見れるんだろうってことなんじゃないかと。
受入企業側と労働者側とを同じ方向へと顔を向けさせて、
win4allを目指すことと、
予防派と事後ケア派もまた、同じ方へと顔を向け、
互いに握手して、新たな時代を切り開いていけないものかと、
ついつい、考えてしまう。
どちら側から見ていただいても構いませんが、
最後にダースベイダーは、ジェダイに協力して、大団円を迎える。
あえて「敵」という言葉を使えば、
「敵」をいかにして、味方につけて進めるかで、
争い自体を生み出さずにさえ済む。
どうしたら、アウフヘーベンできるんだろうって、
ついつい考えてしまいます。
誰もが感情のある人間ですが、
誰かを否定、批判し続けるのって、気分悪いじゃないですか…ねえ。
はたから見てる人も、聞いてる人たちも。
知らず知らずに、
自分のメンタルさえが、色相が濁っちゃう(大人気だったサイコパスより。笑)
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