テレワークで強制加速されたオンライン化の数々。
中でもテレワーク化、リモートワーク化によって、
動画でもできることが増え、
結果として、効率(時短)化と省コスト化の成果の旨味を味わってしまったからには、
経営者は間違いなくハンドリングを舵修正していく。
今日の件名について、
率直に答えをお伝えすると、
組合のHPに、組合説明の動画を載せておく。
また、受入説明webセミナーを定期的に開催する。
こういった、web戦略になってくることでしょう。
相手の立場に立って考えてください。
受入先は、何を求めているのか。
コストなのか、安定安心なのか。
組合としては、どの優先順位で組合運営しているのか。
誰がトップとしての責任者であって、
どういう方針で事業に取り組んでいるのか。
受入先が、どんなタイミングで、
どんなきっかけで、組合を探すのかを、
ちゃんと考えましょう。
もはや、この根幹の部分が八方美人でいては、
うまくは行きません。
むしろ、根幹は変わらずとも、
裾野へ行けば行くほど、
ある程度の振り幅は許されますので、
その辺りに、現実的なアソビ幅を織り込んでおく。
客寄せパンダではありませんが、
トップ自ら率先垂範できないようでは、
その組合もたかが知れています。
別に恥も外聞もなく、タレントかのように顔も姿も見せる必要はありません。
簡単なスライドを使って、音声だけでも人柄や信念への温度など、
肉感や質感が伝えることができれば良いワケです。
必要あらば、
現場で説明に赴く担当者の動画も必要です。
組合がどういう組合なのか。
担当者はどういう担当なのか。
別に長々は必要ありません。
5分、10分もあれば十分でしょう。
伺う前や、伺った後に、
少しでも想いや信念が伝われば。
困っている企業ほど、
どこかに良い組合はないものかと探しさまよっています。
ちゃんと理念や方針を説明していれば、
ちょろまかそうとか、交渉してできるだけ安くとか、
そういう企業を自然と敬遠させられる効果もあります。
営業担当に至っては、
ヤル気をどこにフォーカスしているのか、
どんなタイプの人間なのか、
多少の色合いを、ある程度客観的に伝えることができます。
…そう、ただ動画を上げておくだけでは、全く意味がありません。
コンテンツは戦略的かつ戦術的に、
上手に作り上げねば、逆効果にもなりかねません。
あ、無論、営業行為は法的に宜しくはないので、
その点からも、上手に説明せねばなりません。
姿カタチを隠して暗躍するブローカーには、
決してできないプロモーションです。
これ、士業の先生方にしても、
同様です。
受け入れを検討する側にしてみれば、
どの組合も、国際貢献、人財育成、両国の懸け橋…
美辞麗句が並び奉られていて、
全く違いがわかりません。
それでも、様々な事情で、
一定以上の受入先が確保できていなければ、
組合も技能実習事業も安定運営ができない現実があります。
まして、今や、今までの受入先も、
様々な社会的要因から、
安定受入が継続できなくなっていく先も
大なり小なり出てくることでしょう。
良い受入先となるよう育てていく。
その資質がある先を集めていく。
よりよい組合=監理団体へとドンドン進化していく。
現状維持では右肩下がり。
今までと同じことを繰り返している先に、
明るい未来はありません。
この流れが増えると、
どこもかしこも、また同じ美辞麗句しか歌わない組合ばかりになるかもしれません。
もしかしたら、
様々言語化したテキスト(文字や文章)であっても、
質量ともに十分、組合としてのテイストが伝わるようであれば、
動画を上げる必要もないのかもしれません。
ただ、動画や音声でなければ伝えられない質感もありますし、
そのほうが、理解や親近感が早く伝わるのも確かです。
経営者自身のチカラが問われています。
失敗や恥を恐れて、何にも動けない経営者も多いことでしょう。
こういう角度からも、ホンモノが問われているってことです。
こういう切り口からも、
できることはまだまだあるってことです。
戦略、戦術を上手に組み立てられるかは、
一職員にはできるはずもありませんし、
組合をどこかへ導く仕事こそ、理事会ないし、役職者の本来のすべき業務でしょう。
自ら放棄して、経営者でござい…とふんぞり返っている先は、
見事に落ちぶれていきます。
落ちぶれた後になっても、誰かの、どこかのせいにしていることでしょうね。
たぶん、こういう流れは、この業界を問わないのではと。
そして、良客とのマッチング力は、
益々必要不可欠になっていきます。
大手は体力にものを言わせて、横綱相撲ができますが、
中小零細は頭とスピードこそ命です。
多様性を生かしつつ、
頭脳労働に励みましょう。
結果は、後からついてきますから。
この業界では特に、
安近短は、誰もが求めてやまないながら、
実際には求めないことが多くなっているように思います。
ついでに、コンテンツの内容について、
明日、書いてみようと思います。
————————————————————–
適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
以下、無料メルマガのご案内からどうぞ。
なお、メールに不慣れな方の為に各SNSからの配信もご用意しています。
対象:受入企業側、業者側(国内、国外問わず)、士業など業界関係者
————————————————————–