今回の画像…もはや懐かしさすら感じますね。苦笑
久しぶりに送り出し機関について書いてみます。
余計なこと言うな!…そう怒られそうな気もしますが、
あえて言いましょう。
「送り出し管理費って値上げしないの?」
以前、お仲間内でお話してました。
「そういえば、送り出し管理費って、20年も前から5千円だったよね…」
おぉぅ…本当にそうですね。
20年も前なら、大変失礼ながら、
送り出し国側でも日本円での5千円は、それなりの貨幣価値が現地であったように思われます。
でもさ…
今の5千円って、めっちゃ安く感じてませんか?
正直、それでやってけるのかなって。
コロナ過で体力を失い、
資金も底をつきて撤退したり、職員解雇してた送り出し先も多いコトでしょう。
日本側もまた、受入先も監理団体も、体力なんてろくに残ってない先は少なくない。
そこへ輪をかけて毎年の賃上げが進み、
今では賃上げしない受入先は淘汰されざるを得ないほどに。
そんな日本側の事情を理解できると、
送り出し側も、そう簡単に、
「スミマセン、食ってけないんで、1万円にしてもらえませんか?」
「円安と経済格差の縮小とで、私達も生きてやってけないんですよ…」
そういう先が出てきてもおかしくないハズなんだけどな。
あ、ついでに監理団体もまた、賃上げの空気は感じていて、
職員の給与を上げてあげるためにも、
受入先へ、監理費の値上げも推し進めている先だってあるんじゃないかな。
研修センターをやってるお仲間の方も、
特定技能移行が増えると技能実習生の入国そのものも減るから、
経営は厳しい…なんてボヤいてましたね。
コロナも明けたからと、儲かると勘違いしている情報弱者の新規参入先は、
悪意があってもなくても、マトモに入国後法定講習の指導ができないんじゃないかな。
(ひどい先は、一カ月預かれば良いだけだと思ってるでしょうから)
さてさて、年度替わりの春の足音が聞こえてきつつある中、
またぞろ動きが出てくるのかもしれません。
当然ながら、年々、監理団体や登録支援機関の役割は、
その重要性を増していきます。
そういえば、先日、入管法もまた国会提出されたようですし。
まだまだ5年…へたすると10年スパンで変化し続けていくこの業界。
ふるいに落とされないよう、収益面でも強化していきましょう。
追伸、
それこそついていけない監理団体もあるから、
M&A的な動きもまた、水面下で進んでいるのでしょうね。
実習生何人いて何年残ってるから、いくらの価値が…なんて計算してるんだろうな。
わからんではないけど、それでやっていけるとも限らずに。
経営者はともかくも、一職員の方は、
パラシュート的な避難出口を自分で準備しておくと良いかもですね。
いつ自身の身に降りかかってくることか、わかりませんから。
————————————————————–
*こんな私から様々な企画、案内が届きます。
フツー、一般的には流れない案内ばかりなので、オモロイっすよ。
メルマガ登録はコチラ。
自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
————————————————————–